Selamat siang!
Bagaimana selama liburan musim panas ini?
(こんにちは!どのような夏休みを過ごされましたか?)
突然ですが、人口1000万人近くが暮らすジャカルタの交通はどうなっているのかイメージできますか?今回は、ジャカルタの交通手段について紹介したいと思います。
ジャカルタの渋滞の深刻さは非常に有名です。例えば、家から大学まで渋滞がなければ車で40分で行けるところが、渋滞に巻き込まれると2、3時間かかってしまったりすることも。また、現在ジャカルタでは地下鉄の建設中で道路が一部狭くなっているところもあり、主要なエリアは朝から夜までずっと渋滞しています。ジャカルタでは、時間に余裕を持って移動することが大切ですね。
インドネシアの主な通勤手段は車、通学手段はバイクかバスですが、他にはどんな乗り物があるのでしょうか?
目次
1. Transjakarta (TJ)
Photo by Blogger Newbie
これはジャカルタの南北に横たわる大通り(スディルマン・タムリン通り)を走るバスで、車道とは別に、専用のバスウェイがあります。この写真は、ちょうどバス停に停まっているバスの様子です。バスの足元に黄色のブロックが並んでいるのが分かりますか?その内側が、バス専用道路となるわけです。
Transjakartaに乗るためには、改札の手前でチケットを買うわけなのですが、1回の乗車がRp.3,500.日本円で約35円です。改札を出なければ、どこまで乗ってもRp.3,500.なんです。
最近は数か所のバス停では、毎回チケットを買うのではなく、PASMOのような電子カードで乗車するシステムに変わっているところもあります。ジャカルタに行かれる際にはご注意を!
2.タクシー
ジャカルタのタクシーは黒・青・白・緑・黄色などと、なんといってもカラフルなんです!それぞれタクシー会社で分かれているのですが、初乗りの料金も異なってくることから、ランク分けの基準ともなっています。
・Silver Bird
Photo by Good News From Indonesia
名前はsilverなのに、車体は黒いんです。
ジャカルタを走るタクシーの中で、一番の高級タクシーです。初乗り料金はRp.12,000.(日本円で約120円)です。中は広々としていて、どんな音楽が聴きたいか聞いてくれます!
・Blue Bird
photo by INDISCH
これは名前の通り、青です。そして、運転手さんは必ず青色のバティックシャツを着用しています。
初乗り料金はRp.6,000.(日本円で約60円)です。高すぎず安すぎず、という値段ですね。外国人がインドネシア(特にジャカルタ)へ行かれる時には、私はこのBlue Birdを使うことをおすすめします。親日派の運転手さんも多く、よく日本の話題で盛り上がります!
・Express
Photo by GLOBAL INDONESIAN VOICES
白い車体のタクシーで、初乗り料金はRp.5,000.(日本円で約50円)。学生には優しいタクシーです。
最近ではfree wifiを載せているタクシーも多く、より多くのお客さんに乗ってもらおう!という気持ちが伝わってきますね。
他にも緑やオレンジなど、さまざまな色のタクシーがあります。ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港に行けば、カラフルなタクシーが見られますよ!
ちなみに、Express以下(Silver BirdとBlue Bird以外)のタクシーは、ぼったくられる可能性があります。外国人の女の子が一人で乗った場合には、変な場所へ連れて行かれる危険性もあるので、特に空港でタクシーを探す場合には気を付けて下さい。「タクシーだよ!お嬢ちゃん、乗っていかない?」というような勧誘は断るようにしましょう。Silver BirdやBlue Birdは専用の乗り場がちゃんとあります!
3.ベチャ (Becak)
Photo by Peter Loud
これぞまさに東南アジア!という雰囲気の乗り物ですよね。実は、昔日本にも「輪タク」と呼ばれる自転車タクシーがあったようです。
以前はジャカルタでも走っていましたが、車やバイクが増え、走るのが遅いベチャが渋滞や事故を招くと考えられ、ジャカルタでは廃止されました。ジョグジャカルタやマランなど、田舎町へ行けば乗ることができます!
4.オジェック (Ojek)
Photo by JAKARTA IS ALL WE NEED
いわゆるタクシーのバイク版(バイタク)です。歩道橋や駅の近くでおじさんたちがバイクと共にお客さんが来るのを待っています。
乗る前に行き先を伝えて、値段を決めます。自分で交渉できるんです!だから、親しいOjekのおじさんができたら、少し安く乗せてくれたりします。でも逆に、明らか外国人が乗ったら、「えー?!」って驚くような値段を請求されるので、気を付けましょう。
5.バジャイ (Bajaj)
Photo by GLOBALCITIZENSAM
これも東南アジアならではですね!短距離での移動の際に乗ります。
Ojekと同じように乗る前に行き先を伝えて、料金を交渉します。 ジャカルタ中心部では少なく、主に観光地などで乗ることが出来ます。
ここまでさまざまな乗り物を紹介してきましたが、乗ってみたいものはありましたか?私個人的は、ジャカルタへ行くと主な交通手段はTransjakartaかタクシーのBlue Birdです。インドネシア人の運転は車線無視で隙間を縫って走るので、バイクは怖くて乗れません…。スリルを求める方は是非!
新聞やニュースを通して知ってる方もいらっしゃると思いますが、ジャカルタでは現在、地下鉄やモノレールの建設が進んでいます。そしてそれを支えているのが日本企業でもあります。
1. 地下鉄 (MRT)
Photo by MRT Jakarta Project
これがジャカルタ中心部で行われている地下鉄(MRT)建設の計画図です。地下鉄建設と共に、都市開発も同時に行われているようですが、東京と同じような感じですよね。発展途上国とは思えないほどです。
ちょうどこのイメージ図の左側に描かれている茶色の建物が、ジャカルタにある日本国大使館です。スディルマン通りというジャカルタ一番の大通りに位置し、インドネシアにある大使館・領事館の中で一番大きいと聞いたことがあります。
この地下鉄を建設するために、スディルマン通りの左右を区分けしていた木々が伐採され、道が狭くなっている場所があるため、車やバスの排気ガスによる汚染や渋滞がより深刻になっています。
2.モノレール
Photo by 新旧ジャカルタあれこれ
モノレール建設中の様子です。何年も前からジャカルタではさまざまな地域でモノレール建設が進んでいますが、完成して実際にモノレールが走っているところはまだ一か所もありません。いつ完成するのでしょう。楽しみですね!
この2つが、ジャカルタの都市開発を代表します。いかがですか?東京とほぼ変わらないですよね?東南アジアならではの緑が消えてしまうのは残念ですが、大気汚染や交通渋滞を防ぐためには、こうするのが一番なのかもしれませんね。
以上、インドネシアの交通事情と、今後都市開発が進む中で計画されている交通手段について書きました。いかがでしたでしょうか?
ジャカルタは想像していたよりも都市化が既に進んでいて、東京と変わらないことに驚かれた方もいるかもしれませんね!
それでは、次回の記事もお楽しみに!
Terima kasih!
Selamat siang.
TOP Photo by anggityuwono