【主催イベント】「ASEAN留学生とASEANで『働く』を考えよう」を開催しました!

2016.04.25

こんにちは!アセナビライターの茂木です。
3月19日、高田馬場にてアセナビ主催イベント、「ASEAN留学生とASEANで『働く』を考えよう!」が開催されました。
“ただの交流会”ではなくこの機会を通してASEANへ一歩踏み出してもらいたい。
そんな想いから始動したこのイベントは、当日の天気予報を覆し、快晴の中行われました。
3部構成で行われましたが、内容はどういったものだったのでしょうか?


第1部! 現地就職経験者によるスピーチ!

アセナビイベント写真1
まず第1部ではリクルートベトナム法人で現地就職を経験したゲストの方に登壇して頂きました。
世界一周旅行の経験から海外で働く想いが芽生えたと話す同氏、ベトナムを選んだ理由は、単純にやりたいと思った業界で働くことができたから。
「やりたいことをやればいい」、これを人生の軸に掲げていらっしゃり、海外で働きたいという強い想いがあれば、まず行ってみることが重要であると話します。
そして、現地での生活や働くという実態を知るためには、短期でもインターンはすごく意義があるとのこと。参加者のみなさんは、真剣な表情で耳を傾けていました。
確かに、頭で考えているより現地で実際に感じてみることは大切ですね。百聞は一見に如かずとはこのことです。経験者による納得の説得力だと思いました。
アセナビイベント写真2
さて、スピーチの後は質問タイムが始まります。みなさんの気になる質問をぶつけてもらいましょう。(以下抜粋)

Q:ベトナムで働いてみて大変だったことはありますか?
A:日本で働きだして直面する苦労と大差ないと思います。ベトナムだから辛かったということは特にありませんでした。その国が好きなら生活面でも苦労することはないと思います。

Q:海外就職までのプロセス教えて頂けますか。
A:はい。就職までのプロセスは日本とほとんど同じですね。
基本的に海外就職では面接などを全てセッティングしてくれる転職エージェントを通すことになります。インターネットで海外就職と検索し、人材紹介会社にアクセスすることから始まり、その後、人材紹介会社の方と面接をし求人を紹介してもらいます。
その求人を受ける場合に履歴書、職務経歴書、英文履歴書を送ることができます。そこを通過すれば、二回面接を受け内定に至ります。直接面接が多いですが、スカイプ面接などもありますよ。

Q:現地企業にとって雇用するメリットはあったのですか?
A:日本人だからですね。日本企業向けに営業して欲しいので結構日本人が欲しいという声があるんですよ。日本人の皆さんはたくさん仕事がもらえると思いますよ。

参加者の皆様は現地就職の生の声に興味があったようです。現地就職の生活、業務、就職へのプロセスまで皆様の疑問は晴れたのではないのでしょうか。


第2部! ASEAN留学生とのディスカッション!

さて、ゲストスピーチの後はいよいよ留学生との対面!今回はASEAN各国から10名以上の留学生が来てくれました!
アセナビイベント3
グループに分かれて行われた第2部では、ASAEAN留学生も国ごとに分かれて合流し、「ASEANで働くと日本で働くの違い」というテーマでディスカッションを行います。
写真4 from vacs 
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各チーム「働くの違い」を見つけられたようです。それでは、いくつかのチームを見ていきましょう。

フィリピンチーム

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日本では近年、女性の働く環境が作られてきていると言われていますが、まだまだだという女性目線の意見が得られました。それに対してフィリピンでは女性が表立って働いていることが多いという違いが挙げられます。
また、フィリピンでは残業が少なく、家族との時間を大事にするという文化があります。このような国だからこそ愛があり情熱があり、陽気な国が出来上がるのではないかと思いました。


ベトナムチーム

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ベトナム人の方からの意見で「日本の就職活動はめんどうくさい」という意見が出ました。ベトナムでは、日本のように面接を複数回行ったり、グループディスカッションなどおこなったりせず、応募をしたらすぐに面接を受け、採用が決まることが多いようです。 


インドネシアチーム

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日本とインドネシアでは、仕事に対しての責任の考え方が違うという意見が出ました。日本では仕事に対し責任を持ちすぎてしまって残業を多くしてしまうというのがありますが、インドネシアでは優先度が家族の方が高く残業をしません。
さらに各一般家庭でのWiFi環境が整っていないので家でもあまり働けないようです。
ASEAN各国の働くの違い、また同じような主張も飛び出したり、留学生を交えることでより活発なディスカッションでした!


第3部! フリータイム&交流タイム

イベントもいよいよ最終部、交流タイムに入ります。すでにディスカッションも終えているので、お互いの仲も深まっていました!
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みなさん、思い思いのASEANトークに話題が尽きません。
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ASEAN各国の留学生と話せる機会があるのはこのイベントの醍醐味!留学生にとっても、プライベートで日本人の友人ができるのは良いことだと思います。
交流タイムの終わりには、お互いのSNSを教えあう様子などがありました。
こういった出会いは素敵ですね!

さいごに

お越しくださった参加様の方々、そして共同主催者である株式会社VACS international様のご協力を頂き、無事にイベントを成功させることができました。ありがとうございます!
私自身ASEANで働きたいという想いを持ち、このイベントの運営に携わりました。その中で、働くの違いについて考えることによってその国の良い点、悪い点を知ることができたと思います。なぜ働きたいのか、その再確認をすることでASEANへの一歩となる気がしました。
そして、今回のイベントではディスカッションを通し「働くの違い」について意見を出していきましたが、その答えは一つとは限りません。働くことに対する感じ方は人それぞれあり同じではない。ゲストスピーチにもありましたが、短期であれインターン等を行い、実際に感じてみることでしか分からないことがあるかもしれません。
アセナビでは、そのようなインターンやASEAN就職に関する情報を発信していきます。またイベント開催なども精力的に行っていく予定です。
「ASEANで働くを近くする」機会を皆様により多く持って頂けるように努力していきますので、これからもよろしくお願いします!

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