【イベントレポート】東南アジア最大級のキャリアイベント ASEAN CAREER FAIR with JAPAN2019

 

「”ASEANで働く”を近くする」をミッションとし、実現に向けて日々ウェブメディアを中心に活動しているアセナビですが、実はイベント運営も行っています。その中のひとつがACF( ASEAN CAREER FAIRwith JAPAN)です。これは「日本人が東南アジアで働く」を近くにするだけでなく、「東南アジアの人が日本で働くも近くにしたい」という想いのもと、2016年から株式会社Energizeとアセナビ が共催しているイベントです。ACF自体は2013年から開催されており、今回で第7回目となりました。その様子をレポートしたいと思います。

 

ACF( ASEAN CAREER FAIR with JAPAN)とは

 近年、東南アジアを中心に海外進出する日系企業が増えてきました。そこで優秀な東南アジアの学生に出会いたい企業と日本で働くことを志すエリート大学生が出会えるキャリアイベントがACFです。

 今年はシンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、カンボジアなどにある一流大学の学生を中心に書類選考を行い、予選を通過した643人の学生がACFに参加しました。

 参加企業は日本を代表する大手優良企業、全19社が出展しました。

【参加企業】

・AGC Group

・Angel Singapore Pte Ltd.

・Dai-ichi Life Holdings, Inc.

・Daikin Group

・Deloitte Consulting Southeast Asia

・FUJITSU LIMITED

・Fujii Corporation Co., Ltd.

・KOZO KEIKAKU ENGINEERING Inc.

・Mitsubishi Electric Corporation Himeji Works

・NIPPON EXPRESS CO.,LTD.

・NTT DATA

・Oyanagi Construction Inc.

・Panasonic Asia Pacific

・PENTA-OCEAN CONSTRUCTION CO., LTD.

・Rakuten Mobile Network, Inc.

・SHOWA SHELL SEKIYU K. K.

・SQUARE ENIX CO., LTD.

・YAMATO TRANSPORT(S) PTE. LTD. & YAMATO ASIA PTE. LTD & YAMATO GLOBAL LOGISTICS JAPAN CO., LTD.

・Yamatsu Suisan Co. Ltd.

 

イベントの様子

 

会場はシンガポールにあるSINGAPORE EXPO。

かなり大きくて豪華な会場でした。

日系企業に出会えることが待ちきれないのか、受付時間よりも早くから多くの学生が会場に到着していました。

受付が終了した学生は「いつになったら入れますか?」とワクワクしてイベントが待てない様子でした。

まずは各企業から一言宣伝タイム。

日本人だけで来ている企業もあれば、実際に働いている東南アジア出身の社員を連れてきている企業もありました。

そして、ようやく各企業のブースがオープンしました。

自分から積極的に企業の人に話しかけている学生がほとんど。

基本的に英語を使ってコミュニケーションをとっていましたが、中には勉強中の日本語を頑張って使いながら話している学生も見うけられました。

日本の就活イベントではみられないぐらい学生の姿勢がとても前のめりでした。

また、会場には面接ブースが設けられており、その場で面接を受ける学生も多くいました。

面接前に地べたに座って履歴書を記入する学生も見うけられました。

お昼は豪華なビュッフェが用意されていました。

インスタグラムのボードもあり、学生は記念にたくさん写真を撮っていました。

イベントを共催したアセナビメンバーも記念に1枚。日本から駆けつけたメンバーとシンガポールに留学中のメンバーが集まりました。

 

参加者の声

何人かの学生とイベントの参加の動機や、夢を伺いました。

その一部の学生の声を紹介します。

(インドネシア男子学生)

今まで自分が知らなかった日系企業に出会えて、思っていたより日本で働くチャンスがあることを知りました。面接の結果はまだわかりませんが、いつか日本で働くという夢を叶えたいです。

(ベトナム女子学生)

私は日本のアニメが好きで、日本語をずっと勉強しています。スタディーツアーで日本に行ったこともあり、ずっと日本で働きたいと思っています。今回は4社も面接を受けさせてもらえたので、合格できていたら嬉しいです。

(マレーシア女子学生)

私は化粧品会社で働きたいと思っています。大学在学中にイギリスに留学していたこともあり、英語を使って仕事がしたい想いもある一方で、日本に文化にもとても憧れているため、迷っています。しかし、今回ACFに参加してみて、化粧品会社以外の業界にも惹かれたので、今後日本で働くことについてもっと真剣に考えるきっかけになりました。

(カンボジア 学生)

私は自分の国に貢献するために、起業したいと思っています。そのために、日本で働いて多くの技術を学び、その知識と経験を活かしてゆくゆくは母国で起業することが夢です。こんなに多くの日系企業に出会たことで夢に一歩近づけたような気持ちです。主催者には本当に感謝しています。

 

編集後記

東南アジアの学生は将来に対してものすごく前向きで、明るい夢をもっていました。

一日本人として日本で働きたいと思っている学生が多くて嬉しく感じましたし、彼らからとても感化されました。

しかし、東南アジアの学生と話していると「ACFを通して今まで知らなかった日系企業に出会えて良かった」という声が1番多かったので、日系企業の情報をたくさん得られているわけではないのではと感じました。

そんな東南アジアの学生に対して、ACFは新たなきっかけを得るイベントになったのではないかと思います。

これからもACFを通して新たなきっかけを踏み出す学生が増えたら嬉しいです。