【イベレポ】参加者5,000人!世界中の起業家・投資家が集結する、テック系スタートアップの祭典“Slush Tokyo 2017”

2017.04.05

Slush Tokyoとは?

みなさんは、Slushというイベントをご存知でしょうか?

まずはこちらの動画をご覧ください。

Welcome to Slush 2016

 

Slushはフィンランド・ヘルシンキ発祥のテック系スタートアップの祭典。こちらの動画は、昨年ヘルシンキで行われたSlushの様子です。Slushは次世代の起業家精神を喚起することを目的とし、今年は東京・シンガポール・上海でも開催されます。

そして、今年3月29・30日の2日間にわたって東京ビッグサイトで開催されたSlush Tokyo 2017には、5,000人もの起業家・投資家・メディア・学生などが集まりました。さらに、学生ボランティアスタッフは500人も。本イベントの全てのプログラムは英語で行われ、まさに“Young and Disruptive”!参加費(事前にWebで購入)は、一般14,000円・学生7,000円となっています。

今回アセナビは、Slush Tokyoで出会った、アジア・東南アジアのスタートアップ界で活躍する欧米人の方々5名にインタビューしてきました。本イベントのセッションやインタビューを通して強く感じたことは、日本市場がまだまだ高く評価されていることと、大きいビジョンを描くことの大切さ。

さあ、ではさっそくSlush Tokyoのスタートです!

 

Slush Tokyo 1日目

エントランスの様子。さながらライブ会場のように薄暗くてワクワクします。

 

Slush Tokyoのパートナーとして、多くの有名企業が名を連ねます。学生主体の運営で、今年が開催3回目とは思えないですね!

 

世界中からやってきたテック系企業がブースを設置し、参加者にプロダクト説明などを行なっています。

 

さっそく、グローバル企業のデジタルサービスを開発するReaktorさんのロボットに、アセナビの今日の運勢を占ってもらいました。

結果は「末吉」。1つ前の方の結果は「大吉」でした。スタッフの表情から察するに、「末吉」がこのマシンが出しうる最低みたいです。

 

Google・PwC・DMMなどの大手企業もブースを出展。

 

会場ではなんと、厚切りジェイソン氏もウロウロ!「東南アジアについては何も知らないよ」と言いながらも、アセナビのインタビューに答えていただきました(詳細は最後)。芸人としてだけではなく、株式会社テラスカイのグローバル・アライアンス部部長ジェイソン・ダニエルソンとしても参加し、「未来の働き方」というテーマのパネルディスカッションをしていました。

 

メインステージでは、世界中から集まったスタートアップ界の実力者たちがセッションを打ちます。

 

さらに、メインステージでのプレゼンを終えたスピーカーは小さめのステージに移動し、参加者が気軽に質問を投げかけられる構成になっています。

 

広い会場を歩き回って小腹が空いたら屋台へ。ローストビーフ・サンドイッチ・ラーメンなどが売られていました。さらになんと、Slush Tokyoパートナー企業のリクルートはハンバーガーを無料で提供!

 

ビジネスマッチングが目的で参加する人も多数!事前に指名し合ったり、その場で互いにビビッときた起業家・投資家たちが、効率的にミーティングをしていきます。なんともクールですね。

 

1日目のラストセッション。世界中を駆け回る投資家たちが、起業家を志す若者に「とにかく1人、良い投資家を見つけよ」「働ける幸運に感謝し、大好きな1つのことに没頭すれば道は拓ける」「リサーチにお金はかからない、英語の情報にアクセスする能力さえあればビジネスを育てるために必要な全てが手に入る、だから言い訳はできないぞ」などのメッセージを残しました。興奮冷めやらぬまま、Slush Tokyo 1日目が終了!

 

Slush Tokyo 2日目

2日目のオープニングとなるNINJA(忍者)パフォーマンス!ビジネスイベントとは思えないド派手なライブ演出です。

 

2日目のトークは、ルノー・日産アライアンス会長兼CEOのカルロス・ゴーン氏の「自動車の先端技術がつくる新しい時代」で幕開け。このセッションは、2日間のメインステージの中で1番の人だかりになりました。

 

次に、Tech in Asia日本支社代表のデイビッド氏Wantedly代表の仲氏が海外進出やチームワークの鍵となる要素を熱弁。デイビッド氏の直撃インタビューについては、記事の最後で!

 

アセナビに「共感できるわ!」と言ってくれたカロリ氏(写真右)。カロリ氏が創業したのは、世界30カ国以上のスタートアップで短期仕事が見つかるサービス”Jobbatical”。チームにおける“Diversity”の重要性を強調しながら、参加者からの質問に丁寧に答えていました。初めて起業したのはなんと16歳というカロリ氏の直撃インタビューの詳細は、記事の最後で!

 

Slush Tokyoの目玉の1つであるピッチコンテスト。視覚障害者向けのスマートウォッチを開発する韓国スタートアップDotが優勝し、合計1,000万円の投資を受けることに。ネット起業家の審査員ポール氏は「情熱を持って大きな市場を見ている」と評します。VCとしても東南アジアを飛び回るポール氏のインタビューは、近日公開!

 

2日間の締めくくりは、Slush Tokyoらしく近未来的なダンスショー。光の芸術に会場は最高潮の盛り上がりを見せました。

 

これにてSlush Tokyo 2017は終了です!

 

今回のSlush Tokyoの公式ホームページはこちら。

Slush Tokyo 2017

今年参加できなかったみなさんも、来年はぜひ参加してみてください!

 

また、2017年9月19日にはこのSlushがシンガポールでも開催されます。

より東南アジアにフォーカスしたものになるとのことなので、関心のある方はこちらもぜひ!

Slush Singapore

 

Slush Tokyo登壇者の連続インタビュー「アジアで活躍する欧米人のあたまの中」はじめます!

さて、Slush Tokyoの充実した様子がお分かりいただけたでしょうか?このSlush Tokyoの2日間で、アセナビは欧米からやってきたスタートアップ界の豪傑5名にインタビューしました。高い視座を持つ起業家・投資家の彼らは、アジアマーケットをどう見ているのでしょうか?これから5回にわたって、連載「アジアで活躍する欧米人のあたまの中」をお届けします。乞うご期待!

 

第1弾

 

「東南アジアのスタートアップでは、圧倒的にインドネシア」アジアのスタートアップ&テックニュースの“Tech in Asia”日本支社代表 David Corbin(デイビッド・コービン)氏

 

第2弾

マレーシアをきっかけに、世界中の人々が国境を越えてともに働く世界をつくる Jobbatical代表Karoli Hindriks(カロリ・ヒンドリックス)氏

 

第3弾

教育に大きな意義を見出している Fresco CapitalマネージングパートナーAllison Baum(アリソン・バウム)氏

 

第4弾

海外進出は二刀流でいけるダロウ! テラスカイ Jason Danielson(厚切りジェイソン)氏

 

第5弾

「多様性は好ましいもの」世界中に起業家精神を説く実業家 Paul Bragiel(ポール・ブラジール)氏