2019年1月27日にシンガポールでJapan Career Talkが開催され、株式会社エナジャイズと共催し、アセナビメンバーが運営を行ってきました。
Japan Career Talkとは、東南アジアに長期滞在する日本人学生と、企業を繋ぐ就活イベントです。就活イベントは山ほどありますが、シンガポールで行う意味とは?また、どんな特徴があるのでしょうか?Japan Career Talkに潜入してきました!
東南アジアにいる日本人学生に、就活へのアクセスを
Japan Career Talk(以下略:JCT)は、アセナビと株式会社エナジャイズの共催で、2017年から3年連続で開催している就活イベントです。
株式会社エナジャイズは、シンガポールで東南アジアの学生対象のキャリアイベントASEAN CAREER FAIR with JAPAN(以下略:ACF)も2013年から開催しています。ACFとJCTは連日で行われ、アセアンで活躍する現地学生と日本人学生のキャリア支援を行なっています。
(株式会社エナジャイズ代表、尾崎太朗氏の記事はこちら)
そもそも、東南アジアにはアメリカやイギリスに比べて、日本人学生向けの就活イベントがあまりありませんでした。ただでさえ日本にいる学生に比べて留学生は就活に出遅れてしまう心配があるのに、東南アジアではなおさら就活イベントを見つけるのが難しい。「東南アジアで学ぶ日本人学生に就活へのアクセスを作りたい!」と、JCTを立ち上げました。
対象は、東南アジアに滞在する日本人留学生またはインターン生。卒業年に指定はないので、キャリア選択に興味のある学生たちが集まっています。
参加企業は、東南アジアでのユニークな経験をした学生を求めている企業です。2019年1月のJCTでは、以下のさまざまな業界の7社が集まりました。
第一生命保険株式会社
Deloitte Consulting South East Asia
富士通株式会社
株式会社構造計画研究所
日本通運株式会社
株式会社NTTデータ
楽天モバイルネットワーク株式会社
企業の方々とじっくり交流を深められるプログラム
2019年1月27日のイベント当日には、なんとシンガポール・マレーシア・タイの3カ国から約40名の学生が集結!
就活が本格化している20卒の学生だけではなく、早くからキャリアについて考える2~3年生も共に説明会に臨みました。
ー当日のプログラム
-経験者による新卒海外就職についての講演(アセナビOB・長田)
-グループワーク
-参加7企業のプレゼン
-トークセッション(7社×20分)
-インフォーマルセッション
ー新卒シンガポール就職についての講演
元アセナビメンバーでありJCT発案者、そして外資系企業のシンガポール支社に新卒入社を果たした、長田壮哉さんによる講演です。
彼は大学在学中にシンガポール国立大学へ留学し、シンガポールの魅力に取り憑かれたことからシンガポール就職を決意しました。
そんな彼による、東南アジアで活躍する参加学生に向けた海外就職についての講演です。
長田さんの講演を一部抜粋します。
長田 「日本にいても地方に住む人は東京に比べてアクセスが悪いのだから、シンガポールにいても、地方にいてもそんなに変わらない。むしろシンガポールには日本企業のみならず、多国籍企業が密集しているのだから、日本人でも日本人以外にも調べて見つけたすごい人にすぐ会える可能性が高いことを活用するべし。」
「自分の得意なフィールドを見極めるための、自己分析が重要。僕が志望した会社は日本語スピーカーを求めていた。日本では日本語を話せることは当たり前だけど、シンガポールでは武器になる。場所や角度を変えたら必要なスキルや自分の強みも変わるという良い例だと思う。」
新卒でシンガポールに就職した彼ならではの、熱い話が聞けました。
視点を変えれば、海外滞在中の就職活動も不利ではなくなるのですね。
ー距離が近い企業との交流
個人やグループでJCTでの目的や聞きたいことを整理し、いよいよ企業とのセッション開始です。
