Selamat siang! Apa kabar?
(こんにちは!お元気ですか?)
今回は、インドネシアへ留学したら大学ではどんなことを勉強できるのか、私の経験を元に紹介しますね。でも大学によってカリキュラムなどは異なるので、ご了承下さい。
私は2011年8月から1年間、ジャカルタの中心部にあるUniversitas Katolik Indonesia Atma Jaya(アトマジャヤ・インドネシア・カトリック大学)というところに留学していました。名前から分かっていただけるようにカトリック大学で、中華系の学生が多く、きれいなお御堂もあります。また、全ての教室には十字架が掲げられています。
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そんな大学に留学した私ですが、一人暮らしをするのは初めてで、ましてや海外です。出発した時は不安な気持ちでいっぱいでしたが、そんな私をたくさんの友達が支えてくれて、とても充実した1年を過ごすことができました。
朝は7時?日本とは違いすぎる時間割
それでは、まずはインドネシアでの主な1週間の流れを見てみましょう!
(アトマジャヤ大学、教育学部、英語教育学科に留学した私の場合)
月) 7:00~8:40 ListeningⅠ
10:00~12:30 PronunciationⅠ
火) 10:00~12:30 SpeakingⅠ
13:00~15:00 インドネシア語プライベートレッスン
水) 7:00~8:40 VocabularyⅠ
10:00~12:30 StructureⅠ
13:00~15:00 インドネシア語プライベートレッスン
木) 10:00~12:30 ReadingⅠ
13:00~15:00 インドネシア語プライベートレッスン
金) 10:00~12:00 インドネシア語BIPAクラス参加
このスケジュールでした。
まず驚くのは、1限の始まる時間の早さ!7時ですよ!7時!
それはそう、インドネシアは世界で一番朝早く起きる国、なんて言われています。
これは、イスラム教の方々が早朝5時くらいの日の出に合わせてお祈りをする(Solat Subuhと言います)ので、その時間から1日の活動が始まるんです。
私も頑張りました!月曜日朝1限のListeningや木曜1限のReadingはすっごく眠くて、なかなか体がついていけませんでした。でも周りの友達は歌歌ったり冗談言い合ったりして、すごく元気そうでした。
次に驚くのが、授業の時間の長さ!
短い授業で100分、長い授業は150分です。日本はだいたいどこの大学でも90分ですよね? だから、大学に初めて行って時間割を渡されたとき、びっくりしました。『こんなに長くて、集中力保つのか?!』と。それに、だいたいの授業では中休憩がないんです。あっても5分くらい。
すごく大変な時間割ですけど、英語のブラッシュアップには確実になります!
インドネシア語のクラス「プライベートレッスン」と「BIPA」
私は神田外語大学からアトマジャヤ大学教育学部英語教育学科への交換留学ということで、インドネシア語の授業は特別に1対1のプライベートレッスンでした。
アトマジャヤ大学には、PPB (Pusat Pengajaran Bahasa: 語学学習センター)と呼ばれる場所があり、留学生がインドネシア語を勉強する場所でもあり、インドネシアの学生たちが第2、3言語を勉強する場所でもあります。
ここで使っていた教材は、先生手作りのテキストで、説明などすべてインドネシア語で書かれてあります。
また、BIPAとは "Bahasa Indonesia Panutur Asing" の略です。インドネシア政府が指定する、外国人がインドネシア語を学ぶための特別プログラムを指します。
アトマジャヤ大学も先程紹介したPPBというところでBIPAプログラムを採用していて、毎日10:00-12:00の2時間、外国人のためのインドネシア語の授業が用意されています。ここで学ぶ外国人は、フランス・インド・日本・スペイン・韓国・中国など本当にさまざまな国から集まっていて、インドネシアに仕事の関係で長期滞在していて、インドネシア語を学びたいビジネスマンたちがほとんどです。
BIPAクラスは、やはりいろんな国の人が集まっているので、文化の違いについて意見交換でき、1対1で勉強するよりもすごく楽しいです!
授業内容はプライベートレッスンとほぼ一緒で、先生お手製のテキストを使いますが、曜日によっては、有名な歌手の人の歌をYoutubeで聞いたりラジオを聞いて、リスニングの練習をしたりします。
あとは授業の一環として、半年に1回、ジャカルタ以外の町へ日帰り旅行に行ったりもします。私が留学していたとこは、ジャカルタから車で(渋滞していなければ)2時間くらいのところにあるボゴールの有名な植物園へ行きました!
休日の過ごし方
留学前半は基本的に生活に慣れたり、宿題をこなすことで精一杯でした。ですので、後半に何をしていたか書きますね。
1.バリ舞踊のレッスンに通う
Taman Ismail Marzukiという、ジャカルタ北部にある芸術センターでは、毎週金曜日14:00-16:00、日曜日の9:00-11:00に、バリ舞踊の教室が開かれています。先生方はバリ人。踊りのレベル別にクラス分けがされており、幼稚園ぐらいの子どもから大人まで、多くの人たちが舞踊の練習をしています。どうしてもバリ人の先生から直接舞踊を習いたかった私は、一人で申し込みに行って、okをいただき、その当日から練習を始めました。
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申込料: Rp.100,000. (約1000円)
制服代: Rp.175,000. (約1750円)
お月謝: Rp.150,000. (約1500円)
※半年に1回、発表会
日本人の感覚で考えると、安いですよね。そう思って始めました。
2.日本語を教える
毎週土曜日の午前中、同じ学科の中で日本語を勉強したい子たちに対し、ボランティアで日本語を教えていました。インドネシア語はアルファベットを使うので、ホワイトボードにはアルファベットで書き、それとは別に、自分で作った50音表(ひらがな/ カタカタ)を印刷して渡し、各自勉強してもらいました。
日々の会話で使うことが目的だったので、家族構成や数字、曜日などから始め、自己紹介、基本的な動詞も勉強しました。
大学では日本語教師になるための課程をとっていたので、スムーズに進むかと思っていましたが、やはり外国語で日本語を教えることは難しく、イメージしていたよりもはるかに大変でした。
通訳アルバイト
あと休み中に経験した最大のイベントは、通訳としてのお仕事を引き受けたことですね。
みなさん、JKT48はご存じですか?以前私が書いた記事でも紹介したことがあるのですが、インドネシア・ジャカルタで結成されたAKB48の姉妹グループです。(参考:デヴィ夫人だけじゃない!?日本とインドネシアをつなぐ有名人達 )
私が留学していた時にちょうどJKT48が結成されました。それを記念して、2012年の2月、AKB48のメンバー12名がジャカルタに来てJKT48と合同でコンサートをしたんです。私はその時のAKB48の通訳として4日間付き添っていました。
これは本当に本当に、それまでの人生の中で最大の経験でした!いつもテレビで観ているアイドルが目の前にいるんですよ!直接メンバーの方とお話している時は、夢のようでした。
このような経験は、やはり留学しているからならでは、ですよね。
以上、留学中の経験を書かせていただきました。留学する国や地域、大学によって活動に差はあると思いますが、何かしら参考になればよいなと思います。
Terima kasih banyak, dan Selamat siang.
(ありがとうございました!それではまた!)