2016.06.24
2016年6月12日(日)、アセナビ史上最大級かつ豪華なイベントが開催されました。その名も、アセナビ×トビタテ!留学JAPAN派遣留学生のコラボイベント「若者よ、”失われた20年”を取り返しにASEANへトビタテ!」です。主催者としては当日何人の方が来てくださるか心配でしたが、なんと88名の方々にお越しいただきました!
なんと!大学生のみならず、3名の高校生、8名の社会人の方にも参加していただきました。さらになんと!はるばる徳島、京都、大阪から東京までお越しくださった方もいました!ありがとうございます!
以下コンテンツ順に概要です!
目次
トビタテ!留学JAPAN派遣留学生4名によるトークセッション
左から高木一樹氏(東洋大学国際地域学部3年、1期生としてラオスへ)、常井裕輝氏(上智大学法学部4年、2期生としてマレーシアへ)、名東悠宇氏(一橋大学商学部4年、3期生としてシンガポールへ)、長田壮哉(関西学院大学商学部4年、4期生としてシンガポールへ)
共通していたこと
4名の現地での活動内容も、それまでに至る経緯は様々でここでは語りきれないですが、3つの共通点がありました。
・尊敬する先輩や、師匠に刺激を受けたのがきっかけである。
・入学して間もない頃に何かしらの衝撃体験をしている。
・原動力は過去の苦い経験(引きこもり、挫折、劣等感、無力感、焦りなど)である。
参加者の方々からの感想
・自信を持って発表が行えるヒトを選んだことで、聴衆者は成長をイメージ出来たのでは。
・同じ学生でも、こんな人がいるのかと刺激になった。実際に、自分がトビタテ計画に取り入れようと思えたことも多かった。
・同じ大学生かつハイレベルな大学生から「いい意味」で影響を受けました。また進行具合も絶妙でした。
・海外で行ったプロジェクトを成功させるまでのプロセスをもっと詳しく聞きたい。
・費用の面をどうしたのかとか根本的な問題の解決方法とかも聞きたかったです。
・自分の経験に基づいた地に足のついたメッセージに好感を持ちました。
・自分も負けてられないと思いました。
・すごい学生さんだけど、もともとは普通だったんだよ、みたいなメッセージが強く伝わりました。
日本の大学生すごいわ。
国境意識してないな。
日本の未来は明るい!@t_asenavi #アセナビ pic.twitter.com/gknTJCjygt— Koh (@KohHarada) June 12, 2016
若手社会人4名によるトークセッション
左から岡亮佑氏(同志社大学文化情報学部卒、大手通信キャリアに勤務)、鈴木佑豪氏(慶應義塾大学総合政策学部卒、大手人材会社に勤務、ア
共通していたこと
・「何か周りと差別化したことをしなければ・・・」という焦りや劣等感が原点であった。
・当時はトビタテ!留学JAPANのように海外留学やインターンを金銭的に支援してくれる環境が整ってなかったので、羨ましい。
・FacebookやTwitterといったSNSの発展のおかげで、インタビューやインターンの受け入れのお願いを直接できるようになった。
・大学卒業の出口戦略としてあるのは主に日本のベンチャー企業に就職、現地の企業に就職、日本の大企業に就職の3パターンで、自分にあったものを戦略的に選ぶべき。
・「なぜ日本で就職したのか?」という問いに対しては、それぞれ明確なビジョンがあったから。もちろん将来的にはASEANで働くことも有力候補である。
参加者の方々からの感想
・社会人の前に学生の発表を行うことで、凄いことをやってるヒト(若手社会人)の話の内容が理解しやすく、またリアリティがあった。
・たまたまインドにインターンに行った人もいて、自分もインドに行きたいと思っているのでとても有意義な時間であった。ASEAN市場とインド市場の差別化をはかることができたのでよかった。
・とても色々な経験をしてきたことは分かりましたが、こうすると上手く人と繋がれるなどの情報も欲しい。
・ASEAN就職をしている人がいないことが残念だった。
・どなたも素晴らしかったと思います。今後に向けて以下2点も更にクローズアップできると個人の体験談の集合以上の意味やメッセージが伝えられるのではと思いました。 (1) 海外(留学)だからこそ得られること (2) その経験が具体的に今の仕事にどのような形で影響を及ぼしているか
・学生時代の経験が現職にどう活かされているかをもう少し聞きたかった。