まず最初に、全ての企業が自社についてのプレゼンを行いました。学生は各企業の事業内容や、なぜ東南アジアで活躍した学生を求めているのか、について理解を深めます。
7社全てのプレゼンを聞いた後、グループに分かれてのセッションです。
比率は、社員2:学生5という距離の近さ。
これほど少人数のグループで企業の方々とお話できる機会は滅多にありませんよね。
20分という時間をどう使うかは自由。企業側からフレンドリーに学生に質問をしているグループや、チームワークを発揮してそれぞれが聞く質問内容を決め、セッションに臨むグループもありました。
イベント開始時は初対面の学生、慣れない企業の方々との交流ということで静かな雰囲気が漂っていましたが、セッションを重ねるうちに打ち解けて賑やかに。
企業の方に積極的に質問したり、企業の方々も熱心に参加学生の話を聞いていたりと、活気づいた雰囲気が印象的でした。話がはずみ、後日選考の案内や内定をもらった学生もいたのだとか。
日本の就活イベントでは、大企業の方とこれほど身近に話せる機会はそうそうありません。20分間じっくりと企業の方々と交流を深めることができるのは、JCTの大きな特徴ですね。
インフォーマルセッションでは、ご飯を食べながらよりくだけた雰囲気の中での交流が行われました。
人事の方とだけではなく、学生同士でも情報交換や交流が行われ、和気藹々とした空間でした。
2019年で第3回目のJapan Career Talk。3カ国から学生が、そして7社の企業が参加し、大成功となりました!
参加した学生の声
参加した学生による、JCTの感想を紹介します。
国立シンガポール大学に留学中・3年生
「JCTが初めて参加した企業説明会でした。気軽に参加できたし、就職活動の雰囲気がわかりました。」
シンガポール経営大学に留学中・3年生
「シンガポールではこのような就活イベントが全くなくて困っていたので、助かりました。」
南洋理工大学に留学中・2年生
「7社全ての企業とのセッションがあったのが印象的でした。何か1つのイメージが強い企業が、他分野で面白いプロジェクトを持っていたなど、新しい発見が多かったです。」
シンガポールの人材開発コンサルティング会社でインターン・3年生
「人事との距離が近かったので、就活に関することからプライベートのことまでなんでも聞けました。そのような機会は初めてだったので、率直な話を聞けて良かったです。」
南洋理工大学に留学中・3年生
「業界が多様で、自分からは聞きに行かない企業の話を聞けて良かったです。異業種が集まっているので、人事の人からその会社の雰囲気がわかりました。」
就活を控えた日本人留学生にとって、シンガポールでの就活イベントは、貴重な機会だったようです。このようなイベントがあると、帰国後の就活を心配せずに東南アジアでの活動に集中できますね。
東南アジアに滞在していても就活はできる
・シンガポールでは珍しい、日本人学生向けの就活イベント
・企業との距離が近く、気軽に話を聞ける
・同じ東南アジアで頑張る学生との交流
という、3つの特徴をJCTが持っているとわかりました。
東南アジアにいても、情報に敏感になることで就活のチャンスを得られます。せっかくの留学やインターン生活。「就活に出遅れないか」と心配せずに、好きなことに思いっきり取り組みたいですよね。
アセナビが掲げる「東南アジアで働くを近くする」ため、これからもJCTは東南アジアで活躍する学生たちを応援していきます!
編集後記
運営メンバーの1人として、JCTに参加してきました。私は就職活動が終わっているのですが、こんなに企業と近い距離で話せるJCTは羨ましいかぎりです。セッションを重ねるにつれて、温まっていく会場の雰囲気が印象的でした。学生として参加したかった!
私も実際に友達から「帰国後の就活が心配」という声を聞いたことがあるので、このイベントがより多くの東南アジアインターン・留学生の不安を解消していけたら、と思います。気軽に東南アジアでの留学やインターンを、選択できる環境になりますように!