女の子は常に欲張りだ。
服は3WAYで1着買えばスカートにもワンピースにもなる。
化粧品ひとつで、ベースメイクが一瞬で終わる。
逃げ恥のみくりさんだって、平匡さんとの事実婚で、「既婚」というステータスも「仕事」も手に入れてしまった。
合理的で、欲張りな選択が、私たちは大好きなんです。
欲張りと言っても、欲張って何でも手に入れられるとも思っていなくて、
将来の自分たちが自由に、楽しく生きていられるためには、自分はこう在る方がいいでしょう?という、打算的で現実的な欲張りでもある。
結婚するとなったときに、せっかくの仕事を続けるためには、転職という選択肢を取りたいけどそのためにはどうする?
もし子供が出来て、海外に住んだ方が良さそうだと判断したら?
そのためには、「仕事」も「ライフイベント」も、どっちも手に入れておく方が、自由な選択をするためには有利じゃない?
…とそんな現実的な欲張りだなと、私はいつも感じている。
男の人を立てて一歩引く奥ゆかしい“日本的な”私たちもよし、
一方で好きなだけ仕事をして、自分のお金で好きなだけお洒落する私たちもよし。
なにかを楽しみ味わうことを、なにか別のもののせいにして我慢するメリットってあるわけ?
別に男女平等じゃなくていいし(弱いからこそ得だってする)、でも自分が自分らしくあるならその選択のほうが良いよねっ、と欲張る女子、先輩のお姉さん方がなんだか多い。
そんな感覚に大きく共感はするけれど、20歳そこらの私たちの感覚では
「仕事」と結婚・出産などの「ライフイベント」の両立は、体験したこともないが実現させたい人生であり、それまでの道筋はまだぼんやりとしか見えていません。
背中を押してくれるストーリーが聞きたい
この特集で自分たちが見つけたかったもの、同時に伝えたかったものは、「ロールモデル」。
世の中が騒いでいるように、ここ数十年は、物心ついた頃の自分たちの生活を思い出すだけでも大きく異なっていて、どう生きるか何を選択するかは周囲の大人に任せてはいられない。
人の声をたくさん聞いて、自分の価値観でかみ砕いて、出てきた答えを持って自分で選択しながら探り探り歩いていくのがどうやら必要な私たちにとって、
「仕事」と「ライフイベント」をさらに海外で両立している方々のお話は、自分の選択を後押ししてくれる素敵なストーリーです。
女性特集、はじめます。
今回は女性特集として、海外で働きながら「仕事」と「ライフイベント」を両立させる女性の声をお届けします。
読者の方々の選択の一押しとなれれば幸いです。
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(トップ画像:Photo by Suhyeon Choi on Unsplash )