1ヶ月の海外インターンで気づいた3つの大切なコト-【連載】フツーな女子大生のベトナムインターン奮闘記

もっと広い世界を見たい!と思い立ち、ベトナム・ホイアンへのインターンへ飛び立った超普通な女子大生。(前回記事はコチラ「【新連載!】フツーな女子大生のベトナムインターン奮闘記-『やるかやらないか、至ってシンプル』」)
彼女がベトナムに行って、何を実行し、何を得てきたのか!今回はそのダイジェストを伝えてくれています。

プロフィール
中島由莉。理系大学3年生。サークルとバイトを繰り返し、特にやりたいことも見つからずやってきた就活。そこで自分を見つめ直し年末にインドに行き、世界に出ることを決意。3月に1ヶ月間ホイアンでインターンをし、4月中旬から1年間ベトナム・ホーチミンでインターン予定。

 

ベトナム中部の街“ホイアン”で1ヶ月間のインターンを終え、日本に帰国しました!4月中旬からはホーチミンの長期インターンに行きます。

なぜ長期インターンの前に1度短期インターンをしたかというと、単純に怖かったからです。一度しか海外旅行に行ったことない私がいきなり1年間ベトナムに住む!というのはちょっと...と感じました。

最初は語学留学しようかと迷っていた時にたまたま見つけたのがこのホイアンでのプログラムです。
現地での実践だけではなく、事前研修、事後研修を通じてマーケティングの基本を学べるのが魅力で参加を決めました!

私がインターンをしていたのは、世界遺産都市ホイアンのお土産屋、“Cool Japan in Hoian”これがただのお土産屋ではありません。ベトナムの商品だけでなく日本の商品もお土産として扱っているのです!

ここで1ヶ月間のビジネス研修をしました。自分でプロジェクトを考えて企画書から損益書まで作り、実践するというものです。私はお店で販売しているベトナムコーヒーの売上を向上させるミッションを担当しました。

今回はこの1ヶ月の経験を通して学んだこと、感じたことをお伝えします!

 

小さな作業の積み重ねって重要!

プロジェクトで実践した内容はこちら。

■接客のマニュアル作り
■新しいセットメニューの考案
■看板、ポスター作り
■試飲のマニュアル化
■近隣カフェへの広告営業

これらの作業って文字化するとわからないかもしれないですが、やっている作業って基本的にはデスクワークで地味な作業が8割なんです。

「海外で実店舗を使った研修!?だったら何かでっかいことやってやりたい!!」なんて夢を描いていた私は正直途中でかなり不安になりました。
毎日パソコンとにらめっこで、こんなんで大丈夫かなぁ、と。

でも、その地味な作業をコツコツ積み重ねてきたことが確実に成果に結びついてました。
例えば、カフェへ営業する時。相手に商品の価値を理解してもらい、契約することが目標です。価値を感じてもらうためにはどうすれば?とプレゼンを作り込みました。しかも、使用言語は得意でもない英語。準備の際は、何度も練習を繰り返してました(笑)

地味なことをコツコツ。考えてみると、最近こんな経験してなかったなぁ、と。
頭ではその重要性がわかるのですが、実際に体験しないとその価値はわかりにくいと思いました。

hoian_03

自分の固定概念を取り外すことって重要!

ベトナムコーヒーなんて正直ベトナムのどこにでも売っています。それをあえて自分のお店で買ってもらうには、他店ではなく自分の店で買うことに価値を感じてもらわなくてはなりません。そのために何ができるか考える時、初めは“自分のフィルター”を通してしか考えられませんでした。

でも、海外でビジネスをするというのは全く価値観の異なる人に価値を感じてもらわないといけません。単純に自分が良い!と思うことがそのまま通用しないということです。

なので、お店に来る様々な層のお客さんに意見を聞いたり、ホイアンにあるカフェやコーヒーショップをまわってどういうものが最も売れていて観光客に人気があるのか、市場調査を何度も行いました。
こうして1ヶ月間試行錯誤を続けました。少しずつ自分のフィルターを外して、お客さんの価値観に近づくことができたと思います。

《追加!?》

 

徹底的に自分と向き合うって重要!

全く今までとは異なる環境に飛び込み、今までしたことのない挑戦をする。
新たな人間関係、日本の常識が通用しない環境で様々な価値観の人と触れる。改めて自分の軸になっているものに気づかされました。自分を見つめ直す機会だらけです。

新しい自分の発見や、自分の得意なこと苦手なことが見えてきました。

今までの自分は“考える”よりも“行動する”ことを優先してきました。PDCA(Plan→Do→Check→Action)でいうならばP(Plan)を作るのがすごく苦手だということに気がつきました。

でもビジネスという観点では企画をするにもきちんと筋道たてて論理の部分ができていなければ通用しません。当たり前の事と言えば当たり前なのですが、社会人になる前にそのことが実感できたのは大きい収穫だと思います。

プロジェクトの結果としてコーヒーの売上は前月までと比べて3.5倍まであげることができました!

しかし今後自分がいなくなってもコンスタントにコーヒーが売れる仕組みをつくることに重きを置いていたので、本当の結果がわかるはここからですね。
ここで満足することなく、今後の売上状況を確認していき再び今回の自分のプロジェクトを見つめ直して、反省点を次に生かしていきたいです。

この研修活動を紹介するダイジェスト動画を作りましたので良かったら見てください!

4月中旬からはベトナムの商業都市ホーチミンでインターンです!今度は1ヶ月の短期ではなく、1年間の長期。全くもって違う経験をするでしょう。今度は何を得られるのか、ワクワクが止まりません!




ABOUTこの記事をかいた人

中島由莉

上智大学理工学部情報理工学科4年。3年の冬にインドに行ったことをきっかけに海外に出ることを決意。4年次を休学して現在ベトナムホーチミンでインターン真っ最中。ベトナムを中心に東南アジアの面白さを発信していきたいです!