ローカルに入り込む!インドネシアと暮らす【日本語パートナーズのリアル①】

「日本語パートナーズ」をご存知でしょうか。日本語教師のアシスタントとして、アジアの色々な国で活動する人材を派遣する事業です。

"日本語パートナーズ" は、アジアの中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや、日本文化の紹介を行います。専門的な知識は必要なく、応募要件に当てはまればどなたでも応募できます。アジアで多くを発見・吸収し、それを周囲へ、未来へ広げる…そんな人になってみませんか?
https://jfac.jp/partners/overview/

そんな日本語パートナーズに対して、様々な疑問をお持ちの人もいらっしゃるのではないでしょうか。

「日本語パートナーズって実際のところどうなの?」

「生活はどんな感じ?」

「やりがいは?辛いことはある?」

そこで今回は、日本語パートナーズとして現在インドネシアに派遣されているアセナビメンバーのゆうあとせっちゃんがぶっちゃけトークを繰り広げます。

今回対談するのはこの2人!

ゆうあ:みなさんはじめまして~!!日本語パートナーズインドネシア11期として中部ジャワ州のボジャという田舎町に派遣されています、木津友亜です!

せっちゃん:どうもー!同じくインドネシア11期の瀬戸響です。僕は皆さんご存知、バリ島の横にある島・ロンボク島に住んでいます!

馬車?昔のバリ?住んでいる町

せっちゃん:なんか聞くところによると、ボジャって相当田舎らしいね?

ゆうあ:そうなの!本当にド田舎でGrab(インドネシアでよく使われる配車アプリ)もないし、バスも走っていなくて、毎日馬車に乗ってる(笑)。

せっちゃん:馬車(笑)。日本語パートナーズのなかで唯一なんじゃない?

(ミニバスで学校の最寄りまで行った後、1キロ馬車を使う)

ゆうあ:たぶん私だけだと思う…。

せっちゃん:馬車の乗り心地はどう?

ゆうあ:とっても気持ちいいよ!!風を感じながら、のどかな田舎町をゆっくり馬車で走って、家の様子とか、そこで人々が何をしているかとかもよく見られるの。軒先でおばあちゃんが息子の面倒見てる様子とか、日本と違って色とりどりの家があったり、色んな景色を見れるのがすごく楽しい。

せっちゃん:そんな馬車の魅力があったとは…(笑)。知らなかった 。

ゆうあ:いや、ぜひ乗ってみてほしい。本当に気持ちいいから。せっちゃんのいるロンボクの町はどんな感じなの?

せっちゃん:ロンボク島は “昔のバリ” と呼ばれることもあって、美しい自然がたくさん残っているいいところだよ!島の中心地がマタラムというところなんだけど、その中心部に住んでいる。近くにモールがあって何でも買えるし、逆方向に歩けばローカルな市場を体験できるよ。とても生活しやすい!

(家から徒歩1分の「マタラムモール」)

ゆうあ:おー!いいですねー。住みやすいね。

せっちゃん:あと、僕は普通にGrabで通っています(笑)。Grabは、いつでもどこでも呼べる安めのタクシーみたいなサービスだから、学校行くときも好きなタイミングで行けて便利!

ゆうあ:そうなんだね!好きな時に呼べるのは羨ましい。

1日のスケジュールを公開!

せっちゃん:普段はどんな生活をしているの?

ゆうあ:私の学校は週によって、曜日によって色々違うけど、例えばこんな感じ!授業は1日2コマで、合計3時間かな!

せっちゃん:おお!授業のコマ数はだいたい一緒だ。でも朝が早いね。

ゆうあ:学校と住んでいるところが結構離れているからね。

せっちゃん:ていうか、ジャワ舞踊やっているの?

ゆうあ:そう。コス(下宿のこと)のオーナーが紹介してくれて。同じコスに住んでる他の日本語パートナーズと一緒に習ってるよ。

せっちゃん:そうなんだ。同じ住居に複数の日本語パートナーズが派遣されることが多いけど、そんな風に一緒に習い事できたら楽しいね。

ゆうあ:楽しいよ~。せっちゃんはどんな感じ?私は家と学校が離れているから、放課後も生徒と一緒にいることがあんまりなくて。だけどせっちゃん近いから、そういうところとかどうなのかな?

せっちゃん:そうだね。家と学校が車で10分ほどのところで、とても近いよ。僕のスケジュールはこんな感じ。放課後、生徒が来て一緒に遊んだり、勉強したりすることはある!この前は、日本が大好きな生徒と一緒に日本語を勉強したよ~!

(住居で日本語を教えている様子)

ゆうあ:いいね!そういう交流はすごく楽しいよね。

生活リズムと適応

せっちゃん:生活に対して、どう思ってる?

ゆうあ:最初は、朝早すぎて「は?なんで?」って正直思ってた(笑)。でも気づいたことがあって。インドネシアの生活に、この生活リズムはものすごく合ってる。

せっちゃん:ほお!どういうこと?

ゆうあ:というのも、午後めっちゃ暑いでしょ?でも朝は涼しくて、1時間目の教室とかほんとに授業しやすいの。朝ゆっくり出るよりも、涼しい時間を使った方がストレスフリーだと思った。それとインドネシアはムスリムが多いよね。4時半くらいに朝のお祈りをして、そこから身支度をして、6時に家出て、7時に学校に着いて、15時に終わって帰る。宗教の意味でも気候の意味でも、ものすごく合ってる。そのための生活リズムなんだと思えば納得できて、自分も適応できるようになった。

せっちゃん:なるほど~。めっちゃ面白いね!!

