旅の相棒「プライオリティパス」持っている? 空港の便利アイテム実際に使ってみた

 

出国時や乗り継ぎの待ち時間。暇を持て余してはいませんか?休憩場所探しやスマホ、パソコンのコンセント探しをしていませんか?

旅をする時に持つべき魔法のカード!

その名は「プライオリティパス」

空港のラウンジを使用できる便利なカードなのです。

今回は「プライオリティパス」を持つことによって、いかにラウンジを有効活用できるか実際に海外で体験してきました。これを読んだら、あなたもプライオリティパスがほしくなるかもしれません。

そもそも「プライオリティパス」とは?

プライオリティパスは、世界最大のネットワークを誇る空港ラウンジ・アクセス・プログラムです。

プライオリティパスを提示することで、世界120か国400都市850か所以上のラウンジを利用することができます。

プライオリティカード

通常、空港のラウンジが利用できるのは、大きく2つのパターン。

・空港運営会社やカード会社系が運営し、使用条件を満たした有料プログラム会員になっている

航空会社がビジネスクラスやファーストクラスの利用客に用意している

LCCを頻繁に利用することの多い学生には、ハードルが高いと思う人もいるでしょう。便利なプライオリティパスの入手方法は最後にお知らせするとして、まずは「ラウンジ便利度ベスト3」を勝手にランキングです。

 

NO.3

シャワーが利用できる!

特に深夜便での出発は、体や気持ちをリフレッシュしてから搭乗したいですよね。

 

NO.2

コンセントが確保できる!

スマホ充電やパソコン作業したいですよね。

 

NO.1

料理が食べられる!

特にLCCの場合は機内食が有料なので、お腹を満たしておきたいですよね。

混雑状況によっては利用できない場合もありますが、荷物を持ってゲート内を右往左往するストレスもなく、ソファーでリラックスできますよ。

では、ラウンジ使用例として、筆者が利用したASEAN2か国のラウンジをご紹介しましょう。

マレーシア→シンガポール間で使ってみました。

 

マレーシアのKLIA2到着したらスパを目指せ!

羽田発の深夜便「エアアジアX」で、マレーシアから乗り継ぎをしてシンガポールに入りました。

マレーシア・クアラルンプール国際空港には、プライオリティパスが使用できるラウンジは4か所あります。到着は「KLIA2」LCC専用ターミナルです。現地時間6:30の到着は中途半端にしか寝られないので正直眠い。乗り継ぎは2時間ありました。

3KL店頭「Wellness Spa」というマッサージ店に併設。「PLAZA PREMIUM LOUNGE」の看板が目印。)

トランジットゲートを出て、ワンフロア上の飲食店が軒を連ねる場所にありました。プライオリティパスとパスポート、搭乗券を提示し、サインして入店します。

4KL室内(入り口入ってすぐにテーブル席。奥にソファー席やマッサージルームも完備。施術は有料)

ラウンジはさほど広くはありませんがスッキリした内装です。早朝到着であれば利用客も少なく、テーブルの取り合いにもなりません。

5KL窓側(リラックスルームの目の前は何も障害がないので、広々とした景色が楽しめる。夜よりは明るいうちの利用がおすすめ。)

大きな窓からは朝日が昇る瞬間をみることができて、タイガービールを飲みながらのんびりモード。ソファーで仮眠を取っている旅人もいました。コンセントの数は少なめです。

6KLブッフェ(お粥やスクランブルエッグなど、定番の朝食メニューが並ぶ。コーヒーやジュースの他、タイガービールがあるのも嬉しい)

料理は一通り食べてみましたが、朝はお粥がおすすめです。早朝は人が少ないせいか、清掃作業をしているスタッフが数名いました。シャワールームは2部屋あり、混雑時には順番待ちになりそう。

搭乗のインフォメーションボードがあるので、ゲートが急に変更になってもわかりやすく、時間もチェックできます。カジュアルな感じが利用しやすい印象でした。

 

シンガポール入国後すぐに使える!

