2017.05.27
海外ビジネスサミット2017とは?
アセナビは、4月19日に開催された海外ビジネスサミット2017にお邪魔してきました!
今回で開催5回目のこの大交流イベントは、海外ビジネス支援をしている民間企業や行政機関・金融機関・団体が集う、日本最大級の海外ビジネスイベントです。
開催目的は各国のビジネスネットワーク構築・ビジネスノウハウの情報交換で、日本全国・海外現地より200名近い方々が集まりました。「“ASEANで働く”を近くする」をミッションに掲げるアセナビにもぴったりのイベントでした!
主催の株式会社Resorzさん(以下、Resorz)は、Digima~出島~・オフショア開発 .com・BPOサービス紹介センターなど、海外ビジネスの専門企業を紹介するマッチングサービスで、日本企業の海外ビジネス展開を支援されています。
日本人目線とグローバル視点を兼ね備えたハイブリッドな日本人を量産する
Resorz代表の兒嶋氏(左)と司会を務めた出島事務局の高島氏(右)
イベントは、主催Resorz代表の兒嶋氏の挨拶から始まりました。
「グローバル市場で成功する日本企業を10,000社つくりたい」Resorz代表 兒嶋裕貴氏
18歳から多くの国々を訪れているという兒嶋氏。海外を飛び回るうちに、国や企業の“年齢”が分かるようになったといいます。兒嶋氏によると、日本は人にたとえると中年期で、国でいうと、ポルトガルやギリシャに近いんだとか。
そんな中で兒嶋氏は、日本をもっと元気にし、世界の中で価値を高めていくには、日本人目線とグローバル視点を兼ね備えたハイブリッドな日本人を量産していかなければならないと考えているそうです。そのためにはまず、日系企業が海外に出て活躍して行かなければなりません。だからこそ、毎年この海外ビジネスサミットでは、海外進出支援を行われている専門家同士の繋がりを強化することを目的に開催されているそうです。
世界を見るとわかりますが、華僑・ユダヤ人・トルコ人などは共通して、一つの民族で助け合っています。しかし、残念ながら日本はそのような状況にはまだなっておらず、違う国に出るときに手を取り合ってサポートし合うことは少ないです。今回のイベントでは、参加者のみなさんが情報交換と交流をし、ともに日本の今後を考えることによって、一社でも多くの世界で輝く日本企業をつくっていただきたいです!
どんな企業・人が来ているの?
それでは、交流会の様子を写真とともに見ていきましょう!
海外ビジネスのコンサルティング、市場調査、オフショア開発、人材サービス、投資家、メーカー、教育関係、法律事務所、大使館、メディアなど、多様な業種の方々が交流されています。
参加者の方々に伺ったところ、「各国の最新情報の収集にきた」「提携や連携ができるパートナーに出会えそうだと思った」とのこと。多くの方が情報収集・人脈形成を目的に訪れているようです。
このイベントの司会を務められていた出島事務局の高島氏は、「実際に、過去のサミットでも、アライアンスや提携が決まられたというお話をよく伺っています。国別や同業種で集まる場はあるようですが、サミットのように全世界対象で専門家だけの集まりはあまりなく、こういった場を創れるのは当社ならではのネットワークだと思っています」と言います。
参加者の中には、かつてアセナビで紹介した方々もいらっしゃいました!
写真の左手は、アジアのウミガメ論で有名な加藤順彦氏。
「アジアで大成功した日本人起業家のロールモデルを生み出す」シンガポールのハンズオン投資家、加藤順彦氏
加藤氏はシンガポールにて、日本人が起業する事業に資本と経営の両面から参画する、ハンズオン型のエンジェルを得意とする事業家です。
加藤氏は自身のゴールを「海外で大成功した日本人起業家のロールモデルを生み出す」と設定し、アジアの中心シンガポールから日本に刺激を与えています。海外で認められ、自国に貢献する「ウミガメ」と呼ばれるような存在が、日本にも必要であると提唱。アジアで大成功する日本人が3、4人現れると、アジアで起業しよう、ビジネスをしようという若者が多く現れると期待します。
そしてその加藤氏の隣にいらっしゃるのが、20年以上ベトナムと関わり続け、ベトナムのオフショア開発を牽引している浅井氏(上の写真中央)です。
“ベトナム日系IT業界のリーディングカンパニーインディビジュアルシステムズ代表、浅井崇氏 氏”
浅井氏は、日本人が海外でビジネスをする際はその国の発展に貢献することを第一に考えなければならないといいます。浅井氏はビジネスを通してベトナムで雇用を生み、技術を移管することで、ベトナムの発展に貢献しています。
さらに、2016年9月に開催されたアセナビの海外就職イベントでもお世話になった株式会社エバディの金氏(以下写真右)と岩淵氏(以下写真左)もいらっしゃいました!お二人はグローバル人材とIT業界をメインに、人材紹介と人事コンサルティングをされています。
「人口が減少し続ける日本において、外国人を受け入れないという姿勢は、今を守ることでしかない」株式会社エバディ代表取締役 金明正氏
若くして海外に出ることは、自分の市場価値をあげる。ベトナムから帰国して人材会社の立ち上げを行う、株式会社エバディ岩淵由香理氏
ベトナムで働かれていたお二人は、日本はビジネスの本当のグローバル化に向けて準備をしておいたほうがいいと考え、就労環境や文化が異なる外国人を受け入れ、日本全体が外国人と共に働くこと、共存に“慣れる”必要があるといいます。
アジアは成長環境であるため、アジアで働くことはその人材の市場価値を高めることになる。そのため、ビジネスを通してそのサポートをされています。
さいごに
いかがだったでしょうか?アセナビも本イベントをきっかけとして、東南アジアで活躍する日本人の方々をたくさん紹介していただくことができました。参加企業の方々も、今回の出会いを通して、アライアンスのきっかけを得たのではないでしょうか。企業規模も年齢も様々な海外ビジネス関係者が200人以上も集まる、このような効率のいいイベントはなかなかないようです。
特に印象に残っていることは、複数の参加者の方々が「周りは敵ではなく、仲間なんですよ」とおっしゃっていたこと。これからも支え合ってポジティブに、世界で活躍する日本企業・日本人を増やしていきたいですね!
□ 本イベント開催会社ResorzさんのHPはこちら http://www.resorz.co.jp
□ Resorzさんの運営する海外進出・海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima~出島~」はこちら https://www.digima-japan.com
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