・その後いろんな選択をされた方がいて、勉強になりました。すでに学生トークセッションで、東南アジアに至るまでの歴史は聞いていて、もともとは普通の人だったんだーってなっているので、ここではもっと今にどうつながっているかを深堀して聞いてみたかったです。
加藤順彦氏による特別講演
エンジェル事業家。LENSMODE PTE LTD 。1967年生まれ。関西学院大学商学部在学中に(株)リョーマ、(株)ダイヤルキューネットワークの設立に参画。徳間書店子会社を経て、1992年に有限会社日広(現GMO NIKKO株式会社)を創業。2008年、NIKKOのGMOインターネットグループ傘下入りに伴い退任し、シンガポールへ移住。2010年、シンガポール永住権取得。2015年、マレーシアMM2H(長期滞在)ビザ取得。現在はシンガポールにて日本人の起こす企業の資本と経営に参画している。
加藤氏からのメッセージ
・加藤氏も在学中に刺激のある先輩に出会ったのがきっかけである。
・環境が人間をつくる。このイベントににきているだけで周りからは異常だと思われたかもしれないが、異常であることを恐れず、挑戦してほしい。
・加藤氏に特殊な能力があったわけではない。学生起業が普通のコミュニティにいたからそれが普通だと思って、失敗しても諦めず走り続けてきたらからこそ今がある。
・トビタテ!留学JAPANのような、異なった価値観を持ったコミュニティに身をおいて刺激を受けることが成長に繋がる。
参加者の方々からの感想
・私個人の考え方と、加藤さんの考え方に乖離がないことが確認できた。
・なぜ若者がアジア地域に飛び立たなければいけないのかということを、終始ロジカルに語られていて印象深かった。
・新しいビジョンを得ることができました。
・将来頑張ろうという勇気をもらいました!
・元気をもらえた。また、このアセナビに来ることは異常なこととは思わなかったが、他のことでは自分が異常なことを恐れている気がしたので、もう一度自分の行動を振り返り、この先どうしたらいいかを考える機会となったのでよかったと思います。
・インスパイアされました。
・憧れの方に会えて嬉しかった。大変納得でき、説得力のある話だった。
・大変わかりやすく熱のこもったご講演でした。
・もうASEANに行くしかないと思えました。
・圧倒されました。
イベント終了後もエントランスホールでの交流が続く!
懇親会にも多数の方が参加してくださりました!
(「ASEANへトビタテ!」で乾杯!)(懇親会でもアツい議論が続きました!)
(はるばるこのイベントのためだけに大阪からお越しくださった方とアセナビファウンダーの鈴木)
お礼と主催者からのメッセージ
正直なところ、主催者としては不安、反省点がたくさんありましたが、全体としては皆さんに楽しんでいただけたようで何よりです。参加者の皆さん、登壇者の皆さん、そしてアセナビ運営メンバーの皆さんに感謝です。ありがとうございました!
最後に、アセナビが定期的にイベントを開催する理由をご紹介します。
アセナビというウェブメディアは、「いつでも、どこでも、誰でも、無料でアクセスできる」という強みがあると同時に、読者を「読んでいった気にさせてしまう」という弱みがあります。
ちなみに、その弱みに気づいたのは、2014年12月末に加藤氏をインタビュー終了後です。加藤氏がその強みと弱みを指摘してくださり、「行動を促すメディアにするように!」と激励してくださったのです。
だから私は告知記事の最後にこう書きました。「アセナビは読者を読んで行った気にさせず、行動を促すメディアを目指しています。」
このイベントをきかっけに、何かしらの行動や出会いが生まれれば本望です。
あともう一つだけ。「イベントの登壇者」と聞くと、なぜかすごい人のように見えてしまうかもしれませんが、皆さんいたって普通の人でしたよね?
全員が共通して、大学入学時に刺激的な先輩に出会ったり、危機感や劣等感があったり、衝撃体験があったのがしたのがきっかけのようです。そんな経験をいかに早い段階でするかが鍵で、それまでは皆さん普通の人です。やはりロールモデルとなる人が人間には必要なようです。
これからもアセナビは、ASEANで活躍しているロールモデルを紹介していきますので、今後ともよろしくお願いします!
協賛企業様のご紹介とお礼
本イベントは株式会社エナジャイズ様の協力のおかげで開催することができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
自分が国境を越えたい人、国境を越える企業・大学・人財を世界中で増やしたい人、大募集!!