まさにカルチャーショック! フィリピン人はクリスマスのために1年間働く!?


初めまして!アセナビでフィリピンに関わる記事を担当する関千尋です!

以前、フィリピン大学に留学していました。フィリピンで得た知見や経験を元に、フィリピンの熱さをご紹介していきます!

2013年9月1日、私はマニラ郊外にあるショッピングモールに遊びに来ていました。
「♪さ~いれんな~いと ほ~り~な~いと」
何か聞き覚えのある曲だなぁと、よくよく考えてみると、クリスマスソングじゃん!「おいおい気が早いだろう..」と思い雑貨屋さんに行くと、既にサンタクロースの衣装やクリスマスツリーが!

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フィリピンのクリスマス、なんと9月から1月と約半年間続くのです。

「フィリピン人はクリスマスのために1年間働く」と言われるほどクリスマスは一大イベント。なぜこんなにもクリスマスを大切にするのか、フィリピン人の素顔に迫りたいと思います!

 

カトリック教国、フィリピン

フィリピンは400年間スペインに支配されていた歴史があり、人口の約8割以上がカトリック教徒です。人々はとても熱心に信仰し、毎週日曜日になると近くの教会に礼拝にでかけます。山岳地帯の村や小さな島に行っても必ず教会が。それだけこの国にはカトリックが浸透しているのです。

そんなフィリピンのクリスマスは私たちの予想よりはるかに早く幕開けします。
9月に入るとちらほらとクリスマスソングが聞こえ、11月になると街はクリスマス一色!クリスマスツリーやイルミネーションはもちろんのこと、フィリピンではランタン(灯篭)を飾るのが一般的です。道端などでキラキラと光る販売用のランタンを良く目にすることができます。

philippine_christmas02(中央に見えるのがランタン)

12月16日からは“Simbang Gabi(夜の礼拝)”というフィリピン独自のミサが始まります。祈りを通して神に誓い、また神から恵みをいただく準備をするそうです。24日までの9日間、早朝3時から5時にミサが行われます。毎日参加する人もいれば、1日も参加しない人もいるのだとか…。私はこの期間に、マニラから飛行機で1時間程南にあるパラワン島の小さな村に滞在していました。そこで驚いたのが、夜中の2時頃に小学生の娘さんとそのお母さんはミサに出かけていきました。

24日にはプレゼント交換をしたりカラオケをしたり(1家に1台カラオケセットが! )、近所の移動遊園地に遊びに行ったり…。

philippine_chiristmas03(フィリピン人はギャンブル好き。24日のこの日は財布のヒモも緩んでいるようでした。)

午後はクリスマスに向けて食事の準備。25日0時になると祈りを捧げ食事を始めます。スパゲッティやケーキや豚の丸焼きなど…1年で最も豪華な食卓になります!

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クリスマスと家族の絆

フィリピンのクリスマスは宗教的意味合いと同時に「家族の絆」を深めるためにも重要なイベントです。GDPの約10%が海外出稼ぎ労働者からの仕送りで成り立っているこの国は、家族に1人は海外に出稼ぎに行っていると言っても過言ではありません。都市部に出稼ぎしている人も多くクリスマスの時期になると海外や都市から帰省し、家族みんなで過ごすのです。

フィリピンの家族は日本とは違い、大家族で子供がたくさんいてとってもにぎやかです。親戚との距離も近く、いとこの家に自分の部屋がある、なんてことは良くある話。クリスマス休暇には親戚中が集まり、家でのんびり過ごしたり、ピクニックに出かけたりします。自分の家で作って余った料理を親戚の家に持っていき、親戚からもらって帰る、というなんともフィリピン人らしい一面を見ることもできました。(筆者はクリスマス休暇で2キロ太りました)

philippine_chiristmas07(家族みんなでピクニック♪)

フィリピン人は家族をとても大切にします。家族のことを常に1番に考えます。
「フィリピン人はクリスマスのために1年間働く」という言葉が少しだけ分かった気がしませんか?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

関千尋

津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。フィリピン大学に1年間交換留学し、主に少数民族について勉強していました。フィリピン国内はもちろん、ASEANの国々を旅し、魅了されていきました。文章を通して少しでもASEANの魅力を伝えていけたらと思います!