【アセナビ×GlobalWing】ベトナムで新規事業の黒字化に成功。海外インターンに行く覚悟を決めたなら最後までやりきる! 筑波大学 M.Tさん

2017.08.24

海外インターン生としてベトナムの日系スタートアップでメディアの運営と広告営業を行っていたM.Tさん。現地では立ち上げたばかりの事業を黒字化することに成功し、大きな成果をあげられた。しかし、成果をあげる前には苦悩もあったと語る。これから海外インターンに行くことを検討している学生にはおすすめのインタビュー記事です。

≪プロフィール|M.T.さん≫

筑波大学情報学群5年次4年。2016年大学3年生の就職活動前に、1年間休学し、海外インターンに参加することを決意。海外インターンではベトナムの日系スタートアップでメディアの運営と広告営業を行っていた。現在は文化人類学の研究室に所属し、日本に住んでいるベトナム人のコミュニティについて研究している。

 

留学ではなく、海外インターンに挑戦しようと思ったきっかけ

ー まず所属が筑波大学の情報学群ということで、この学群を選んだきっかけを教えてください。

もともと私は情報やメディアなどに興味があり、今の所属している学群には学びたいものが学べる環境がありました。しかし、実は筑波大学を受ける前に社会・国際学群に行くか、情報学群に行くかで迷っていました。もともと私の興味・関心分野は広く、情報以外にも国際関係にまつわることに興味があったからです。結局は社会・国際学群ではなく、情報学群に行くことに決めました。

 

ー海外インターンに行く前の学生時代について教えてください。

情報学群でメディアの勉強やプログラミングの勉強、知識情報学という学問を勉強していたり、部活は剣道をやっていたりしました。あとは、旅をすることが好きで時間があるときは自転車に乗ってよく旅をしていました。

(大学2年生の時に、自転車で日本一周をした

 

ー そこからどうして海外インターンに行こうと思ったのですか?

海外にはずっと興味があって、将来は海外で働きたいと思っていました。交換留学ができればよかったのですが、在籍している情報学群ですと、留学するならばアメリカや中国しか選べませんでした。私の場合はできれば興味のある東南アジアに行きたかったのですが、そうすると休学して自費留学になってしまいます。そのため留学は諦めていました。

大学3年生の就職活動のタイミングの時に、海外インターンを運営するGlobalWingの説明を聞きました。そこで海外インターンがあることを知り、これだったら働く経験も得られ、そこまで費用的に問題ではありません。さらには自分が能動的に動かなければやっていけない環境がそこにはあったので、受け身で勉強するより得られるものが大きい海外インターンに参行くことに決めました。

 

ーどうしてGlobalWingの海外インターンに参加されたのですか?

そもそも海外インターンを知るきっかけを作ってくれたのがGlobalWingであったので、参加を決めました。タイミング的にもすぐに決めて行きたくて、流れに身を任せて飛び込んでみました。GlobalWing代表の神田さんの講演を聞いて視野が広がったことを覚えています。

 

ー 東南アジアにもいろいろな国があると思うのですが、その中でベトナムという国を選ばれた理由はありましたか?

せっかく東南アジアでインターンを行うのであれば、ビジネスについて実体験で学べたらいいなと思っていました。それで経済が発展段階にあってアウトプットがしやすい東南アジアを考えたときに、東南アジアの中でも発展しすぎている国ではない。そして日本企業がいっぱい入っており、身を投じたときに自分が介在できる価値が大きくて、やるべきことも多い環境であったベトナムに決めました。

 

海外インターンでぶつかった壁とその乗り越えかた

ー ベトナムのインターンではどんなことをされていましたか?

WEBメディアの運営と企業や学生向けの海外研修を行っている、日系のスタートアップ企業で働いていました。業務内容としてはマスコミなどのメディアに近く、WEBメディアに記事を書いて投稿をしたり、法人に対してメディアに広告を出稿しませんかという営業をしていました。

あとは私がベトナムにいた時にWEB以外の領域で新聞やフリーペーパーの広告事業を立ち上げて、その広告枠を売っていました。

(M.T さんが毎朝通っていたバインミー屋さん。)

 

ー 現地で営業も行っていたということで言語面はどうでしたか?

英語を使う場面が半分以上であったため、実際に英語をビジネスの場面で使うという経験をすることができました。ベトナム語に関しては現地で勉強はしましたが、日常会話を習得することはできませんでした。

 

ー 海外インターンでの成功体験と挫折経験があれば教えてください。

インターンに参加して仕事を任せていただいているのに最初は全然成果を出すことが出来ませんでした。それが大変悔しかったことを覚えています。それでなぜ成果を出すことが出来なかったのかを考えました。

当時ただやみくもに営業に行けば、売上につながると思っていたんですね。甘かったです。全然ダメでした。でも性格が負けず嫌いでしたのでこのままの成果を出せていない状態でいるのが嫌でした。

営業をしていく中で、このやり方では全然だめだ、このやり方だとうまくいくかもと仮説と検証を繰り返し行うことで徐々に改善されていき、売上につながる営業を行うことが出来ました。私はチームで活動していたのですが、結果として立ち上げたばかりの広告事業を黒字にすることが出来ました。

 

海外インターンで何を得たのか

(M.Tさんの職場近くのホーチミン中心部)

 

ー チームというのはM.T.さん以外にどんなメンバーがいらしたのですか?

