【日越大学特集②】サステイナビリティ学が必修?学生の授業と日常生活に迫る!

日越大学特集2回目です。前回は日越大学の概要と私がインターンシップをするまでの経緯についてご紹介しました。今回は学生が普段どのような授業を受けているのかについて注目していきたいと思います。

日越大学の授業内容とは?

サステイナビリティ学を軸にした時間割

学生は一体どんな授業を受けているのでしょうか?企業管理(MBA)専攻の学生を例にとって、ある1週間の時間割を見てみましょう!

学生の時間割には専門科目以外も含まれる

日越大学の授業の特徴として、専門の勉強に加えて学部に関わらず全員履修しなければならない共通科目があります。

それはサステイナビリティ学です!

現代社会において地球温暖化などのグローバル規模の環境問題が進行し、持続可能な発展の重要性が叫ばれています。日越大学では全ての学部において学生たちがサステイナビリティ学を学ぶことが義務付けられているのです。

「サステイナビリティ学基礎論」と「サステイナビリティ学方法論」という科目を全員が受講することによって持続可能性の重要性を理解し、地球規模の課題に対する問題意識を持ち各々の専門分野に生かすことができます。

このように日越大学の教育プログラムは、サステイナビリティ学を軸にして、文理横断的なのです。

サステイナビリティ学の授業風景(遠隔授業も行われる)

社会主義思想の教育

さて、突然ですがここで質問です。皆さんはベトナムの正式名称をご存知でしょうか?

正式にはベトナム社会主義共和国(Cộng Hoà Xã Hội Chủ Nghĩa Việt Nam)と言います。

社会主義国家のベトナムでは、大学の教育の中で社会主義思想を学ぶということが義務付けられているのです。

授業ではホーチミンやレーニン、マルクスなどの思想を学習しており、我々外国人からすると少し馴染みは薄いですが、ベトナム社会をより良く知るという意味でもこれらの授業は興味深いと思います。

また「哲学」という名のこの授業では社会主義思想のみならず宗教などについても学んでいるそうです。

ハノイにあるホーチミン廟(サマープログラムの観光)

日本語の授業

学生は日本語の学習も義務付けられています。0から学び始める人が多い初級クラスから一定程度の会話が出来る中級クラス、日本語能力試験のN2レベル以上の上級クラスの3つに分かれており、レベルは様々ですが意欲的に学んでいる姿が印象的です。

通常の授業では教科書を用いた解説、自習の時間にディクテーションのテストなどを行っています。それ以外にも授業とは別に「日本語カフェ」という時間を設けて生徒が主体的に日本語を楽しく学べる環境作りをしています。

この時間は日本人の職員や外部から日本人を招いて学生に日常的な日本語を教えています。私もインターンシップの期間は毎週学生に教えていました。

日越大学の教職員も日本語を教える日本語カフェの時間

なお、我々日本人学生が日越大学に入学した場合は、母語である日本語を学ぶ代わりにベトナム語の授業を受けるプログラムが予定されています。

英語の授業

英語の授業に関しては補修のクラスや英語の上達も見込める上級クラスがあります。授業ではグループでのプレゼンテーションやディベート、ライティング等の課題が課されます。

日越大学の授業は基本的に全て英語で行われますが英語に不安のある人も安心して授業を受けられますね!

インターンシップ制度の充実

また、日越大学生の成績上位者は二年次に日本での数か月間にわたる幹事大学へのインターンシッププログラムに参加できます。学生は日系企業をはじめJICAや官公庁など様々な場所を訪問します。

日本人学生にはベトナムでのインターンシップが計画されていますよ。

キリン株式会社を見学する企業管理の学生たち

つくば市役所を見学する公共政策の学生たち

日越大学一期生はインターン期間中に、東京で開催された来日記念交流レセプションへ参加(前列左から5人目は、野上浩太郎 内閣官房副長官)

まとめ

日越大学のカリキュラムは文理横断的になっており学部の垣根を越えて様々な学生と関わることが出来るため学生たちは皆とても仲が良いです。

また学内ではベトナムに進出している(もしくは進出予定の)日系企業のCEOによるセミナーなどが頻繁に行われているので将来海外で働きたいと考える日本人学生にとっても自身のキャリアを考える良い機会になります。

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