相互インタビュー記事第4弾!今回アセナビメンバーの和田(わだこー)が、同じくメンバーの石川麗奈(以下れいなちゃん)を取材しました。3年間、大学のボランティアサークルで、ティーチング活動を経験。そしてアセナビに参加してもうすぐ2年が経過しようとしている、れいなちゃんはどのような事を経験してきたのか、またアセナビに対しての想いも聞くことができました。
《プロフィール|石川麗奈》
上智大学外国語学部英語学科4年生在学中。小学校では、ピアノ。中学校、高校では吹奏楽部に所属。2015年8月初めての東南アジア、カンボジアへ。そこから3年間、大学のボランティアサークルで、ティーチング活動を経験。
その後東南アジアの虜に。ASEAN制覇まで残り1国。
2019年卒業し、人材系の会社へ就職予定。
東南アジアとか関わり続けた学生生活
ーいきなりなのですが、誕生日がASEAN発足日と一緒と聞いたのですが、そんな偶然ありますか?
そうなんです!誕生日が8月8日なのですが、アセナビに入ってからASEAN発足日だと知ってびっくりしました。現在、社会人のMr.アセアンこと長田先輩も誕生日が同じで笑。生まれる前から東南アジアと関わる運命だったのかも。
(出典)ASEAN HPより
ー本当に信じられないくらい偶然ですね。ところで最近は何をして学生生活を過ごしていますか?
大学の卒論を書き終わったり、内定先でのインターンシップを頑張っています。卒論は東南アジア大好きと言ってるくせにイギリス文化研究です(笑)
そして今年の夏休みは、カンボジア・ミャンマー・シンガポール・ブルネイ・マレーシアの5カ国に行ってきました。カンボジアでは去年まで大学のボランティア活動で教えていた生徒達と再会のため、他の4カ国では東南アジア制覇のために、一人旅をしました。また、この旅中に2人の方にインタビューも行わせていただきました。
今回、東南アジアでは自分が感動するものだったり、大切にしたいものを改めて思い出せました。派手な観光地よりも、日常に溶け込んだような場所だったり、自然を感じられる場所が落ち着くし、好きだなあって。
ー素朴な質問なのですが、今まで行った東南アジアの中でどこが一番気に入りましたか?
「これをするならここが一番いいな」という感じで見ているので、決められないです(笑)でも移住したいと思うのはインドネシアのバリ島のウブドですね。街中が緑に囲まれてて、歩くと花が落ちていたり、アートも有名なので美術館がたくさんあったり、バリ・ヒンドゥーの神秘的な雰囲気だったり、かつコワーキングスペースもたくさんあるので世界中からノマドワーカーたちが集まっていたり。豊かな自然の中で自分自身のことも大切にしながら生きていけそうだなって思います。ウブドでは外でヨガをしたり、助産院に訪れたり、人生についての価値観が変わるほど印象的な旅だったんです。
ーまた2年前の自己紹介記事を書いている時はボランティアの活動中だったと思いますが、活動が終了して何か感じた事はありましたか?
いくらでも語れるのですが(笑)、いつ思い出しても、「あの時は輝いていたな」と思える時間でした!3年間も同じ学校で毎年夏にティーチングを行っていたので、「去年はその生徒が全然英語喋れなかったのに、今年は周りの友達の手助けをしてる!」みたいに生徒の成長を感じられたのはとても幸せでした。
学生ボランティアっていうと、自己満とか、何も助けにはならないんじゃないかとかいうイメージがありますよね。私もそこに不安を感じていたのですが、いざ生徒の笑顔を目の前にするとそんなことどうでもよくなるんです。もちろん責任を持って授業を行うので、「生徒の未来にどう繋げられるか」と考えることは必須です。だけどそれだけを考えて不安になって何も動けなくなるよりは、9日間しかない生徒と過ごす貴重な時間を、素敵な時間にしていこうと意識する方が大事だなって。
中高では吹奏楽を一生懸命やっていて、大学でもこんなに情熱を注げるものに出会えて良かったです。
ー何か最近ハマってるモノってありますか?
最近の趣味としては、小さいレトロな映画館に行くことにハマってます。
東京ってたくさんのミニシアターがあるんですけど、それぞれ個性的なんですよ。外観だったり、上映作品も最新作ばかりではなくて、昔の作品を再び上映していたり。「映画館で映画を見る」ってことだけでも特別感があるけれど、「今度はどこの映画で観ようかな」って考えるだけでワクワクします。
先日は、オールナイトでフランスの監督の作品を鑑賞するイベントに行ってきました!普段は見ないような、素敵な作品に出会えたので嬉しかったです。
素敵な仲間達をアセナビで見つけた
ーアセナビでどんな活動をしてきたのですか?
