SNSは今や、日常に欠かすことのできないコミュニケーションツールの1つです。
パンデミックにより、会わなくても「つながる」ことのできるSNSはより存在感を増しています。
そんな時代の中で、日本と東南アジアをSNSで結ぶインフルエンサーたちがいます。
彼らに話を聞くオンラインイベントとして「SNSインフルエンサースペシャル対談 第2弾」を開催しました。
↓↓イベントの詳しい概要はこちらの記事をチェック!↓↓
SNSインフルエンサー特集!【東南アジア・オンライン対談イベント】
第2回となる今回のゲストはこのお二人です。
Harupiii はるぴー:
タイに移住した日本人アイドル!アイドル以外にも、YouTuberや女優と活躍の場を広げている。
☆Harupiii はるぴーさんの活動はこちらから
・YouTube
・TikTok
Ryota Moisture :
お笑い芸人から、タイで大人気のインフルエンサーに!TikTokのフォロワーは120万人を超える。
☆Ryota Moistureさんの活動はこちらから
・YouTube
・TikTok
賑やかなお二人による対談をお届けします。
タイで活動を始めたきっかけ
ー 自己紹介をお願いします!
はるぴーさん(以下 は):うーーーぴーです!さわでぃーかーっ!はるぴーかーっ!
はるぴーです。よろしくお願いします!
りょうたさん(以下 り):こんにちは〜Ryota Moistureです。Moisture〜!りょうたです!よろしくお願いします!
ー よろしくお願いします!
早速ですが、おふたりはどんな経緯でタイで活動されているのでしょうか?
は:私は日本でアイドルとして活動を開始して、その後、自分を広めるためにSNSでの発信を始めました。
2019年にタイに渡航してからタイの良さに惹かれ、日本や世界中に伝えたいと思い、今もYoutubeやInstagramでの発信に力を入れています。
り:吉本興行に所属していた時に、タイの「The Face Men Thailand 2」というオーディション番組に出演しました。このイベントが終わったら帰国する予定でしたが、タイの芸能界が好きになってタイに活動拠点を移しました。
ー タイの芸能界のどこが好きになったのですか?
り:まず日本の芸能界は縦社会だと個人的に感じます。楽屋挨拶が必要で、テレビ局内ではずっと緊張しているんです。
一方、タイでは、ラフな感じでとても居心地良いです。スーパースターと部屋が一緒になったり、座ったまま挨拶したり。
ー 全然違うのですね!はるぴーさんはタイの芸能界に対してどう感じますか?
は:わたしも同じように感じます。りょうたさんと一緒にドラマの撮影をしていた時も、主役の方とご飯に行ったり、一緒に休憩時間を過ごしたりするので、驚きました。
り:個人的な意見ですが、島国の日本では、私たちの考えている枠の “外” をやると、嫌われてしまいます。
以前は芸人がYouTubeを始めると、周りの芸人達は否定的な態度をとりました。自分たちの枠は「芸人」で、Youtuberは “外” になるからです。
その枠の隔たりがタイにはないですね。芸人も、役者・モデルとなんでもやるんです。
は:わたしもそう思います。日本では、俳優さんは俳優業のみで、他のことをやると「えっ?!」となりますよね。タイでは、タレントは基本何でもやる印象があります。
あとは、とても優しいです。
り:分かります。すごくフレンドリーですね。有名なスターが街にいると、日本だと遠慮してしまうかもしれないですが、タイでは街中の人がすぐに写真を依頼しますね!
SNSでの発信を続けて気付いたこと
は:(Harupiiiさんからりょうたさんへの質問)ドラマでは的確な発音が必要だと思うんですけど、タイ語の練習はどのようにしましたか?
り:初めてタイ語を聞く日本人にとって、タイ語は面白く感じます。例えば、Disney Landだと、Disney Land⤴️になったり語尾が上がることが多いです。
面白い発音に思われたくないという気持ちから、日本語風の発音になってしまいます。なので僕は完コピしましたね。
また、みんな喋りから勉強を始めると思うのですが、読み書きからの方が上達しやすいと思います。
ー なぜ読み書きから勉強をするのがおすすめですか?
り:例えば、「甘い」をタイ語で「หวาน(ワーン)」と言いますが、イントネーションを忘れてしまいがちです。字で覚えると、字に発音の仕方も含まれているため、その字が思い浮かべば、発音法も分かります。
だから、文字を先に覚えた方が上達が早いと思います。
ー そうなんですね。タイ語学習者は参考にしたいですね!
ー はるぴーさんは、どのようにタイの流行や情報の収集をされていますか?
は:私はアイドルの友達に直接聞いています。「流行っているのは何?」とか「どこで洋服を買っているの?」とか。
ちなみに、基本、洋服などはInstagramやLINEで直接やりとりをして買います。最初はびっくりしました!店頭で購入することはあまりありません。
ー タイのファンは日本と比べてどう違いますか?
り:タイのファンは、かなりフレンドリーです。いつでも、どこでもファンと会っても写真を撮りますし、ファンも遠慮せずに接してくれます。
は:タイのファンは温かくて、優しいです。日本のアイドルは基本撮影禁止ですが、タイでは撮影自由なので、ファンがSNSであげてくれて人気になることもあります。
り:ファンの方々はすごく良いカメラを持っていますよね。それをDMで送ってくれるのが良いです。
は:そう!撮るのとても上手です。あと、タレントの誕生日が近くなると、ファンが広告でお祝いしてくれるのがタイあるあるですね(笑)。
ー 距離が近いのが特徴なのですね。そんなタイ人ファンに向けてのコンテンツ作りにおいて、工夫はされていますでしょうか?
