高級コンドミニアムに暮らせるかも?これがマレーシアのライフスタイル。《金・住・交通編》

 

ASEAN諸国の中でも、シンガポールに継ぎGDP2位を誇る国マレーシア。人口、企業の多くは首都クアラルンプール(以下KLと略)に集中しており、高層ビルやコンドミニアム、ショッピングモールが立ち並んでいます。

『人種のるつぼ』として知られるマレーシアですが、実際に街を歩いて見ればすぐに納得できます。日本ではなかなか見かけないムスリムの女性が歩いていたり、中華系のおじさんが歩いていたり、インド人がカレーを売っていたり。さらには、人口の2割を出稼ぎ労働者が占めると言われており、ぱっと見ただけではどこの国かわからない人も少なくありません。

建設中のビルの多さは、著しい経済成長を物語っています。大都会のような様相を醸し出していたかと思えば、一歩路地に入ると汚らしい古びた家屋が立ち並んでいる。高級ショッピングモールのすぐ脇の道では、安い料理を提供する屋台が店を構える。

こういった光景を見ると、マレーシアで働く人がしばしば口にする「都会でもなく、田舎でもない」という言葉にも容易にうなずけます。
今回はそんなマレーシアでの日本人のライフスタイルを紹介したいと思います!

 

物価は日本の約1/3!?ただし、嗜好品は日本と同等


通貨はRM(リンギット)。1RM=約32円(2014年8/20時点)。

日本人の現地採用の場合は、最低5000RM(約150000円)程度の月給。安いと感じるかもしれませんが、物価が上昇してきているとは言え、それなりの生活ができます。駐在員の場合は、日本での給料が支払われるので、かなり水準の高い生活ができます。

食事はお店にもよりますが、ローカルなお店であれば5~7RM(約150~210円)程度で美味しいご飯がお腹いっぱい食べられます。普段日本で生活する際の必需品等を以下にご紹介します。比較的安価ですが、日本並の価格もありますね。

高級コンドミニアムに暮らせるかも_01ミネラルウォーター(1.5RM / 約45円)

高級コンドミニアムに暮らせるかも?_02食パン(2.4RM / 約72円)

高級コンドミニアムに暮らせるかも?_03マックのアイス(1.2RM / 約36円)

ここまでは安い。しかし、ここはイスラム教国家。お酒とタバコは非常に高いのです。。

高級コンドミニアムに暮らせるかも?_04タバコ(10RM / 約300円)

高級コンドミニアムに暮らせるかも?_05ビール(8RM / 約240円)

ここだけ日本の物価とほぼ変わらない値段に。酒好き、たばこ好きには厳しいかもしれませんが、抑えるところ抑えれば十分豊かな生活をできそうですね。

 

安く良いところに住めちゃう!これも海外で働く魅力のひとつかも?


日本人の多くは、コンドミニアムに住んでいます。

大体のコンドミニアムにはプールやジム、テニスコートなどが併設されており、家賃は1000RM-2000RM(3~6万円)程度でなかなかのところに住めます。

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KL中心地にあるコンドミニアムのプールとジム。プールサイドで仕事をするなんてこともあるんだとか。

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こちらは5.5万円程度のお部屋。もともとはホテルのスイートルームとして使われていた。これで家具等も全部ついているので、引越しも簡単です。

高級コンドミニアムに暮らせるかも?_10なかにはこんな絶景のプールも!!奥にはツインタワーが見えます。

おもしろいのは、光熱費の支払いは2ヶ月に一回とのこと。業者側がめんどくさいだけなのか、その理由は定かではありません。日本人が現地で不動産を見つけるのはまだまだ大変そうです。日本人向けに日系不動産会社が進出していますが、仲介手数料が割高になるという話もあります。

また、一つ一つの物件は個人のオーナーがいることが多く、最終的な家賃や、アレンジ(家具付きにするかなど)は直接交渉になるとのことなので、自力で部屋を借りる場合英語は必須と言えます。

日本人が多く住むエリアは、「モントキアラ」というKL市内から北西に10kmほど離れた高級住宅街。山をまるごと切り拓き開発をしたエリアで、現在は地価がかなり上昇しています。東京ドーム約33個分の面積を持つモントキアラエリアには、8個のショッピングモールがあり、コンドミニアムの数も数えきれないほどあります。数百メートル手前には、貧民街があるのですが、一度モントキアラに入ると、ここがマレーシアであることを忘れてしまうくらいインフラ整備が行き届いていて、道を歩いている人も富裕層だそうです。

 

KLは交通がかなり便利!


KL市内は、電車が便利!初乗りも1RM(約30円)ほどからで、路線も比較的多いので、 市内を移動するのには事欠かないです。

KL市内を走る電車はLRTと呼ばれるものと、KTMと呼ばれるもの、さらにはモノレールもあり、市民の足となっています。LRT、モノレールは頻繁に電車が来るので、市内を移動するには便利です。KTMは電車の本数が少ないうえ、遅延することが多いので注意が必要です!

高級コンドミニアムに暮らせるかも?_11( LRTのプラットフォーム。)

高級コンドミニアムに暮らせるかも?_12(切符はなんと、コイン型)

切符は券売機で買えますが、お金を認識してくれないことが多々あるので、窓口で買う人が多い。プラットフォームはかなり綺麗ですね。

ただし、現地で働くビジネスマンの交通手段はほとんどが車。日本人の場合、駐在員はもちろん、現地採用の人でも、会社から車が支給されます。KL市内は電車が便利ですが、郊外に住む場合には、車がなければ生活できないのが現状です。

ちなみに日本人が多く住むというモントキアラには、最寄り駅がありません。にも関わらず、それがあまり問題視されず、ここまでの人気を誇っているのは、「中間所得層は車を持っていて、かつ普段の通勤でも車を使う」という背景があるからだそうです。

日本人駐在員などのような富裕層や現地の中間所得層向けのサービスや施設がある一方で、現地の貧困層や出稼ぎ労働者向けのサービスも存在しています。冒頭で、様々な人種・文化が混在していると述べましたが、こうした貧富の差から見えるコントラストは興味深いです。さらにおもしろいのは、このような貧富の差をあまり問題視していない点です。国民性なのか、発展途上国ゆえなのか。本当におもしろい国マレーシア。是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

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Written in Apr 2013

ABOUTこの記事をかいた人

アセナビファウンダー。慶應SFC卒。高校時代にはアメリカ、大学2年の時には中国、それぞれ1年間の交換留学を経て、いまの視点はASEANへ。2013年4月から180日間かけてASEAN10カ国を周りながら現地で働く日本人130名に取材。口癖は、「日本と世界を近づける」