差別、障害、貧困を目の当たりにしてきた私が、東南アジアでやっていきたいこと

初めまして!筑波大学4年の森亜友奈です。大学では障害のある人の支援や教育について勉強しており、体育会の部活動で毎日バドミントンを練習しています。高校の時にフィリピンに語学留学し、大学1年生ではタイ・ミャンマー・ラオスでバドミントンの普及活動を行いました。

いろいろなことに手を出した大学生活で、「誰かの何かの支えになりたい」「誰もが平等に自分らしく生きられる場所を一つでも多く、一人でも増やしたい」

「特に発展途上国において」

と思うようになりました。

その経緯をお話ししたいと思います。

高校時代、人権活動での出会いから得た思い

タイの山奥の小学校でバドミントン活動を終えた後、カメラを向けると笑顔で集まってくる子どもたち。

「人を支える仕事がしたい」と思うようになったのは、三重県の津高校に通っていたときの人権活動の影響です。

人権活動に参加したのは家族が参加していたからで、やっていくうちにやりがいや責任を感じるようになりました。

活動内容は、月に2回ほど活動の所属メンバーである地元の高校生や地元の人、地元の学校の先生が地域の集会所に集まって、主に部落差別について話し合うこと。具体的には、メンバーが自身の生い立ちの話や展示物作成、講演会など。活動の目的は一つ、差別をなくすためでした。

そのために周りの人たちとの間で差別のない関係を築く、つまりメンバー同士のことをよく知ることを大切にしました。ただ人権について話し合うだけでなく、普段から会う機会を増やしたりもしました。

差別のない関係をたくさんの人ともつことができれば、社会から差別がなくなる。そう考えて、地元を超えて都道府県を超えて活動してきました。そこで出会った人たちの話をきいたり、自分の人生や周りについて考えたりすることが増えるにつれ様々な背景がある中で生きている人がいて、自分だけでなく友達や家族など、何かのために頑張っている人がたくさんいることを知りました。

そんな方々と会ってきて、何か私にできることがあるのかな、なんでもいいから何かのためになれないか、と考えるようになってきたんだと思います。

東南アジアの障害と子供の姿をみて

高校三年生受験期のある日、衝撃的な記事を読みました。ベトナムのある孤児院では、障害をもった子供が過半数以上いる、と。私は、なんでだろうと考えました。

恐らく、障害をもった子供が生まれてしまった、もう育てられない、と思う人がたくさんいて、捨てられてしまったのではないでしょうか。「障害について知らない人が多いから、育てられないと思ってしまうんだろう」とも考えたり。その記事をきっかけに、東南アジアの障害に関する理解や支援について興味をもち始めました。

その後、大学入学前の2月にフィリピンのセブ島で3週間語学留学しました。

フィリピンセブ島のカワサン滝。ライフジャケットを着る私たちに対して、無防備で滝に挑む方々。

その時に見たストリートチルドレンが、私の心を大きく揺さぶり、記憶に残っています。

街に出ると、道端にいる子供たちが物乞いしてきました。車に乗っている時には窓越しから子供が食べ物を求めてきたり、ショッピングセンターの前では必ず何人もの子供が物をもらおうと待っていたり。そんな光景を初めて見て、環境や文化の違いに驚きました。

ただ衝撃的でした。

同じ語学学校に通っていた日本人から、発展途上国でのボランティア経験の話を聞いてみると、自らでボランティアする体制を整えて活動している姿がとても素敵だったんです。

フィリピンで目にした現状と出会った人々の姿を見て、「私にもできることがある」「何かしたい!」と思ったのです。

東南アジアでのバドミントン活動

ラケットもシャトルも見たことのないタイの子どもたちが初めてバドミントンに楽しむ様子

大学1年生の3月、タイ・ミャンマー・ラオスでバドミントンの普及活動を目的としたプロジェクトに参加しました。それぞれ三日間で子供たちと一緒にバドミントンをする、バドミントンの楽しさを知ってもらう、そこで出会った人との繋がりをもつことが、具体的な目的でした。

そこでは、物乞いをする障害者がいたり、ホテルの従業員が中学生くらいの子供で、ロビーで寝泊まりしていたり…と生活が国や地域、家族に守られることが当たり前でない文化や環境という点で、日本との違いに驚きました。

しかし、そのような驚きばかりではありませんでした。現地の方々には車で観光に連れていってもらったりして、本当によくしていただきました。

タイのシーナカリンウィロート大学にて。バドミントンの授業の中で活動を行った。

バドミントンをしたことがない子供や学生たちにどんなバドミントンを教えればいいのか、計画したものの、上手くいかなかったことはたくさんありました。それを、ラオスの代表の方に伝えたとき、「初めはそれで当然、これから続けていくためのきっかけになった。これからがスタートだよ」と言ってくれました。

当時のバドミントン普及活動を継続できていない現在、ずっと心に残っている言葉でした。私を含め、一緒に行ったメンバー皆が、こちらが何か提供できたのか、してもらったことばかり、得たものばかりだったな。と感じました。これからがスタートだと思い、必ずもう一度行きたいと思います。

さいごに

セブ島カワサン滝周辺での休息スペース…だったような

人権活動を行ってきた高校生活から、東南アジアでのできごともあり、私は発展途上国への支援活動に興味があります。いつか、青年海外協力隊として活動することが夢の一つです。それまでに何度か東南アジアでボランティアかインターンか、なにかしら活動したいなと考えて、今は大学で開かれるセミナーや講演会にちょこちょこ参加したり、東南アジアで出会った人と連絡を取ったり…といったことをしています。

今年度4年生になり、主に卒論研究と部活動の毎日です。卒業後は大学院に行き、専門の勉強や、留学か海外ボランティア等海外渡航に取り組みたいと考えています。アセナビにも入り、これから少しでも視野を広げたり、たくさんの人と関わりを持てればいいなと思っています。

 

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