一時は飽和状態にあるとも言われたタイのFacebookユーザーではあるが実際はどんな状況なのか。今回はタイのマーケティングサイトのデータを参考にここ数年におけるタイのFacebookユーザーの動向をご紹介する。
目次
結局増えているタイのFacebook利用者
タイ全体におけるFacebookの利用者数は2012年から約35%増加し、2015年4月現在の利用者数は3,500万人。利用者の中心はバンコク在住者でタイ全体の70%を占めている。
タイ全体のFacebookユーザー統計
2012年:1,450万人
2013年:1,800万人(24%増)
2014年:2,600万人(44.5%増)
2015年:3,500万人(34.6%増)
※Facebookは2015年4月17日現在
男女比とユーザー属性の特徴
タイはゲイやレズビアンなどの性別ステータスをオープンにする傾向があるため、同姓に興味をもったユーザーが比較的多いところが特徴。
タイでの男性のFacebook利用者は1711万人(2015年4月現在)で、そのうち330万人が未婚者、130万人が既婚者となっている。また、異性に興味を持っているユーザーは330万人で、同姓に興味を持つユーザー(ゲイ)は33万人という結果。
また、女性のFacebook利用者は1714万人で、そのうち350万人が未婚者、140万人が既婚者となっている。異性に興味を持っているユーザーは220万人、同姓に興味を持つユーザー(レズビアン)は66万人という結果。
タイ国内のエリア別ユーザー数(5ヶ所)
下記は地域別のユーザー数の統計。バンコクがチェンライやノンタブリーなどの地方都市と比べて圧倒的に多いことが分かる。
バンコク:2,000万ユーザー
チェンマイ:96万ユーザー
ナコーンラーチャシーマー:78万ユーザー
ノンタブリ:60万ユーザー
チョンブリ:54万ユーザー
まだまだ軽視できないタイのFacebookユーザー
実際に統計をとってみると2012年から3年間で34.6%も増えている。タイでSNSを用いたウェブマーケティングといえばInstagramが重要視されがちだが、改めてFacebookの利用者を意識したプロモーションを考えてみてはいかがだろうか。
写真引用元:MARKETING OOPS
アイキャッチ画像:Facebook HQ, by eston -taken Marco Paköeningrat from flickr.com