「アセナビで人生が変わった」と話す與座いずみさん。
沖縄出身の彼女は、なぜASEANに目が向いたのでしょうか?
彼女の持つ夢とアセナビでの活動に注目!
元気をもらえる、大学生必見のインタビュー記事です!
<プロフィール / 與座いずみさん>
沖縄出身の拓殖大学4年生。フィリピンやミャンマーを舞台にインターンと同時並行して留学や学生団体においても活動。
また、夢や目標に向かって頑張る人を増やしたいという想いを胸に日本においてもアセナビやインターンをはじめ様々な場で活動中。
卒業後は教育系の企業へ。
アセアン、そしてアセナビで奮闘中
ー早速ですが、アセナビに入って何年目ですか?
アセナビに入ってはじめての経験はなんでしたか?
大学2年生の年越し前から入ったので、約2年目ですかね。
フィリピンに半年インターン留学をしにいく予定だったので、その1ヶ月前のタイミングでアセナビに入って、現地で1人でも取材できるように、先輩に取材同行させてもらったことがはじまりです。
ですが、一番最初に挫折をしたんです。フィリピンで1人で取材をしようとはりきり、なんとかやり遂げたと思っていたのですが、緊張のせいか、録音がほとんどとれていなかったんです!記憶だけが頼りだとしても、緊張していたのもあり、あまり思い出せず、先方との連絡もうまくとることができず、記事公開までたどりつけなかったこともありました。
ー最初から苦い思いをしましたね...今ではすっかりインタビューもこなされているので、意外なエピソードでした笑!
取材以外にも、いずみさんというと、イベント運営に力を入れてこられたイメージが強いのですが、詳しくその経験について教えてください。
高校時代からライブハウスを貸し切ってダンスのイベントを開催していたので、イベント運営には慣れていましたし、好きでしたね。大学1年のときに沖縄で250人規模のダンスイベントを主催しました。そのイベントは今でも毎年やっています。
その経験を活かしてアセナビでは2つイベントを運営しました。東南アジアでのスタートアップを近くすることをテーマとしたイベントと海外新卒のイベントです。大学4年生のときにミャンマーで4ヶ月間IT系の企業でインターンをしながら別の学生団体でキャリア支援をしていました。その際も現地の学生向けにイベントを運営していましたね。
ーミャンマーでインターンをしながら学生団体でも活動...気になります!
現地での活動についてもっと詳しく話を聞かせてください!
就活を終えてから、東南アジアでキャリア教育をするという目標を叶えるためにミャンマーにいって学生団体で活動していたのですが、新たな分野においても経験を積むためにインターンもしました。そのインターン先をあえて自分に合わないと思う企業に飛び込む選択をしました。なぜかというと、以前のインターン先で「働くを通して夢中になる若者を増やす」という想いで働いていたのですが、漠然と「働くが夢中じゃなかったらどうなるんだろう?」と思っていたからです。
実際働いてみて、かなり合わない仕事でした。自分の強みが活きる機会があまりなければ、弱みばかりみえてくる。現地でキャリア教育をするという目標は叶えられたものの、日々のストレスのせいで精神的にもかなりきつかったです。
でも、ある日気がついたんです!どんな環境におかれても自分の存在意義や働く意義をみつけることが大事だと。これに気づいてからは気持ちが楽になりましたし、4か月を乗り越えることができました。
ーフィリピンでもミャンマーでもインターンをしながら留学や学生団体もこなされているのが素晴らしいです。
いずみさんはアセナビの中で、HR部署ですが、この部署を希望されたのはどのような想いからですか?