り:まだ不確かですが、タイの動画関係は効果音を多用します。日本のお笑いって日本人にしか分からないんです。「すかし」というシュールな笑いは他の国にないです。
タイは多種多様な民族が集まっているため、分かりやすく「ここが笑うところだよ」って伝えないとハマらないと思います。
は:ドラマでも効果音入っていますよね!
ー 分かりやすくすることが大事なんですね!ちなみに、タイでバズりやすいコンテンツはどのようなものだと思いますか?
は:私のYouTubeでは、食べる動画が人気かなと思います。
最近は、Sriracha Tiger Zoo(シラチャ・タイガー・ズー)という虎と触れ合える場所に行ったり、島に行ったりする旅系vlogが人気ですね。
り:模索途中なのですが、「日本人がタイの〜〜してみた。」といった、日本人とタイ人を掛け合わせたものが伸びると思います。
ー 動画での工夫のほかに、日本人だからこそのエピソードはありますでしょうか?
り:日本での縦社会の芸能界の中で、マナーを中心に学ばせてもらいました。そのため、タイ人からすると、よく挨拶する人だと思われていますね。好印象を与えられるかなと思います。
は:タイに比べて日本はマナーが厳しいので、楽屋を少し綺麗にするとか、ご飯食べたあとは綺麗にするなど意識しています。
Q&Aコーナー!タイでの衣食住について
り:(りょうたさんからはるぴーさんへの質問)普段、ご飯はどうしてますか?
は:Grab Foodですね!
日本だと送料が500~600円くらいかかると思うのですが、タイでは30-40円の時もあります。外食よりも安く、時間を有意義に使えるのでいいですね。プロモーションもたくさんあります。
ー タイで大変なことや戸惑ったことはありますか?
り:言語の違いに苦戦しました。英語も、日本語訛りの英語だとタイ人に伝わらないので、タイ語よりの英語の発音にしなければなりませんでした。
は:日本人って別れるときにバイバイすると思うのですが、タイ人はあっさりしているので最初は驚きました!
ー 日本に帰国したらやりたいことはありますか?
は:帰国したら、お母さんの手作りご飯を食べて、ワンちゃんに会いたいです。最近は、テレビ電話で会ってます。
り:僕はトークライブを開催したいです。面白い話をストックしているので、解放させたいですね!(笑)
ー 休日はどのように過ごされていますか?
は:私は、基本寝てます。あとはタイの新宿みたいなサイアムという場所で、お買い物をします。ストレス発散ですね。沢山買い物をすると、「明日から頑張ろう」ってリフレッシュできます!
り:僕は、友人とナイトマーケットに行って、あえてちょっとだけ目立つ格好をして、わざと気付かれて、良い気分になりに行きます。
は:夜でも目立ちますね。(笑)
ー 次の視聴者からの質問です。化粧品はどこのを使っていますか?
は:タイのブランドのコスメも買います。安くて質も良いです!皆さんがタイに来たときは、ぜひゲットしてみてください。
り:「Retin A」ですね。化粧品好きな人がタイに来たら、絶対買うと思います。日本で買うとしたら病院に処方してもらうものなのですが、タイでは薬局で購入できます。これを週に1回とか塗ると、肌が綺麗になります。
人気インフルエンサーのこれから
MC:はるぴーさんからりょうたさんへの質問があるとのことですが…
は:テレビ出演をきっかけにタイに渡航されたと思いますが、いつまでタイで活動されますか?
り:仕事があり続ける限り、タイにいようと思います!
は:タイ以外にも他の国に行きたいですか?
り:チャンスがあれば何でもやりたいですね。はるぴーさんはどうですか?
は:「結果出せたぞ」っていう時までタイにいたいと思います。家族が大好きなので、両親に「すごいじゃん」って思ってもらえるくらいになりたいです。
日本に帰国するのではなく、両国を行き来できるようにしたいです。また、以前ライブでミャンマーにも訪れたときに、すごく良い国だと感じたので、タイ以外の他の国々にも行きたいと思っています。
ー 今後はどのような活動をしていきたいですか?
り:僕は、新型コロナウイルスの影響で話が二転三転していて先が読めない状況です。年明けに、僕らのドラマ※がオンエアされるので、そこからまたオファーを頂ければいいなと思っています。休みなく出られ続ければと思います。
は:私は元々アイドルをやっていたので、ライブもモデルもやりたいです。私に求められていることはやるっていう勢いですね。
タイの良いところ、楽しいところを日本や世界中に発信していきます!
※タイ最大手GMMが制作するドラマ 『Oh My Boss』(2021年放映予定)
りょうたさん、はるぴーさん共に出演予定のドラマになります!
ー では最後に、視聴者に向けてメッセージをお願いします!
り:機会があれば帰国して、ライブとか開催しようと思うので、ぜひお越しください。また、SNSでタイの情報を公開していくのでぜひ観てください!
は:今は、SNSでたくさん投稿しているので、ぜひチェックしてほしいです。特に、食べる動画を中心としたYouTubeでは、視聴者のみなさんに「楽しい」を共有していきます。これからも応援をよろしくお願いします!
あとがき
今回のインタビュー企画は、お二人のご協力によって、楽しく勉強になる対談企画となったと思います。
1時間という短い時間でしたが、お二人の具体的な活動についてだけでなく、タイと日本の芸能界の違いや、休日の過ごし方まで、なんでもお話していただけました。
そして、コロナにも負けず、母国を離れてご活躍されているご両人ですので、自ら道を切り開こうというその決意と覚悟が、お二人の発する言葉と表情から、ひしひしと伝わってきました。
今後とも、お二人のご活躍をお祈りしています!ご参加いただき、本当にありがとうございました!