「社会起業家 from Indonesia特集」おわります。

2017.03.26

大学生活の集大成として取り組んだ『未来は70億人の自分ごと 社会起業家 from Indonesia 特集』 を終えて、今思うこと。それは、「私は微力であって無力ではない」ということです。

 

特集の裏

まず初めにこの特集に関わってくださった全ての方にこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

アセナビとalternative project、Gakuvoが一緒になって、2016年8月から計画していたこの特集。なぜ、この特集をやりたいのか、どうすれば、読者の方に興味を持っていただけるのか、もがいていました。

さらには、2016年9月1日、東南アジアバックパック最終日にて、インタビュー内容が含まれている大事なレコードを盗まれ一度はこの企画をあきらめかけました。

でも、その時に頭に浮かんだのが、快くインタビューを受け入れてくださり、フランクに接してくださった社会起業家の皆様、alternative project及びGakuvo関係者の皆様、最後の最後までサポートしてくれた編集長を始めとするアセナビメンバー、特集を楽しみにしてくださっている方々でした。そして何より社会起業家の存在を日本に広めたいという私の想いがこの特集をやり抜く原動力となりました。

 

社会起業家の共通点

社会起業家の方にインタビューをする中で彼らに共通することがありました。「社会問題を自分ごととして考える」ということです。彼らの話を伺う中で、社会問題が身近にあることに気がついたのです。

日本の食料廃棄、子どもの貧困、自殺、育児介護、ホームレス、、、。世界には沢山の社会問題があるのと同じように、日本にも社会問題が多く存在しています。

だからと言って、将来が絶望なわけではありません。ピンチはチャンスなのですから。ビルゲイツも言っています。「世界は少しずつ、確実に、良くなっている」と。

 

70億人ができること

国連開発計画の中でSDGs(Sustainable Development Goals)が掲げられているように、これからは、「持続可能な社会」というキーワードのもと、会社の規模に関わらず、営利企業であっても、非営利組織であっても、私たち一人一人であっても、社会に貢献していくことが求められます。

70億人が小さなことから行動に移していくことがよりよい社会の実現に繋がるのです。他人を思いやる気持ち、いいと思ったことにはいいと言う。そのようなことから実践していくことが大切なんだと思います。

私はいよいよ4月から社会人として働きます。偉そうなことを書きつつ、まだ社会を変えることは何もしていません。これから、70億人分の1人として社会のためにたくさんインプットとアウトプットできるようにしていきます。

また、社会人というからには、2つのCSR,企業としての社会的責任(Corporate Social Responsibility)、市民としての社会的責任(Civil Social Responsibility)を果たしたいと思います。

 

アセナビメンバーは各々が強い想いを持ち活動しており、今後も、読者の方々に興味を持っていただけるような魅力的な記事をお届けしていきます。末永くよろしくお願いいたします!

それでは、社会起業家 from Indonesia特集 おわります。

 

※以下に特集の記事を最後まで載せていただきます。見逃した記事がある方、興味ある記事がある方、是非見てください!

 

扉記事 「社会起業家 from Indonesia 特集」はじめます。

 

第1弾 【社会起業家特集】Lupus患者と視覚障害者に希望の光を。Syamsi Dhuha Foundation, Eko氏, Dian氏

 

第2弾 【社会起業家特集】妊婦の半数が自宅出産をする村で女性支援活動。母なる織物の挑戦 Du’Anyam, Hanna氏

 

第3弾 【社会起業家特集】インドネシアで深刻化するごみ。問題解決に取り組む社会的企業Greenerationに迫る!

 

第4弾 【社会起業家特集】竹を使って職人の村を創る Amygdala Bamboo, Harry Anugrah Mawardi氏

 

第5弾 【社会起業家特集】遊びとコミュニティの融合が地域を活性化させる!KOMUNITAS HONG, Zaini Alif氏

 

第6弾 【社会起業家特集】インドネシアの木材の約70%は違法伐採。Telapakが地元住民とともに進める社会問題の解決法とは?

 

第7弾【社会起業家特集】インオーガニックの製品が作られるまでの物語を売る JAVARAオペレーションディレクター,Mohammad  Suprapto氏

 

第8弾【社会起業家特集】社会問題を解決することは自分自身の問題を解決すること eFishery, Gibran Huzaifah氏

 

第9弾【社会起業家特集】若者に希望と機会を。教育×マイクロファイナンスで自立支援をおこなう社会的企業、YCAB Foundationに迫る。

 

第10弾【社会起業家特集】これからの社会を担う若者が自分らしい生き方を選択できる社会を創る alternative project代表,徳住佳子氏




ABOUTこの記事をかいた人

井上良太

中央大学商学部経営学科卒業。大学2年の夏にカンボジアに訪れたことがきっかけでASEANや教育、国際協力に興味を抱くようになる。 3、4年次のゼミでは社会問題を事業で解決している社会的企業を専攻し、インドネシアの社会的企業とのネットワークを広げていた。 現在は株式会社パソナの社員として雇用を通じた社会貢献の方法を勉強中。 将来は国内外で社会的企業のプラットフォーム作りに関わりたいと考えている。