私がタイで「東南アジア」を学ぶわけ

2017.05.3

はじめまして!現在、筑波大学3年の寺田穂です。生まれてこの方ずーっとつくばで生活してきた私ですが、2017年8月から約半年のあいだ、タイのバンコクにあるタマサート大学へ留学します!今回は私が、どうしてタイへの留学を決めたのか、ご紹介します!

わくわくのタイ留学!!!

(タマサート大学のシンボルである時計台)

まずは、留学先のタマサート大学について少しだけ。タマサート大学について知っている人はどれだけいるでしょうか。かという私も、留学先を考えていて初めて知りました。

 

私が学ぶタマサート大学タープラチャン・キャンパスは、タイのバンコクのど真ん中、王宮の隣に位置しています。この大学は、タイの東大と言われるチュラロンコーン大学についで2番目に古い由緒ある大学で、留学生も多いようです。タイについて学ぶThai studiesや東南アジアを広く学ぶSEAS programなど留学生向けのプログラムが充実しています。私はSEAS programで東南アジアにおける多民族社会やジェンダーについて学ぶ予定です!

 

ここでひとつ余談ですが、タイの大学には制服があります。白いシャツに紺のスカートといういたってシンプルな制服で、なんだかタイに行ったら高校生に戻ったような感覚になりそうです。

 

(友人の制服を撮らせてもらいました。)

私が東南アジアに興味を持ったわけ

私はタイ留学で「東南アジア」について広く学びに行くわけですが、そもそもどうして東南アジアに興味を持ったかと言いますと、きっかけは高校の修学旅行でした。

 

高校の修学旅行でシンガポールに行ったとき、シンガポール航空を利用したのです。そこで出会った日本人のCAさんが驚くほどきれいな方で、実は私の東南アジア好きはちょっとした憧れからスタートしました。目的地に向かう飛行機のなかからシンガポールへの期待が最高潮だった私ですが、そんな私の目に映ったシンガポールの町は驚きと不思議にあふれていました。

 

以前の私は、東南アジアの町というと人も車も多く「ごちゃごちゃ」したイメージをもっていました。しかしシンガポールの中心部は高層ビルが立ち並び、整然とした街並みで非常に驚きました。しかしそれ以上に驚いたのは、数駅移動するだけで、民族ごとに街並みが一変することです。数駅の移動で、違う国に来たような、なんだかテーマパークの中を歩いているような気分になったことを覚えています。

そんな驚きのなかで、私の中に一つの疑問が生まれました。

 

「言葉も習慣も違う人々が一つの国で生活しているってどんな状況なんだろう?」

 

この疑問がずっと私の中に残り続けており、歴史的背景などにより様々な民族がともに暮らしていて、日本にとても身近な東南アジアという地域に強い興味を抱き続けています。

 

(シンガポールでの1枚)

なんでタイのタマサート大学??

ここまで読んでいただいて、「なんでタイなの?」「タイは多民族国家のイメージはないぞ」と感じたかもしれません。

 

実は最近まで留学先としてマレーシアとタイで迷っていました。多民族国家マレーシアで実際に生活してみたいと思う反面、マレーシアで漫然と生活するだけでは留学を意義あるものにできないのではないかという不安がふつふつとわいてきました。そんな時、タイのタマサート大学のSEAS programを知りました。「日本からみる東南アジア」ではなくて、「ASEANの国からみる東南アジア」に関心を持ち、この大学への留学を決めました。

 

ちなみにSEAS program をもう少し詳しく説明すると、タマサート大学で開講している、主に東南アジアについて学ぶプログラムです。例えば、東南アジアにおける、ジェンダー問題や、ビジネス関係、政治関係などの授業があります。

 

それに加えて、日本やタイのような「多民族国家」と言われない国でも、少数派の民族や宗教があって、そうした人々の考え方や暮らしにも興味を持ち始めました。特に、タイの方が日本よりも進んでいるジェンダー問題も気になっています。

 

こうして考えているうちに、「東南アジア 多民族国家」というキーワードで止まってしまっていた私の関心がどんどん広がる予感がして、これはタイに行こう!と、きめたわけです。

 

アセナビの一員として・・・

まだまだ、関心ごとがぼんやりとしているのですが、私は総じて「人々の暮らし」に興味をもっているので、今後アセナビを通して東南アジアでの暮らしや職についての記事を発信していきたいなと思っています。そのなかで、自分の中に引っかかっている疑問を少しでも解き明かしていければと思います!

 

【編集後記】

東南アジア、特にタイとシンガポールに興味津々の私ですが、まだまだ知識不足です…。

これからアセナビを通してたくさん記事を発信していこうと思います。私自身とても楽しみです!