マレーシア出身の映画監督リム・カーワイ氏が手がける、国境を超えたラブストーリー
東アジアと日本の関係を焦点に描く無国籍の映像作家、中国系マレーシア人のリム・カーワイ氏(監督・脚本)、そしてシンガポールをベースにアジアのウミガメ起業家創りに挑むハンズオン事業家の加藤順彦氏(企画・製作総指揮)による、洋画でも邦画でもない新アジア映画『FLY ME TO MINAMI - 恋するミナミ -』(シンガポール・日本合作 2013)が、12月下旬の8日間、一年ぶりの大阪にて待望のアンコール上映決定。
また、12月27日上映後に、製作総指揮である加藤順彦氏と、「アセナビ」メンバーによるトークイベントを予定。
会場:シネ・ヌーヴォX
日程:12月21日(日)、22日(月)、25日(木)、26日(金)12時00分〜
27日(土)28日(日)29日(月)18時30分〜
(27日の上映後「加藤順彦氏×アセナビ」トークイベント)
上映日程表はこちら
ストーリー
『FLY ME TO MINAMI 恋するミナミ』予告編
舞台は香港、ソウルそして大阪。香港のファッション雑誌の美人編集者・シェリーン(シェリーン・ウォン)は会社の新しい方針に従い、嫌々ながら年末に大阪へ出張し、繁華街のミナミを取材。カメラマンが急遽同行できなくなり、彼女は現地通訳・ナオミの弟であるタツヤ(小橋賢児)を雇う羽目になる。だがミナミは、一年でもっとも忙しい時期。シェリーンは、アマチュア同然のタツヤと一緒にドタバタと取材を敢行。やがてふたりには恋愛感情が芽生えはじめるが、ある誤解でその恋の行き先は思いがけない方向へ転換されていく。
一方、 キャビンアテンダント をしながら、ソウルでセレクトショップを経営する女性・ソルア(ペク・ソルア)。洋服などを仕入れるため大阪を往復する彼女には、在日韓国人の恋人・シンスケ(竹財輝之助)がいる。家庭を持ち、コリアンタウンで韓流グッズ店を経営しているシンスケとは数年前、彼がソウルへ語学留学に来た際知り合った。
シンスケが日本に帰ってからも、ふたりの恋は続いているが、これ以上、微妙な関係に耐えられないソルアはある決意をする。カウントダウンで賑わうミナミの戎橋や、初詣客ひしめく難波神社を舞台に、国籍も言葉も異なる男女4人の、切なくも美しいラブストーリーが交錯する。
それぞれの苦しい恋は果たしてどんな結末を迎えるのだろうか。
本作のココが魅力!
①ソウル、香港、大阪・ミナミの、約40カ所のオールロケ撮影
韓国語、広東語、英語、そして大阪弁の飛び交う汎アジアな同作。どの街にも、アジアの熱と光、人情が溢れているように感じ、次第に国境を越える感覚が押し寄せてくる。
②国際色豊かなキャスト
『DON`T STOP!』で鮮烈な監督デビューを果たした小橋賢児が6年ぶりに映画の主演復帰。 関西弁と英語を使い分け、 見事にタツヤを演じる。人気テレビドラマ『半沢直樹』 やNHK連続テレビ小説 『梅ちゃん先生』でお馴染みの竹財輝之助 も韓国語と関西弁に初挑戦し、シンスケを熱演する。 香港の美人編集者・シェリーン役には元ミス・マレーシアで、2013年に香港で歌手デビューも飾ったスーパーモデル、シェリーン・ウォン。韓国でテレビドラマや舞台、CMで活躍するペク・ソルアはキャビンアテンダントのソルアに扮する。
③多彩的なスタッフ構成
『マジック&ロス』、『新世界の夜明け』に続き、東アジアと日本の関係を焦点に描く無国籍の映像作家、「シネマ・ドリフター(映画流れ者)」を自称する中国系マレーシア人のリム・カーワイ監督最新作。企画・製作総指揮は、事業家としてシンガポールをベースに活動する加藤順彦。また 香港ロケでは香港新人監督賞を総占めした ツァン・ツイシャン 監督 (『ビッグ・ブルー・レイク』) 、韓国ロケではあのホ・ジノ監督 (『八月のクリスマス』) が率いる「 Film Ho 」の全面協力により撮影が行われ、さらに撮影監督・加藤哲宏、美術監督・塩川節子、録音・山下彩という、これまでのリム・カーワイ組以外のメンバーも参加。共同脚本には『あらしのよるに』の伊丹あき、人物デザインを NHK 大河ドラマ『龍馬伝』『平清盛』の柘植伊佐夫 が迎えられ、 主題歌『Fly Me to Minami』を JAZZIDA GRANDE feat.ナガシマトモコが歌う。
アセナビも応援する、アジア各国のキャストやスタッフが協同した新感覚の「アジア映画」。関西圏にお住まいの方はぜひお越し下さい。