特にライターとして、「国際協力特集」や「女性特集」の中で記事を書いていました。ライターもインタビューも初体験だったのですが、先輩に教わりながら一緒に書いていきました。自分が話を聞いてみたいと思った人に、じっくり話を聞き、どう魅力を伝えていくか考えるのが楽しいです!
ー自分が書いた記事の中でおすすめはありますか?
「女性特集」の中で書いた木村希さんの記事です。
初めてマレーシアに着いた瞬間に運命を感じてマレーシアへの移住を決め、その後子育てをしながら様々な事業に関わっている方です。木村さんの、自分の感覚を信じて突き進んできたところに、驚きそして共感しました!起業家というと、「東南アジアはこれから発展していくから〜」など、自分の感情とは別のところで動いているイメージがあったんです。なんだか複雑なイメージ。でも木村さんの、最初の感覚でマレーシアと決めて覚悟を持ってその地で名を残していきたい、というところに「自分の気持ちを信じていいんだな」と励まされました。
ーアセナビに入って良かったと思うことはありますか?
自分の行動力が上がったこと、そしてなんでもやっていいんだなと思わせてくれる仲間を持てたことです!
山梨の山奥で育って、1人で町の外に出れないくらいだったのに、気づいたら東南アジアで一人旅ができるようになってました(笑)「東南アジアが大好き」「もっと多くの人の話を聞いてみたい」っていう単純な気持ちが元だったんですけど、アセナビにいるとそういう想いで動いている人がたくさんいるので、「私もなにかしたい!」「学生で時間も元気もあるしなんでもできるかも」って思えるんです。みんな東南アジアが大好きだからこそ、私にしか感じられないところはなんだろう、と考えるようになりました。
ー残り期間、アセナビでしてみたい活動はありますか?
東南アジアにもっと興味を持ってもらうために、魅力的な旅行記事などを書いていきたいです!最近、タイやベトナムに旅行している友達をたくさん見ることができて嬉しい。だけどミャンマー・ラオス・ブルネイなど、日本だとあまり情報が少ない国にも素敵な場所がたくさんあるので、もっと知ってほしいですね。
あとは、長期滞在者がたくさんいるアセナビだからこそ伝えられる、新鮮で信頼度が高い情報があると思うので、それを発信していきたいです。
自分の「好き」に正直に生きられる世界を作りたい
ー将来について聞かせてください。
海外で仕事がしたいです!就活の軸でも、1番大切にしていたのは「海外で立ち上げができるか」でした。東南アジアかヨーロッパで暮らしてみたいという気持ちはありますが、場所にこだわりはありません。長期的な留学をしたことがないので、知らない土地にぽんっと置かれて適応していく、っていうのをやってみたいんですよね。もしかしてその後、「やっぱり日本がいい」ってなるかもしれない。だけど知らない場所に住んで、そこの人々の悩みを解決して、というのにとにかく挑戦してみたいです。
ーこれからも、大事にしていきたいことはありますか?
自分の「好き」に正直に生きられる世界を作りたいと思っています。今までの私の人生の中でも、「好き」っていう気持ちを忘れた時に失敗したなっていうのがあったり、好きなものに取り組んでる時のエネルギーってすごいなって思うんですよね。
就職活動で、「好きな気持ち」を押し殺すってすごい苦しいなって感じたんです。幸い私は自分の好きなことについて話して、それを聞いてくれるような会社を受けてたんですけど、そうではない人も見たりして。どんな人も自分の好きなことについて語れるような社会にしていきたいです。
ー最後にメッセージをお願いします
アセナビは「東南アジアに興味がある」「学生時代になんかやっておきたい」という人に、ぴったりだと思います!!私も単純に「東南アジアが好きだし、もっと深く関わってみたい」という気持ちで入ったけど、仲間のおかげでここまで活動することができました。学生だからこそ、後先考えず自分の気持ちに正直に動いてみてもいいのではないでしょうか。わたしたちがサポートします!
12月22日にあるアセナビのイベントでも、登壇者として参加します。そこで、もっと私の考えとかを話すことができればいいなと思っています。お会いできること、楽しみにしてます〜!
編集後記
インタビューをしていてアセナビ、そしてメンバーのことが大好きということが伝わってきました。また将来のなりたい姿を話す姿は、非常に印象的で夢に向かって突っ走ることができるエネルギッシュな、れいなちゃんを見ることができました。
インタビューアー(わだこー)の相互記事も、こちらから読むことができます。https://asenavi.com/archives/19555