和歌山から東南アジアへ 〜なぜ大学2年生の春休みにバイトではなく、バックパック旅をしたのか〜

2017.04.03

初めまして、現在和歌山大学経済学部2年生の和田昂大です。1996年に和歌山県に生まれてから、ずっと20年間和歌山暮らしです。大学に入るまでは、ただ単に勉強をし、部活をするという学生生活を送っていました。いわゆるどこにでもいそうな学生から、東南アジアに一歩踏み出してみようと思ったキッカケがありました。

PCY2016(Peace Conference of Youth)に参加

大学の先生に紹介してもらって、PCY2016 (Peace Conference of Youth) というプログラムに参加しました。これは、国内学生メンバー24人と世界5大陸からの学生が15人程が集まって一緒に寝泊まりし、英語で水不足についてディスカッションして、アクションプランを作るというプログラムでした。

タイ、カンボジア、インドネシア、ベトナムからも学生が来ていて、初めて密接に東南アジアの方々と交流したのがこの時でした。彼らと一緒に活動しているうちに、東南アジアの人々の雰囲気や、文化の虜になり、一度行ってみたいと強く思うようになりました。

PCY 2016全日程終了後の集合写真

PCY2016で1000人の前で自分達のアクションプランをプレゼンテーションしました。

東南アジアバックパッカー中のもう一つのキッカケ

そして、遂に2017年の春休み、バックパッカーとして東南アジアを旅してきました。今まで出来た友人に会いに行きタイという衝動にかられ、出発しました(ここ笑うところですよ!)。

1番印象に残っているのは、インドネシア・ジョグジャカルタでの出来事でした。ジョグジャカルタで待ってくれていた友達は、全員で15人で、ローカルな所に連れってくれたり家庭料理などを食べさせてもらったり、とても温かくもてなしてくれました。

マリオボロ通りの撮影スポットにて記念撮影

3日間、ジョグジャカルタで滞在したのですが、食事代は0ルピアでした。

「え、ん?どういうこと?」と思った方、もう少しお待ちください(笑)。

屋台や店でご飯を食べた後、彼らは「先払っておくから、家に戻って計算した後、コウダイ払ってね」と言われ、家へ帰ります。家に着いてお金を払おうとすると、彼らは「いくらか忘れたし領収書もないし、払わなくて大丈夫だよ」と言うのです。

「これはさすがに申し訳ない!」と思った私は、どうにかしてお金を返そうとしたのですが、一向にお金を受け取ってくれませんでした。これが3日間続き、最後まで結局払えませんでした。

ずっと気になっていたこの質問「なぜそんなに客人をあたたかくもてなすのか」という質問をぶつけてみたところ、「これは私たちの文化なんだ」という返事が返ってきました。この返事は、ずっと頭の中に残っています。

この返事って、私たち日本人でも出来ると思います。ただ、私の先入観ですが、インドネシア人の彼らが、そこまでおもてなしをしてくれるなんて思っていませんでした。その為、この出来事のおかげで、彼らに対する先入観を捨てることが出来ました

アセナビで活動をしたいと思うようになった理由

日本に帰国してから、たまたま見つけたのが「アセナビ」でした。記事を沢山見ていると、「ここには、東南アジアに興味があったり、働きたいと思っている人がいっぱいいるんだ!ここでいろんな活動をすれば、今まで会ったことのない人に会える機会があったり、将来自分のしたいことが見つかるのではないか。」と直感的に思いました。

そして、もっとASEANのことを知っていき、イメージを変えていきたいと思います。これは、自分だけでなく、「東南アジアは汚くて、治安が悪い」という先入観を持つ人をできるだけ少なくして、魅力に気づいてもらうことが目標です。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

ペトロナス・ツインタワーと記念撮影