私自身、いろいろなコミュニティーでリーダーを務めてきたこともあって、組織を客観的に見たかったからです。きっかけとしては、2017年12月に行われたプレ合宿で、年末にアセナビメンバー、一人ひとりにメッセージを送ることを宣言したのですが、そこでメンバーと接点を持ったのでHRがやりやすかったことにあると思います。
良い人がいる組織は組織自体も良くなります。アセナビってオンラインだからゆえの問題も多くて、良い人がたくさん集まっているのに、風通しなど、組織としてはそれほど良くないことに気がついたので、そこを変えていきたい、より良くしていきたいと思いました。
オンラインだから、地域、国を超えて離れているメンバー同士で知らない人が多いんです。なので、1on1という、お互いを良く知らないメンバー同士が一対一でオンラインで近況報告や雑談をしあう機会を設けてみました。もちろんメンバー全員が1on1に参加することは不可能でしたし、事後アンケートでも「やる意味があるのか」という意見もありました。
一方で「メンバーのことが知れてよかった!」、「意外な共通点があった!」、「一緒にアセナビで◯◯をやることになった!」という意見も多く、メンバー同士の心理的距離が縮まったこと、アセナビへのコミットを促したことは確かでした!
12月の東南アジアを近くすることをテーマとしたイベントを現在運営しているのですが、ここではリクルーティングも目的の一つにしています。良い人をリクルートしていき、その人たちが集まったより良い組織を作っていきたいです!
沖縄から東京へ、そしてアセナビに出会うまで
ーいずみさんは沖縄県出身ということですが、そこではどんな少女時代を過ごしていたのでしょうか?
私は小学生の頃ヤンチャな性格で学校に親が呼び出されるような、いわゆる悪ガキでした。でも、親が悲しんで涙を流す姿を見て、申し訳ないと思い、どうせなら嬉し涙を流してもらいたいと思った頃から目標に向かって一生懸命努力するような人間になりました。
中学では、ソフトボール部で活動しながら生徒会長を務めたり、いろいろなことに精力的に取り組んでいました。
高校では100人規模のダンス部の部長を務めました。やる気のないメンバーも多くて、とても全国大会を目指せるようなレベルではありませんでした。
しかし、どうせやるんだったらダンスで一番を目指そうと思い、メンバーの意識から変えていき、必死に周りを鼓舞しながら練習し、NHKの創作ダンスの全国大会に出場することができました。今思えば、このときに組織についてどうしたらより良いものになるかをよく考えたことがきっかけで今も組織に興味があるのかもしれません。
ーダンス部の部長として全国大会までチームを導いたのは素晴らしいリーダーシップですね。きっといずみさんの情熱がチームにも影響したのだと思います!
その後、大学から東京に上京しようと思ったのはなぜですか?
高校までの経験もあって、人に夢や希望を与えることのできる人になりたいと考え、その夢を教員として叶えたいと思いました。そして、英語が好きだったこともあり、英語の教員免許がとれて英語を学べる今の大学を先輩に紹介されて選び入学しました。
ダンスしか頭になかったので、大学でもダンスサークルに入ったのですが、高校時代のダンス部とのやる気の差に愕然としました。また、ダンスをやると決めた一方で、高校の反省もあって勉強もしたかったですし、家賃以外は全て自分でやりくりしていたのでバイトもしたかったんです。
そして、しかたなくダンスサークルをやめる決断をしました。沖縄への帰省だけが生きがいとなっていて、大学に通っている意味ややりたいことがわからなくなり、ずっと大学を辞めようと考えていました。そんな姿を見ていた父から「セブ島留学安いし行ってみたら?」と勧められたのがきっかけでセブ島に大学2年の夏に短期留学することになりました。
ーASEANの登場ですね!セブ島の留学でなにかご自身に変化がありましたか?
