2016.10.24
Xin chào !「シン チャオ」(こんにちは)
立正大学3年、経済学部・経済学科の太田翔です!
2016年の9月から2017年の1月中旬までの約5か月間、ベトナムの首都ハノイにあるハノイ大学に交換留学生として留学しており、現在は、短期のベトナム語コースと英語学部の二つのクラスに所属しています。
村上春樹氏の『ラオスにいったい何があるというんですか?』のタイトルにあやかり、普段あまりスポットライトの当たりにくいハノイに紹介するとともに、ぼくがハノイに留学を決めた理由をお伝えしようと思います。
ベトナムの首都ハノイってどんなところ?
ハノイ市民の憩いの場・ホアンキエムのほとりはいつもたくさんの人に賑わう
ハノイはベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)の首都。南部のホーチミンに次ぐ、ベトナム第二の商業都市でもあります。ハノイ市の人口は約710万人(2014年、出所:ベトナム統計総局)。ハノイ市の面積は3,329 km²です。
ハノイがベトナムの中心地となったのは7世紀ごろの唐(当時の中国)による南北支配の時からであると言われています。約1000年にも及ぶ、長い歴史を持つハノイは「政治と文化の都」とも。そのためハノイには国会・最高裁・官公庁などの政治のための建物が集中してあります。
また、1070年に建てられた文廟(ベトナム最古の大学)やホアンキム湖の亀の塔などの歴史的建造物が集中しています(わたしの日本オタクのベトナム人の友人は、「ホーチミンはベトナムの東京、ハノイはベトナムの京都だ!」と言っていました)。
観光客はもちろん、卒業を迎える学生さんが多く見受けられる
また、ハノイ市内には多くの博物館があり、ベトナムの歴史、戦争、民族について調べるにはとても便利な場所であると思います。
ベトナムといえば「南国で暑い」というイメージを持たれている方が多くいらっしゃるかと思いますが、ここハノイでは四季を感じられます。ベトナム北部の気候は亜熱帯性気候(Subtropical climate)と呼ばれ年間の気温の変化が激しいのが特徴です。冬場には10度以下になる日もあります。しかし一方で、夏場は38度から40度まで気温が上昇する日もあります。
10月下旬の現在、徐々に涼しい気温になってきています。
ぼくが留学を決意するまでの経緯
西湖 (Ho Tay) は欧米人が多いエリア
まずは、留学するに至るまでの経緯についてです。
小学生の時から高校3年生の夏までプロ野球選手になることを夢みて白球を追っていた野球少年でした。しかし、右肩脱臼という野球選手にとっては致命的なケガを負ってしまい、大学で野球をすることを断念しました。なので、大学生活ではこれまでに経験してこなかったことに挑戦してみることを決意しました。
大学1年生の時にある企業が企画していたサマーキャンプで、海外の学生と日本人学生が共同で日本の小学生に授業を提供するプログラムに参加しました。その時に、海外の学生達と交流する中で「世界は広く、まだまだ知るべきことがたくさんある!」と思い、大学在学中に留学することを決意しました。
この経験はまさに、わたしの人生を変えてくれたLifetime experience (生涯経験) だったのです。
なぜベトナム・ハノイへ留学したのか。
フランス統治の影響を受け、大聖堂が街中にそびえる
当初、アメリカへ交換留学しようと考えていました。しかし、すでにぼくの周りにはアメリカへ留学した学生は周りにたくさんいたのです。色々な留学話を聞く中で、なんとなく留学生活のイメージが出来上がってしまい、留学の目的が曖昧になっていました。
そんな時に、国際交流センターの方に、今年から、ベトナム・ハノイ大学への交換留学が開始されるということを教えていただきました。
ぼくがハノイ大学への留学を決めた理由は3つあります。
1つ目は、ぼくの大学からハノイ大学へ交換留学をする第1号の学生になれるということです。前例のないことに挑戦できるということに魅力が湧きました。
先日、2016年のノーベル医学・生理学賞を受賞された東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏も「他の人がやっていないことをやるということは、実はとっても楽しいことだ」とおっしゃっていました。誰もやっていないことに挑戦することで自分の市場での価値を高めることができますし、それは自分の人生を楽しめる方法であると思っています。パイオニアとしてハノイに留学できるということは、わたしにとってこれ以上ない良い機会だと思いました。
2つ目は、成長を続けているベトナムの経済を現地で感じてみたかったということです。
IMF (国際通貨基金) - World Economic Outlook Databases 2016年4月のデータによるとベトナムは、2016年から2021年まで年間約6%の経済成長を果たすと予想されています。
またベトナムの人口は約9000万人。 平均年齢なんと28歳(若い!ちなみに日本は46歳。)です。(2015、出所:CIA World Factbook)上記のような状況から、現在のベトナムは日本の高度経済成長期(1955年から1973年まで)の状況と似ていると言われています。経済成長を続けるベトナムの雰囲気を体感してみたいと思いました。
3つ目は、資本主義・社会主義 とは何なのかを知りたいと思ったからです。
ご存知の方も多いかと思いますが、ベトナムの正式な国名はベトナム社会主義共和国です(ベトナムは東南アジア最初の社会主義国家)。政治体制は社会主義共和制。統治体制は、共産党による一党独裁制度です。
一方で、経済政策では1986年よりドイモイ政策(ドイモイ=刷新)をとっており市場経済の導入、また対外開放もされています。非常に複雑な国の体制ですが、経済学部のぼくにとってはとても興味深く、現地で調査してみたいと思いました。
ハノイ軍事戦争博物館
上記の3つがハノイ大学へ留学することを決意した大きな理由です。
幸運?にも、周りにはベトナムへ留学した学生はいませんでした。ですので、ハノイでの生活は行ってみなければわからないというようなワクワクする状況でした。
そしてなにより,21世紀は「アジアの時代」とも言われていることから、今すぐにアジアに行かなければ と思い、ハノイ大学への留学を決めました。
今後は、アセナビを通じてベトナムの経済、文化、民族、グルメについて発信していきたいと思っています!どうぞご期待ください!
Hẹn gặp lại!「ヘンガップライ」(またお会いしましょう)