はじめまして!広島大学総合科学部3年の瀬戸 響です。
好きなことは音楽です!ドラムを演奏できます!フィリピンに行った際、現地のミュージシャンとセッションできたのは良き思い出です(君はもっと練習した方がいいね、と言われてしまいましたが笑)。
僕のASEANデビューは大学2年終わりの春休み、ご縁があって、NPOのスタディーツアーという形で1か月フィリピンに滞在したこと。
僕の人生は、冗談抜きにそこで変わりました。
初めての海外からちょうど1年経った今、僕は「日本語パートナーズ」という派遣事業に内定をいただき、2019年8月から7か月ほど日本語授業のアシスタントとしてインドネシアに派遣される予定です。
この1年での変化がものすごくて、高校生の僕に今の自分を見せたら、きっと信じてもらえないんじゃないかと思います。
この記事では、自分についての話、フィリピンで起こった自分に対する変化、そしてアセナビを通してやりたいことについてご紹介します!
僕の海外デビュー
皆さんは、自己効力感という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
これは「自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性の認知」と定義されています。
つまり、自分が何かに挑戦しようとする時に「きっとうまくやれる!」と思えるかどうか、ということです。
中学、高校の頃の自分は、適当に部活をこなし、自分から何かに挑戦することがない、とても自己効力感が低い人間でした。運動ができるわけでも、コミュニケーションが得意なわけでもない。「自分が何かをやっても失敗するだけ…」今思えば自分でも笑ってしまうくらい消極的でした。
そんな僕でしたが、大学に入って何となく「海外に行って知らない世界を知りたい」と思うようになります。
そこで、大学がお金を出している留学プログラムに2度申し込み、面接まで行きましたが内定をもらうことができませんでした。その事実を僕の思考回路はこう判断しました。
「自分はもともと海外に向いてなかったんだ。もう日本で生きていこう」
そうやって諦めようとした僕ですが、心というのは正直で、本当は自分がどうしたいのかわかっているものです。
1年半後、大学2年の冬、友人と話していた時のこと。フィリピンで、とあるNPO主催のスタディーツアーがあるという話を聞き、僕の心の奥のセンサーが反応しました。
「行きたい!!!!!」
そうして、僕はフィリピンに行くことになりました。
フィリピンで感じたこと
フィリピンには1か月間滞在することになり、前半は語学研修、後半はスタディーツアーという内容でした。
「フィリピンの農村で課題を発見し、それに対する解決策を考える」
これが、スタディーツアーの内容でした。この1か月で感じたことは、以下の2点です。
①フィリピンの人々の心のあたたかさ
とにかく、現地の人々の笑顔が素敵だったのです。その笑顔に惚れてしまったのです。
日本より物は無いけど、笑顔の数だと日本より多いのでは?
そんなことを思ってしまうほど、現地の人々は幸せそうでした。
「幸せって何だろう?」そんなことを考えました。
飛び入りで参加したパーティーでも、優しく受け入れてくれました
②発展途上国にある根深い問題、そしてそれに立ち向かう人
しかし、スタディーツアーが始まり、町から遠く離れた農村に行くと、現実は甘くないことを知りました。
その村で生きている人たちは、環境によって「自分の未来を選べない」状況にあったのです。村が島の中心部からかなり離れており、大学に行くのが厳しいから、みんな農業をやる。自分の夢に向かって努力し、人生を送るという生き方とは遠いものでした。これは、村の人がお金を得る手段が農業以外にないなど、様々な要因と絡み合っています。
そんな中で、僕にとって一番インパクトが大きかったのは、その状況を本気で変えようと動くNPOの人たちでした。
社会というのはそう簡単に変えられるものではありません。
それでも、利他の情熱を持ち、社会に挑戦しようというその姿勢が僕の目にはとても眩しく映りました。
「僕の夢は、友達を助けること。国境は関係ない。」
インターン生の方が言っていたこの言葉が今でも心に焼き付いています。
この滞在以降、僕は何かに突き動かされるように、手あたり次第様々なことに挑戦するようになりました。
自分が情熱を持てる対象は何か。
きっと、それを探していたのだと思います。
行動していく過程で、かつての「自分にはどうせできない…」という思考回路はどこかに消えてしまっていました。
そうなってくると、毎日が本当に楽しくなったのです。
そして僕は、こんな思いを抱くようになります。
「かつての自分のような、自己効力感が低い子供を教育によって変えたい!」
アセナビでやりたいこと
このような道のりを辿ってきた僕なので、できない理由を探してしまい、一歩を踏み出せない人の気持ちが痛いほどわかります。
でも、勇気を出して一歩外に出てみれば、今までの自分では想像もつかない「新しい自分」に出会えるかもしれない。
そのきっかけにASEANはもってこいの場所だと思います。
新しい自分に一歩踏み出したい人の背中をそっと押せるような、そんな記事を書ければと思っています。
これから、よろしくお願いします!!