ゆうあ:せっちゃんはどう?

せっちゃん:やっぱり時間にきっちりしなかったり、「そこそんな適当でいいの!?」と思ってしまうところはある。突然の変更とか、日本人みたいに真面目に働かない部分もあるしね。でも、それでストレスが溜まっていくことはあんまりないかな。もともと全く違う文化的背景を持っている人たちの中に「混ぜてもらっている」という感覚だから、努力して受け入れようというよりは、相手に合わせることが自然とできている感じ。そこに日本の基準を持ち込む方がおかしいよね。外から来て、「これはおかしい、こう変えなさい」とかっていうのは違うと思うから。

ゆうあ:なるほどね!

一筋縄ではいかない、先生との関係性

ゆうあ:ストレスに関してなんだけど、私のCP(カウンターパートの略。現地で教えている日本語の先生のこと。日本語パートナーズはCPのアシスタントをする。)はすごく「日本人的考え」を理解してくれるのね。例えば、「時間はきっちりしたい」とか。それはありがたいんだけど、たまに「日本人ってこうですよね~」って決めつけるような言い方をするときがあって、それがたまにストレスになってた。

せっちゃん:へえ~、そうなんやね。

ゆうあ:日本人の中にも色々いるんだってことを知ってほしいから、最近は「一般的にはこうだけど、 私はこうですよ」っていうのを話すようにしてる。それで先生の先入観を少しずつ壊していってるかな。「日本人は全員お寿司にわさびをつける訳じゃないんですよ、私は食べられません」とかね(笑)。逆に自分も、「インドネシア人はこう」って決めつけるのは良くないと思った。

せっちゃん:なるほど。僕もCPの先生とのことでストレスというか、悩んでいることがあって。CPはすごく良い人で、僕に優しくしてくれるし、お母さんみたいな存在なんだよね。でも、授業の提案をするときに、「これをやったらCPの先生はどう思うか」というのに気を遣わないといけないというか。授業の導入として、最初の頃は僕が動画を作ってそれを流していて、生徒にはうけたんだけど、先生にはあまりハマってない感じがしたんだよね。それからだんだん、チームティーチングというより完全に棲み分けみたいになってしまうことがあって。この部分はおれ、この部分はCPがやる、みたいな。それは良くないなと思って、今どうにか改善を試みている。

ゆうあ:チームティーチングってめちゃくちゃ難しいよね。自分が組み立てている話の順番通りに話したくても、CPが先に話して違う感じになっちゃったり。「それはオチに取っておきたかった~!」みたいなことを先に言われるとか(笑)。

せっちゃん:それはあるある(笑)。

休日の色々な過ごし方

ゆうあ:平日は日々奮闘ってことだね。休日は何してる?

せっちゃん:CPと旅行に行ったり、結婚式などのイベントに参加することが多かった。孤児院を訪問したこともある。日頃関わっている生徒は、国立の州内トップクラスの高校生で、恵まれている子たちが多いけど、それとは真逆の境遇の子どもたちがたくさんいた。でも、とても明るい雰囲気で、なんかイメージ変わったな。これから何回か行ってみたい。ゆうあは何してる?

ゆうあ:たくさん旅行してる!誰かに連れて行ってもらうことが多いかな。この前はコスのオーナーにジョグジャカルタ(インドネシアの有名な観光地)に連れて行ってもらった!あとは、他の日本語パートナーズと会ったり、近くの日本語学科がある大学で文化祭があってそれを手伝ったりとか。

(ジョグジャカルタにある有名な寺院・ボロブドゥール遺跡)

せっちゃん:そういうのもあるんやね。おれもこの前、高校生から社会人までいる日本大好きコミュニティがあって、それが主催する日本のお祭りがあって参加させてもらった。そこで僭越ながら審査員をしたりね(笑)。

(日本の歌コンテストにて、真剣に耳を傾ける様子)

ゆうあ:おもしろい(笑)。

せっちゃん:でもロンボクにも、こんなに日本好きな人がいるんだって驚いた

ゆうあ:ありがたいことにね。インドネシア、日本に興味を持ってくれている人たくさんいる。タクシーとかでも知ってる日本語を使ってくれる人も多いよね。

せっちゃん:そんな中で、日本を伝えることが日本語パートナーズの責務なわけですけども。

ゆうあ:そうだね。日本を伝えて自分たちもインドネシアの事を理解して、最終的にはインドネシアと日本の架け橋に、ゆくゆくはASEANと日本の架け橋になることが我々の目標ですからね。

せっちゃん:実はこれまで、日本を伝えるっていうことにそんなに重きを置いてなかったんだよね。でも、あるエピソードをきっかけにそれが変わったんだ…。

ということで、今回は日本語パートナーズの生活についてピックアップしてお話しました。

次回は「日本を伝えるとは?」「日本語パートナーズを選んでよかった理由は?」など、話がどんどん深い方向に!

第2弾は近日公開!ご期待ください!




ABOUTこの記事をかいた人

アセナビ編集部

「ASEANで働くを近くする」を理念に掲げ、ASEANで働いている日本人のインタビュー記事を発信しています!他にも、ASEANのカルチャーやトラベル情報も発信し、ASEANに行ってみたいと思ってもらえるように日々奮闘中です。ほぼ学生で運営しています。