ベトナム人インターン数名、日本人インターン2,3人というチームで活動していました。

 

ー チームで多国籍の方と仕事をしていて、いざこざはなかったのですか?

ベトナム人と一緒に仕事をする中で、意思疎通をうまく取れない時がありました。そこで伝える側が順序立てて「こうしてほしい」と伝えて、それができない理由なども聞くことで最初と比べてスムーズに意思疎通がとれるようになりました。向こうの価値観と私たちの価値観が合わないことはあって、それも最初は理解することが難しかったのですが、チームでの仕事を互いに理解できるようになって、どう対処すればよいかの方法も身に着けることが出来ました。

 

ー 現地の方の仕事に対する意識はどうでしたか?

そもそもスタートアップの会社であったため、優秀な人が多くて、仕事に対する意識が高かったです。日本語を学びたいと言って働く人もいました。

ただ、仕事はどこまできっちりとこなすのか、言われたことをどこまで正確にこなすのかという面ではベトナム人と日本人の認識のずれはありました。そこはコミュニケーションをとる中でずれをなくしていきました。あとは仕事が終わった後はすぐに帰る方が多かったです。仕事は仕事、プライベートはプライベートと分けていた感じです。

 

ー 海外インターンを通じて学んだことは何でしたか?

3点あります。1点目はベトナム人と現地で働いたことで、どこでも自分はやっていけるという自信を身に着けることができました。サバイバル力というんですかね。

2点目はビジネス的な観点で言うと、営業を行っていたので営業に必要なコミュニケーション力を身に着けることができました。

3点目は違った国籍の方とのコミュニケーションをとる時に、まずは違いがあることを理解し、その上でどうやって互いの認識の違いをすり合わせることができるのかを学ぶことができました。

 

IT技術と何かを掛け合わせて新しい価値を生み出したい

 

 

ー 帰国後、就職活動を経験され、IT系のベンチャー企業に就職されることが決まっているそうですが、海外インターンの経験は就職先を選ぶ際にどのように生かされましたか?

情報系の会社で就職しようと腹を決めたのは、ベトナムでの経験がきっかけです。ベトナムで出会った社会人の方のお話を聞き、日本では最先端のIT技術を活用できるビジネス環境があることを知り、この業界に興味を持ちました。

就職先はITコンサルティングを行っている会社で、社員は300人くらいです。技術力の高さが大事だと思っていたので、最先端の技術を研究している会社を選びました。その入社先の新卒の職種は全員エンジニアであり、コンサルタントでもある。そこもいいなと思っていて、普通はエンジニアだったらエンジニアだけやるみたいな感じですが、ここだとどっちもできる選択肢があります。

現在この会社は海外には進出していないのですが、今後進出するのではないかと思っています。私は海外で働きたいという思いは強いのですが、すぐに働きたいとかではなくて、まずは実力を日本でつけてから自由に自分のやりたいことが出来るようになればと思っています。やはりベトナムに行って日本の技術力はすごいと思ったので、そこは日本で学び、それを海外で生かしていきたいです。

 

ー そして現在は何をされていますか?

ベトナムに行ってベトナム語ができなくて悔しい思いをしたので、今はベトナム語を勉強しています。あと、文化人類学の研究室に所属していて、日本に住んでいるベトナム人のコミュニティについて研究しています。文化人類学はベトナムに行く前から、もともと興味を持っていて、せっかくだから学生のうちはめいっぱい勉強をしようと思い学んでいます。

 

ー 来年就職されるわけですが、今後社会人としてどうなっていきたいですか?

IT産業がすごく伸びてきているので、きちんとIT技術を使った何かを身に着けていきたいと思っています。ITと何かを掛け合わせて新しい価値を生み出したものを世界に売り込んでいく、みたいなことを将来的にしていきたいです。

 

ー ここまでありがとうございます。最後にこれから海外インターンに行くことを検討している学生に経験者としての一言をお願いします!

学生の時に世界を見ておくことはマイナスにはならないと思います。海外インターンに行って何かをしたいという思いがあることがまず大事です。自分の中できちんと考えて「これをやりたい」という思いがあり、海外インターンに行くことを決めたなら、やりきってください。やり切った先に何かが見えてくるのではないでしょうか。

 

編集後記

就職活動前にふとしたきっかけで出会った海外インターン。その出会いがきっかけで海外インターンに行き、現地では大きな成果もあげられた。こうしたふとしたきっかけに対し、挑戦するかしないか。そして挑戦するだけで終わりではなく、選んだ選択に対してはきちんとやりきること。このようなM.Tさんのメッセージに大変刺激を受けたインタビューでした。

 

最後に、M.Tさんが参加した海外インターンを運営するGlobalWingとアセナビがコラボしてASEANでのインターンを近くするイベントを9月16日に開催することになりました。ASEANで実際に成果を上げてきたインターン生4名によるトークセッションに加え、キャリアの専門家への相談機会もある貴重な場ですので、ASEANでのインターンに興味のある方はぜひご参加ください。イベント概要記事はこちら。Facebookイベントページはこちら

ABOUTこの記事をかいた人

西山恭平

筑波大学4年。国際関係学専攻。 ASEANの著しく経済発展する姿に大きく魅力を感じ、アセナビにJoin。 アセナビを通じて多くの方々にASEANの魅力を知ってもらいたい。 2016年7月から約半年間ブルネイ・ダルサラーム大学に留学。現地では政治学、宗教学を専攻。尊敬する人はメジャーリーガーであるイチロー選手。