2016.02.13
こんにちは竹原です。(@asenavi_wataru)
凍てつく寒さも峠を越えてきましたね!2/14は最高気温が20度強まで行くそうです…。
さてさて、先週お伝えした通り、我らがアセナビメンバーが続々と海外へ飛び立っています!そんな中、Mr.ASEANこと長田壮哉が、シンガポールで行われたASEAN CAREER FAIR with JAPAN IN SINGAPORE 2016(ACF2016)に潜入取材してきました!
日本企業で働きたいASEANの学生全員集合!ASEAN CAREER FAIR with JAPAN IN SINGAPORE 2016に潜入調査!
このACF2016開催の趣旨は、ASEANの人にとって “日本企業で働く”を近くするために行われた、日本企業とASEANの学生をマッチングさせるというもので、日本から名だたる企業が参加しています。
そもそも、日本人がASEANで働こうと思えば、大卒で少し英語ができれば現地語ができなくてもやる気と覚悟さえあれば、そう難しくありません。一方で、ASEANの人が日本で働こうと思っても、まず日本語が話せて、高度な専門知識を持っているといったかなり高いハードルがあるという事実があります。
また、日本語が話せて、高度な専門知識を持つために、多大な学資が必要であることも事実。このように、日本とASEANには「就労機会格差」というものが存在するんですね。
いずれにせよ、ACF2016のようなフォーラムがたくさんでき、日本企業がアジア人材を受け入れられる体制が整えば、働くという観点で日本とアジアのボーダーレス化が実質的に進むのではないかと思います。
それが、「就労機会格差」をなくし、「フラット化した労働市場を創出」するために必要不可欠なことなんだと思います!
さて、前置きが長くなりましたが、今週のピックアップニューススタートです!
過去には外国人観光客も被害に
Photo from conifer conifer on flickr
今回は訃報から。「インドネシア中部ジャワ(Java)島で密造酒を飲んだ20人超が死亡」しました。
犠牲になった方々は大半が学生で、スレマン(Sleman)市在住のとある夫婦から自家製のお酒を購入。その後次々に死者が確認されました。
過去にも外国人が密造酒を飲んで死亡したニュースもあります。そしてその時に飲まれた密造酒は、驚くことに飲料用ではないメタノール含有のメチルアルコールが含まれていました。
インドネシアは飲酒を禁止するイスラム教徒が大半を占める国。アルコール飲料が手に入りづらいなかで、どうしてこのような事件が起こってしまったのでしょうか。
今回も同様のケースであるかはまだ定かではありませんが、観光でいかれる方は特に気を付けてください。
引き続きアジアではデング熱にも注意を!
マレーシア政府、ジカ熱が注目を集める中、既に死者が確認されているデング熱に警戒 マレーシアニュース
Photo from coniferconifer on flickr
現在、特定種の蚊を媒介とするジカ熱がブラジルなどの南米で流行しています。
いまのところ、東南アジアで大きな被害とはなっておりませんが、気候も南米と類似している東南アジアも予断を許されない状態でしょう。
一方で、今回のニュースは日本でも流行し話題となったデング熱に関するニュース。「マレーシア保健省は、デング熱の脅威にも警戒を強めていると、3日の記者会見で発表し」たとのことです。
デング熱も蚊を媒介とする熱で、代々木公園付近で発症が確認されましたよね。
発症すると突然の高熱や頭痛などの症状が出ます。そして、発疹が出現し手足や顔に広がり症状は1週間ほどで回復しするようです。
私がカンボジアでインターンを行っていた時も、日本人の友人が帰国直前で発症しました。そして私自身もデング熱にかからないために、万全の態勢で臨みました。
やはり蚊に刺されないことが第一ということで、日本から大量の虫よけシートを持っていきましたね!ただ一日効果が続くわけではないので、1日2回ほど汗を拭きとるついでに使いました。
とはいえ、万全を期しても蚊に刺されてしまうことはありますよね。
そうなると日ごろからいかに免疫力を付けるかという問題になります。よく現地で駐在されていた日本人の方々からは、「デングは割と体が弱っているときにかかっちゃうから、日ごろから免疫力はつけときな!」ともご教授されました。
死に至るケースはそこまで多くはないものの、特に現地で発症すると体力も奪われるし、日本と同様の処置が受けられないということで不安になりますよね。
デング熱には本当にお気を付けください!
TPPとAECの波に乗れ!
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「日本政府はTPPが大筋合意したことにより、海外への日本産農作物の輸出を促進するための施策を検討している」なかで、「在インドネシア大使館では、日本大使がアムラン・スライマン農業大臣(Amran Sulaiman)に表敬訪問を実施し、農業分野での協力方法を検討する会談を実施したことを発表」しました。
日本政府は、TPPを皮切りに「守りの農業」から「攻めの農業」に方針転換を図っております。今回はその農業分野に関する会談が行われました。
インドネシアはまだTPPに参加していないものの、参加には意欲的な姿勢を見せており、日本からの投資についても期待をのぞかせました。
一方で日本側も、投資のためには外資に対する配慮を要請しました。
過去に、日本と中国の高速鉄道受注合戦で物議を醸したインドネシア。しかし、これからはTPPとAEC発足によって、インドネシア含め環太平洋とASEANの貿易は、農業に限らず爆発的に増えることが期待されます。
日本側としては約2億5千万の人口のインドネシアは大きなチャンスですから、引き続き投資を、そしてインドネシアに対しては、本当の意味で外資に対するフェアな対応を期待したいところです。
いかがでしたでしょうか!
今回のニュースは以上になります!
ではまた来週!!
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