シンガポール・チャンギ国際空港には、11か所のプライオリティパス使用可能なラウンジがありますが、通常あるのは出国ゲート内。しかし、チャンギ国際空港のすごいところは、1軒だけゲートに入る前の一般エリアにあることです。

7SG店頭(第3ターミナルにある「THE HAVEN」。一般エリアにあるのは、世界中みても珍しい。)

9:40に第二ターミナルに到着。移動時間もあり、ラウンジに着いたときには10時を回っていました。THE HAVENは、一部の料理やアルコールは別途有料。自由に食べられるフードの種類は少ないのですが、無料のセットメニューが充実しています。

8SGランチ(「チキンペッパー炒め丼」。ランチメニューは8種類の中から選べる)

朝食と昼食はセットメニューが変わり、でき立てが食べられるのが嬉しい。セットメニュー利用不可の時間帯もあるが、フリーコーナーには、トーストやカップケーキが並んでいます。

9SG店内(通路から見えている以上に奥行きがあり、個室や会議室もある。)

ソファー席がめっちゃ座り心地がよくて、熟睡しそうになりました。数人用の大きなソファーも多く、ファミリーにも最適です。ソファーそれぞれにコンセントがあるのも便利でした。

10SGシャワー室(シャワールームはなんと13部屋。亜熱帯の国はすぐに汗をかくのでシャワーは必須。)

店内全体が明るくて清潔感がありました。会議室の利用ができるので、ビジネスマンの商談にも便利。雑誌や新聞、パソコンも充実していて、この時は日本人ビジネスマンも活用していましたよ。

チャンギ空港では、さらに帰国時にも出国ゲート内にあるラウンジを利用しました。ラウンジのクオリティが高いことで定評があり、世界NO.1の空港だけあります。

ちなみに、チャンギ空港は世界一寝やすい空港としても知られていますね。

参照|空港で寝ちゃう!? 老舗空港泊レビューサイトから見る、ASEANの快適な空港3選!

11SGアンバサダー(第2ターミナル「AMBASSADOR TRANSIT LOUNGE」は、改装してHPの写真よりシックな雰囲気に変わっている)

ビッフェも充実していて、旅先での野菜不足も解消。炒め物や点心、カレーなど種類も豊富でした。チャンギ空港のラウンジは、それぞれ雰囲気も違うので制覇したくなります。

プライオリティパスを持つ以前は、一日動き回った後の深夜便に乗っていたので、スマホのバッテリーは減るし、汗もかいたままだし、けっこうストレスが。しかし、それも解消です。ゆったり過ごせて、時間の有効活用もでることが一番嬉しいですね。プライオリティパスに感謝!

今回、日本出国は羽田空港発だったので、国際線でのプライオリティパスを利用できるラウンジは無し(国内線はあり)。成田空港の第1、第2ターミナルには、利用できるラウンジがあるので日本出国時にも便利ですよ。

 

プライオリティパスを入手するには?

通常、プライオリティパスは、利用頻度によってランクがあります。無制限で利用できるプランでは、年会費がなんと約4万円もかかってしまいます。よほどでない限り、この金額は払えませんよね。それ以外でも利用回数が限られたり、ラウンジ使用時に料金も発生(1回の利用で約3000円)。

12楽天

そこで、便利なのが、クレジットカードの特典を利用することです。筆者は色々と調べて、「楽天プレミアムカード」を利用しています。こちらならば、年会費1万円で通常のクレジットカードの特典として、プライオリティパスの申請ができるのです。クレジットカード使用でポイントも貯まるし、国内外の傷害保険もついているので、最低限の補償も安心。プライオリティパスは、海外だけではなく、日本国内の一部の空港でも利用可能です。

えっ、1万円でも高いって?

学生の時には無理かもしれませんが、日本や世界を飛び回るビジネスマンになった時に、ラウンジの便利さがわかってもらえるかも。旅や仕事の疲れは案外ヘビーですからね。

アジアのラウンジは比較的コンパクトですが、他の国を色々とみていると、広くて個性的なラウンジもたくさんあります。プライオリティパスのHPを見るだけでも楽しいですよ。

*プライオリティパスが利用できるラウンジの詳細は空港によって異なります。

利用状況、価格については、2016年4月時点のものです。