ASEANの車と料理とITと若者と・・・【今週のASEANニュース】

2016.01.16

こんにちは、竹原(@asenavi_wataru )です。

わが大学ではそろそろテストが始まってしまいます…。1月中には終わるのでなんとか乗り切りたいですね。

テストといえば、私がカンボジアにいた時、共に働いていたスタッフは現役大学生もテストに苦しんでいました!どの国でも、テストは学生の悩みなんですね......。

カンボジアでは、朝〜夕まで働いて夜に大学へ行くというハードな生活をしている学生が結構いるんですよね。

すごくタフだなぁと思ったと同時に、こういう人材と将来やりあっていくのかぁと感じました。今度は、同世代カンボジア人の日の生活を追った記事でも書こうかなぁ......。。。

まぁそんなことはさておき本題に移っていきましょう。今回のメンバー紹介は副編集長、永瀬晴香(ながせはるか)です!

 

こんにちは!

二代目副編集長をつとめております、永瀬晴香(@asenavi_haru)です! 早稲田大学文化構想学部3年生、AB型です。

晴香 プロフィール

今まで行ったことのあるASEANは、カンボジア、インドネシア、タイです。2015年8~12月まで、タイ・バンコクにあるチュラロンコン大学に留学していました!

カンボジアが私のアジア好きの原点ですが、当時はASEANへ留学するなんて予想もしてなかったです(笑)。 独特の雰囲気、アツさ、美味しい料理、飽きない景色、人のやさしさ… アジアは一度行った人をとりこにさせる、不思議な魅力がありますよね。

私のようになんでもない大学生が、すこしのきっかけでASEANへ足へ踏み出してくれるように、ガンガン発信していきたいです(^^)

タイへ踏み出したことが、私の人生の転機になったなとすでに思えている、そんな体験をもっといろんな人にしてもらうべく、タイと日本のかけ橋になれるように楽しんでがんばっていきますー!

 

今回はそんなタイオタクな永瀬と一部タッグを組んで、記事を作りました。

それでは行きましょう、今週のピックアップニュース!

 

新たなオフショア開発拠点!でも、忘れちゃいけないこともあると思うんです。

【ミャンマー】NTTデータ、ヤンゴンでIT教育コース開講Yahoo!ニュース

Students work on an in-class assignment in an Electrical and Computer Engineering 230: Circuit Analysis course taught by faculty associate Michael Morrow on the fourth floor of Wendt Library at the University of Wisconsin-Madison. (Photo by Bryce Richter / UW-Madison)

Photo from college.library

NTTデータがミャンマーのIT人材育成に乗り出しました。「ヤンゴンで25日から、IT教育コース「NTTデータミャンマー・プロフェッショナルSEアカデミー」を開校」するようで、「初年度に300人規模の受講を見込む」ようです。

このような人材育成過程で、ジャパナイズ(日本化)されたIT人材が東南アジア各国で増えれば、オフショアへも一段と進んでいくでしょう。

オフショアとは、(ここにおいて日本側から)情報システムやソフトウェアの開発業務を海外(ここにおいてはミャンマーですね。)の事業者や海外子会社に委託・発注することです。

人件費の安い国に委託・発注する場合は、低コストでシステムやソフトウェアを開発することができます。

しかし、問題点もあります。そのひとつは、日本側が依頼した設計書通りにシステムやソフトウェアが作成されない点です。

私がインターン先でお世話になったカンボジア人の方(日本の高専、大学を卒業し、IT企業で10年ほど勤められました。)は、受託する側にとって日本から送られてくる設計書は、細かく書かれてなくわかりづらいことがあるとおっしゃておりました。

これは、日本らしい「言わなくてもわかるだろう」的暗黙の了解や、言語の壁があるのではないかと思います。

私はプログラミングに関する知識が皆無ですので、詳しい言及はできませんが、ジャパナイズされたASEAN IT人材育成と同時に、

ASEANの現地プログラマーにうまく仕事を振れる日本のシステムエンジニアもニーズとして増えていくのでないでしょうか。

日本側とASEAN側、どちらも上記のような人材を欲しがるのではないかと思います。

 

オールジャパンでシンガポールへ日本の食材を!

ANA・伊勢丹・ヤマト運輸はシンガポールで日本食材のお取り寄せサービス開始 ASEAN PORTAL

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「シンガポールで、越境ECサイト「ISETAN JAPAN DIRECT」を新設し、日本の旬な農水産品などの食材をシンガポールの消費者までお届けする「お取り寄せ」モデルをスタートしたことを発表」しました。

これによってシンガポールに住んでいる人は、伊勢丹で高品質で旬の日本の農作物を手に入れることができるようになります!

シンガポールは面積も小さく、一部資源を隣国から輸入していますが、一人当たりの所得は日本以上あります。

いわば、お金はあるけど資源がない状態。そして、確かな信頼性のある日本の食品に対するニーズもあります。

そこで、今回のようなANA、伊勢丹、ヤマト運輸などの日本の大企業が大規模に食材を届けるようになると、ますます日本のチャンスが広がりますね。

駐在している日本人にとっても、新鮮な日本食をダイレクトに手に入れることは魅力的ではないでしょうか。

これを契機に、個人の顧客だけでなく現地日系卸売業者と提携して幅広く日本食を届けてほしいです!!(なにか法律的障壁があるかもしれませんが)

 

未来ある若者に光を!

