バンドンに行ったらまずココ!インドネシアのアジア・アフリカ会議博物館で60年前を想う。

2015.12.14

「アジア・アフリカ会議」「バンドン会議」

これらの言葉を、教科書やニュースで聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

今回は、アジアのつながりを一層強めたバンドン会議についてお話したいと思います!意外と知られていない小さな博物館は、どんなとこ?

 

歴史的な「アジア・アフリカ会議」の内容とは?

1955年にインドネシアの西ジャワ州バンドンにてアジア・アフリカの首相たちが29人集まりました。

インドネシアのスカルの大統領、中華人民共和国の周恩来首相、インドのネルー首相、そしてエジプトのナセル大統領が中心となり、第三世界のトップが集結。日本からは総理大臣ではなく官僚が参加していました。

1945年に終戦になった第二次世界大戦から約10年。その経験から今後あらゆる戦争・紛争等を国際憲章に従って平和的に解決することを誓った場です。領土・主権の尊重、相互不可侵内政不干渉、平和共存を基調にしてバンドン10原則が作られました(平和10原則とも呼ばれる)。

この会議で、アジア・アフリカ諸国に反帝国主義、反植民地主義を軸とした連帯感が生まれたこともまた事実です。

また2015年4月にバンドン会議60周年を記念して、首脳会議が開催。議会内容は開発や福祉、和平の推進に向けた途上国間の協力のあり方について話し合いが行われました。

日本からも安倍首相も参加。内容は首相官邸のホームページで見ることができます。

アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議における安倍内閣総理大臣スピーチ

当時会議が行われた場所は現在、博物館になっています。もちろん今でも大きな会議などで使用されることはありますが、普段は一般公開がされています。

(モハマッド・ハッタ初代副大統領)

アジア・アフリカ会議博物館の様子

こぢんまりとしていて、落ち着いた雰囲気があるこの博物館は、30分から1時間くらいで見てまわることができます。

中に入ると、アジア・アフリカ各国の国旗と代表者たちの蝋人形がお出迎え。写真を撮って、早く回りたいところですが、まず入り口にある受付で、名前と住所を書きます。英語のパンフッレットが用意されているのでここでもらうことをおすすめ。館内の説明はすべてインドネシア語です。

(アジア・アフリカ各国の国旗と代表者たちの蝋人形 前にいる人物はこのバンドン会議で議長を務めたスカルノ元大統領)

メインの博物館には、第二次世界大戦の様子を説明したパネルや、インドネシアの歴代の大統領について、バンドン会議参加した首相各国のプロフィール等が飾られていました。

ほかには、平和10原則を各国語で記載したボードやバンドンの記念コインも。ここでしか見られない、貴重な展示物を見ることができますよ!

画像3(平和10原則)

メインの博物館から出ると、今年開催されたバンドン会議60周年のモニュメントが飾られた廊下へ。ここから、当時バンドン会議が開催された会議室に行けます。

(会議室の様子)

ここには、アジア・アフリカ各国の国旗が描かれた平和の銅鑼(どら)が飾られていました。

最後に小さなお土産さんがあります。

バンドンのステッカーやマグカップ、Tシャツなどを購入できます。

TGAL

(お土産さんには、当時作られたバンドンのイメージレプリカが。"Thank Globally, Act Locally" 、現在にも活きる大切なキーワードですね!)

 

開館時間・アクセス

開館時間は以下のとおりです。

火曜日から木曜日:9時~17時
金曜日:14時~16時
土曜日、日曜日:9時~16時

*但し12時から13時は、お昼休みで入館できませんのでご注意を。
また月曜日と国民の祝日は休館日となっています。

 

住所:Museum Konperensi Asia-Afrika Jalan Asia-Afrika No.65 Bandung, Indonesia  

近くのバス停はAlun-alun(広場という意味)です。Alun-Alunからは歩いて5分くらいです。事前にバスの人に言っておけば、目の前で降ろしてくれるかもしれません。

alun-alun(Alun-Alunとモスク)

バンドンのMust Going Spot!

アジアアフリア博物館の周りには、Alun-Alunという人工芝できた大きな市民公園や、そのとなりにはバンドンで一番大きいモスクが徒歩5分以内の位置にあります。夜になるとライトアップされ、写真スポットとしても賑わい、一眼レフカメラを持った人も少なくありません。

また少し歩くとJalan Braga(ブラガ通り)というオランダ統治時代の建物が残るおしゃれな通りがあります。絵画が販売されていたり、骨董品屋さんがあったり。またモールやバーなど近代的な飲食店も多くあり、一日中楽しめます。

また、インドネシア人と一緒にPasar Baruにも行ってみてください。ここは、バンドン一の市場で、モダンな洋服からバティックまで様々なデザインの洋服や布を手に入れられます。

ぜひ、バンドンの市街地をお楽しみください!




ABOUTこの記事をかいた人

友寄 笑利

神田外語大学3年次在籍。インドネシア語を専攻して早3年、インドネシア語の発音のかわいさ、インドネシア人の温かい人柄に魅了され、インドネシアが大好きになってしまいました。2015年8月からインドネシアに渡航予定。