微笑みの国タイの治安 平和な国? それともアブナイ国?

2015.10.28

「タイには行ってみたいけど、爆発事件とかあったし。コワイから行くのやめよう。」

そういう人、多いと思います。

けれど、「そんな不安を取り払うくらいタイは楽しいところ!」ということを、5ヶ月間、タイのチュラロンコン大学に留学した私がお伝えしたいと思います!

 

数字で見る、タイの治安

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今年8月、タイの首都バンコクで死傷者140人超の爆発が起きてから、観光客数は激減しました。1日あたり観光客数が17%減ったとのこと。

(参照:爆発事件でタイ観光客が急減、政府は早期回復を予想 _ Reuters
(参照:「タイ史上最悪の攻撃」バンコク爆発、死者20人に 防犯カメラが容疑者捉える:AFPBB News

GDPの10%が観光業であるタイにとって、とても大きな痛手です。

私の滞在期間も、大学によって短縮されてしまいました(泣)。

しかし、プラユット首相も「史上最悪の攻撃」と言っているように、こんな事件は滅多にありません!

 

では、試しに殺人発生率を見てみましょう。

2011年のデータだと、タイでは10万人中、4.90件起きています。なんとなんと世界218カ国中、94位(あれ、あまり平和そうじゃないぞ・・)

ちなみに、アメリカは112位、日本は211位でした。

(参考:世界の殺人発生率 国別ランキング - Global Note

記事の構想的には、「タイは犯罪発生率で見てもすごく平和だから、みんな安心して旅行に行ってきてください!」という流れに持っていくつもりだったのですが、そうもいかなくなりました。

ですので、少し違う視点で見てみましょう!

 

タイってやっぱり危ないの?

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次に、地下経済の対GDP比率というものをみてみましょう。

これは、国の経済において、どのくらい裏社会の影響力があるかっていう指標です。

2007年のデータでは、タイは57.20%となっております!145カ国中第6位です!

(参考:地下経済の対GDP比率 国際比較統計・推移 - Global Note

めっちゃやばい国ですね(笑えない)。さすがにここまでとは思いませんでした・・・。

ここまで読んでくださったあなたは、

「タイって微笑みの国とか言ってるけど、ちょー危ないじゃん!」

って思いますよね。タイびいきの私でさえ、そう思ってしまいました(汗)。

といって終わるわけにはいかないので、私の5ヶ月の滞在中にあったこと、感じたことを簡単に紹介しようと思います!私の体感としては、タイは「非常に平和な国」です!!!

 

交換留学生が感じた肌感覚のタイの治安

はじめに言っておくと、私自身は5ヶ月の滞在中で、軽犯罪にすらあったことがありませんでした! 

ぼられた事は何度かありますが、1番大きくて、トゥクトゥクのおっちゃんに100バーツ(400円くらい)ぼられたくらいなので、かわいいもんです(笑)

確かに、親しい2人友人は、携帯を盗まれてしまいました。けれどそれには理由があって、買い物中にショルダーバックを後ろに下げていたために、盗られてしまったそうです・・・。

ここ大事です!持ち物は常に自分の視界に入っているようにしましょう!

実際私は、ショルダーバックであろうがバックパックであろうが、3秒以上一箇所に立ち止まる時や周りに人が多い時は、体の前にバックがあるようにして両手でガードしていました。

見た感じは少々ダサいですが、お金とか携帯を盗まれるよりは全然マシです!

こんな風に気をつけていれば何もなかったわけですが、とはいってもやっぱり不安、という方もいると思います。

そんな方は、メールマガジン「在タイ日本国大使館だよりに目を通しておくことをオススメします!

知識武装をしているのとしていないのでは、万が一何かが起こった時の対応に違いが出てくるはずです。

他にも、食事中スマホはテーブルの上に置かない、バッグで場所取りをしない、深夜一人で出歩かない、などなど。あたりまえのことを気をつけていれば、そう危険な目にあうこともありません。

(参照:バンコクの治安情報。タイ国内で日本人が被害にあっている7つの犯罪とは?|グロビジ

 

先入観にとらわれないタイ渡航を!

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結論としては、私の経験上、持ち物に気をつけていた以外は、日本での生活と大差ありませんでしたね。

先入観に惑わされず(データにも惑わされず)、お荷物に気をつけて、旅をお楽しみください! 

楽しい思い出、確約します。

 




ABOUTこの記事をかいた人

松村 雄太

早稲田大学商学部3年。AIMS(ASEAN International Mobility for Students)の1期生としてタイのチュラロンコン大学に留学し、ASEANにはまる。留学中・後を通し、6カ国を巡る。都会もいいけど、摩訶不思議な遺跡や、心洗われるような大自然に身を浸すのがこの上なく好き。