「日本 カンボジア ティーンエイジ・アンバサダー(高校生交流)事業」を実施 - 産経ニュース 

14249428718_060d4415c5_oPhoto from Hernán Piñera

「イオン株式会社公益財団法人イオンワンパーセント(1%)クラブ」「は1月12日(火)から19日(火)の期間、カンボジア王国(以下、カンボジア)の高校生20名を日本に招待し、日本の高校生20名と交流する「ティーンエイジ・アンバサダー事業」を実施」するとのことです。

イオンを母体とする財団が日本に若きカンボジア人を連れていき、同じ世代の日本人と交流する機会を作ります。

期間は1週間ほどと短めですが、参加者としてはこの上ない機会だと思います。若いうちから日本に行くチャンスを得ることは難しいです。

私の知人のカンボジア人の方で、日本の文科省から奨学金を受け取り、日本の国立大学で留学し、日本企業に10年ほど勤め、カンボジアに帰ってビジネスを立ち上げた方がいます。

このように狭き門をくぐり抜けチャンスを手に入れ国外で経験を積んで、自国に戻って活かすことができればこの上なく良いことだと思います。

また、日本の高校生もこれを機に同世代のカンボジア人がどれほどのものかを知ってほしいと思います。これからは、ものすごいハングリー精神を持った成長国の若者たちと競争していくこともありますから。

 

自動車メーカーの雄 ベトナム降臨

【ベトナム】トヨタ、レクサス「RX」新モデル発売(NNA) - Yahoo!ニュース

14341366958_389fa13d57_kPhoto from RL GNZLZ

世界各国誰もが知る自動車メーカートヨタの高級車部門レクサスが、「12日スポーツ多目的車(SUV)「RX350」と「RX200t」(2016年モデル)」をベトナムにて発売しました。

価格は「価格はそれぞれ33億3,700万ドン(14万9,000米ドル、約1,750万円)と30億6,000万ドン。」だそうです。

ベトナムドンは数値が大きいですね(笑)。

それにしても、日本円して1750万は驚きです。レクサスRXはSUVが人気になっている日本でもよく見かける車種なんですが、価格は500万円~750万円ほど。(装備によって開きがあります)

やはり、車の価格はASEAN各国だと高いですね…。

 

「日本から完成車(CBU)として輸入される。」ということで、輸送費用や関税もかかるのでしょうか。気になったので、ジェトロを参照しました。

「乗客輸送用の新車の税率は70%から83%に引き上げられている。」

やはりそういうことでしたね。。ほぼ2倍じゃないですか!!

 

おそらくASEAN各国共通だと思いますが、カンボジアではトヨタが圧倒的なシェアを誇っていました。分類別でみると上記のようなSUVが多く、次に「カムリ」や「プリウス」などの中型セダンが多かったですね。

SUVはタイヤ4つが全部走る4WDである場合が多いのですが、まだまだ道が荒れていて整備されてないエリアだと、需要は非常に高いんですね。

ちなみに、なぜトヨタなのか。知り合いのカンボジア人に尋ねたところ、「足回りが強いんだよね~トヨタって」とのこと。つまりは車の下部分が頑丈で、荒れた道でもぐんぐん走るということなんです。また、工場が充実しており、修理が安価なのも魅力的みたいです。

知人(日本人)がトヨタの「ハリアー」(これも4WDでASEANで大人気)を売った際も、いい値で売れたみたいです。

......って、車が大好きなので、この手の話題になると勝手に盛り上がってしまうんです。ご容赦くださいませ......。

 

アセナビ副編集長から、タイ料理のススメ

現地で食べたい! 旅コンシェルジュがすすめる「タイの絶品グルメ」7選 - Ameba News [アメーバニュース]

16171901370_922c6c15ea_bPhoto from houseofthailand.com

冒頭に紹介がありました、永瀬です! 私はマンゴーシェイクは100%、砂糖抜きが好きです。

上の記事の中にもありますが、私が愛してやまなかったタイ料理は「カオソイ」! 記事中2つめにありますね。

記事中にはチェンライと書いてありますが、同じく北部の都市であるチェンマイでも食べることができます。(チェンマイとは、タイの中の小京都のような存在の、ゆったりとした時間が流れる都市。ランタンを飛ばす、ロイクラトン祭りが行なわれます!)もちろん、バンコク市内の屋台でもたまに食べることができますよ!

スープはカレーの辛さと、ココナッツミルクのまろやかさ・やさしい甘さがミックスし、深夜に食べたくなるラーメンのよう。 特徴的なところは、フライされた麺! バリバリとジャンクフードを食べているときのような、あの背徳感がたまらないのです。 ラーメンのような中華麺(そんなにちぢれてないです)が入っているものも多いです。

具にも注目。カレーに似たスープの中に、さっぱりとした玉ねぎと、煮込まれた骨つきチキン! ああ、ひとくち目は何にしよう…やっぱりチキンは最後にとっておくべき?…夢の広がるヌードルです。最後にご飯もぶっこみたくなります(デブ)。

タイには、まだまだ知られていないおいしい料理がたくさんあります。旅行の際は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

ではまた来週!