観光気分でセブ島に行ったのですが、現実は違いました。ポジティブな側面でいうと、お金がないのに幸せそうな彼らをみて良い意味で価値観が変わり、幸せの尺度が変わりました。語学学校で仲良くなったフィリピン人講師と話をしていると、フィリピンの良い文化や習慣などを知ることができ、日に日にフィリピンが好きな気持ちが増していきました。しかし、様々な問題も見えてきました。
教育を受けるこのとのできない子供がたくさんいることや、今にも壊れそうな家に住んでいる家族、ゴミ山で食べる物を探している人、またストリートチルドレンも多くいて、はじめてフィリピンで発展途上国というもの、さらには「貧困」を目の当たりにしたのです。
そして、特に興味を持ったのは雇用問題です。昨日まで働いていたフィリピン人講師が突然次の日解雇される現状を見たことはショックだったと同時に、いろいろと思うことがありました。
フィリピンでは多くの人が契約社員や派遣社員で雇われるケースが多く、契約が早く打ち切られ職を失います。そのこともあり、私の語学学校の先生もよく入れ替わりがありました。契約が終わった先生たちと連絡をとりいろいろと調べた結果、彼らのほとんどが新しい仕事を見つけていませんでした。しかし、これが当たり前のようで、仕事がすぐに見つかる人の方が少なく、長い人は6カ月近くかかり場合によっては仕事を見つけきれない人もいます。
この不安定な雇用形態が貧困をつくりだす原因の一つだということに気がついたのです。
ーなるほど。その気づきからご自身で行動されたことはありますか?
自分は夢を持って頑張ってきたので、契約を切られ、仕事を探している先生たちに共通していた「夢を持てない」という状況をどうにかしたいと思いました。不安定な雇用形態だと夢を持てる環境に身を置けないと考えたのです。
そこで、働きながらフィリピン人と密に接したいと思い、半年間インターンをすることに決めました。そして、これがアセナビに入ったきっかけなのですが、半年間のインターンの前に、Facebookを見ていたら、東南アジアに関するイベントがあることを知って、そのイベントに参加しました。そこでアセナビで活躍されている先輩に出会い、東南アジアを舞台に活躍されている起業家や社会人に自分も出会って、雇用がどう生まれるか知りたいという想いからアセナビに入りました。
やっぱりこれからもアセナビが大好き
ー素敵な想いを胸にアセナビに入られたわけですが、アセナビに入って、ずばりよかったと思いますか?アセナビの魅力を教えてください。
アセナビに入ったことで、大学生活が変わり、人生が変わりました。本当にアセナビには感謝していますし、大好きです!
優秀な先輩に感化されることも多かったですし、イベント運営ノウハウを学んだり、学生のブランドを活かして、取材を通して自分がやりたいことをとことんやっているキラキラした起業家・社会人・学生に出会えたことは大きな糧です。
それに、アセナビは組織の価値が大きいと思います。この価値を広めていきたいですし、アセナビを通して私のように大学生活・人生が変わる人たちが増えてほしいです。なので、リクルーティングも目的とするイベントを手始めに成功させたいと思います。
ー今後大学を卒業されるまで、どんなことに注力される予定ですか?
なんども言いますが(笑)、リクルーティングやその後のメンバーへのアフターケアを丁寧に行い、良い人材を集めてアセナビを良い組織にしていきたいです。あとは、今の学生のキャリア支援をするインターンに集中したいです。卒業後は教育系の企業に就職予定です。
私には誰もが夢を追いかけられる環境を創り、夢中な人を増やしたいという夢があります。まずは日本で、いずれは東南アジアで。それを叶えていきたいです。
ー素敵な夢ですね!いずみさんの今後の活躍が楽しみです!
最後に、アセナビに興味を持つ後輩にひとことお願いします。
一歩踏み出したい子、変わってみたい子、東南アジアに興味ある子、大歓迎です!
頑張りたいけど頑張れない環境にある子や外の世界を知らない子も多いと思うんです。そんな子達に変わるきっかけをくれる場所がアセナビなので、ぜひjoinしてください!あくまでやることは東南アジアに関わることだったり、取材だったりするので、少しは興味あることが前提ですが!お待ちしております!
ーありがとうございました!
編集後記
いずみさんのまっすぐに全力に頑張る姿は、人を惹きつけ、鼓舞する力があり、夢や目標に向かって頑張ることの大切さを改めて気づかせてくれます。
お話しすると、親身になって、いろいろなアドバイスをくれ、「明日からまた頑張ろう!」と思わせてくれる元気で優しい人格者です。
この記事を読んで、感化された人も多いのではないでしょうか?
いずみさんの夢と今後のボーダレスな活躍を心から応援しています!