【アセナビ×タイモブ】世界を舞台に活躍するビジネスパーソンになるには?フィリピン留学とシンガポールでのインターンを通し半年間で圧倒的成長を遂げた 古川遼さん

2017.06.29

この記事は、海外インターンシップの挑戦機会を提供しているタイガーモブ(以下タイモブ)と共同で発信する特集記事です!前回の特集開始から約1年、新たにタイモブを通して海外で挑戦してきた学生をご紹介し、ASEANへ飛び出す若者をさらに増やすことを目的に、発信していきます。

フィリピンはセブ島で語学留学を経験したあと、シンガポールで日本の伝統食材を売り込む営業とウェブサイトの立ち上げを学生インターンとして経験された古川遼さんにインタビュー。
就職活動に疑問を持っている人に特におすすめの記事です。

≪プロフィール|古川遼さん≫

京都大学 総合人間科学部 3年次在学中。大学3年の夏に日本で就職活動をする中で今後のキャリアに疑問を持ち、半年間大学を休学し3カ月、フィリピンでの語学留学に参加した後、3カ月間、シンガポールで営業インターンとして勤務。現在はリモートでインターンシップを継続しながら就職活動中。

 

大学3年次を休学しシンガポールで挑戦

ー インターンに行ったきっかけを教えてください。

 

3年生の夏にサマーインターンに参加した際に、1週間で成し遂げられることは少なく、事業立案など社会で通用する確信をもてないものが多いと感じ、このまま社会に出ても価値を生み出せないと思いました。加えて海外に興味があったので、3か月間留学をしてそこで培った英語を使って3か月間インターンをするという形で探しました。

 

ー タイモブを選んだ理由、選んでよかったと思う点はありますか?

 

多様なインターン生と繋げてくれることですね。タイモブが生み出しているコミュニティは大きな魅力です。またインターン先が良かったです。

シンガポールのフードコートでタイモブ海外インターンシップ統括の古田さんと

ー インターン先にシンガポールを選んだ経緯を教えてください。

 

日本の文化を世界に伝えたいという想いがあり、その想いと会社の理念がマッチしたので決めました。ベトナムかシンガポールにオフィスがありましたが、アジアのハブのような場所かつ東南アジアの中でもっとも成長しているロールモデルでもあるシンガポールを最終的に選びました。

 

ー 3回生の秋で、周りと違う道に進むことへの不安はありませんでしたか?

 

特にありませんでした。今までとんとん拍子で大学まで来ていて、いきなり就職という選択肢が見えたときに自分がやりたいかもわからないことをして40年間過ごすよりも、ここで1年間しっかりと働くことについて考えた方が自分にとってプラスだという気持ちの方が、不安感よりも大きかったからです。

大学を休学するという選択肢は周囲の友人も当たり前のように取っていたので1年遅らせても全く問題ないかなと思いました。

 

ー インターン先の東南アジアにはインターン前に行ったことはありましたか?

 

旅行でしか行ったことがありませんでした。金銭的な面で東南アジアを選びました。アメリカやヨーロッパでインターンシップをしようとしても門戸は狭く、受け入れ先を見つけることはやや困難です。フィリピンのセブ島で留学して費用が安いことがわかっていたのですんなりとアジアを選びました。

 

留学と海外インターンを組み合わせるメリットとは

ー 英語を使って働かれていたとのことですが、、行く前は英語は話せましたか?

 

基本的な会話は話せる程度ですね。

全く英語が話せないわけではありませんでしたが、ビジネスで通用するほど流暢ではなかったです。TOEICのスコアでいうと、770点くらいでした。最終的に留学を通して950点までスコアを上げることができました。

 

ー 留学がいかに有意義だったかがわかりますね(笑)。語学留学がインターンで活きたと感じたことはありますか?

 

セブ島で学んだビジネス英語が役に立ちました。例えばシンガポールの大手百貨店の担当者の方と交渉をするときに弊社代表の通訳を担当できました。他にもビジネス英語を使って商談をする機会があったので、語学留学で学んだことがすぐに活用できたことが特によかったと思います。

 

ー 海外インターンに参加する人も英語ができる人ばかりでもないでしょうが、留学とセットにすると実践しやすいのですね。

 

セブだと3カ月で50万以下で行けます。費用はアメリカの語学留学での約4分の1で、英語をしっかり学んでからインターンに行った方ができることの幅は広がるので、オススメです。

語学学校のフェアウェルパーティー

 

サイト運営、商材契約…商社での営業インターンの醍醐味とは

ー では具体的にインターンシップについてお聞きしたいのですが、どのような企業で働いていましたか?

 

ウェブマーケティングの会社で、日本の会社の海外進出をウェブで支援する会社でした。日本では設立13年目でシンガポールではビジネスを始めて4年目です。そこで代表が日系企業の支援を行っているうちに、日本の伝統的な食材をシンガポールに持って行って卸してくれないかという依頼を頂いていました。私はその卸の業務をしていました。日本から仕入れた名産品をシンガポールのレストランに卸す、つまり商社のような機能です。

 

ー 具体的にインターンシップ中はどんな仕事をしていましたか?

 

高級店やカフェなどに日本の食材を卸す営業と、並行して2014年に凍結してしまったECサイトの再立ち上げを任されていました。

 

ー 具体的な1日のスケジュールを教えてください。

 

8時半から10時まで3つミーティングがあり、10時から11時半まで営業、11時半から14時まで食事やECサイトの作成、メールを送っていました。14時~17時半まで営業し、そこからまとめて提案書を作成して21時頃に帰宅していました。

 

ー 営業では1日何件ほど営業活動に行っていましたか?

 

飛び込み営業で3050件くらいです。

ですので、インターンを通して合計で1500件くらいになりますね。

 

ー すごい数ですね(笑)。飛び込み営業は1回の商談は大体何分くらいですか?

 

30件回って、10件まじめに話聞いてくれるところがあったらいい方で、残りの20件はマネージャー不在だったり、そもそも忙しくて無理とか。10件で1件につき15分くらいでした。

 

ートータルで何件の新規の受注を獲得しましたか。

 

最終的な成果として、取引先を3件から30件にすることができました。

現在は遠隔で獲得した既存顧客にメルマガを配信していますね。

これからはメルマガを通じて顧客を増やしていこうと思ってます。

 

ー 営業している中で難しかったことは何でしょうか。

 

自分が提案している商材に興味が持てず、気持ちを込めて売り込むことに苦労しました。

 

まず日系企業を訪問しましたが、レストランにとって食材は非常に重要です。

 

例えば、食材が少しでも痛んでいたらだめになってしまうので、売る側にも責任があります。私が売っていたのは抹茶と日本酒と鰹節でした。抹茶は京都の宇治抹茶で、京都出身ということもあり宇治抹茶といういいものを伝えたいという気持ちがありましたが、日本酒と鰹節に関しては製造過程も知らず、日本酒もそんなに飲まないので、営業するなら自分が勧めたいものが商材でないと難しいと思いました。

 

ー 他社でも抹茶などの商材を売り込んでいると思いますが、他社の商材との違いは何ですか?

 

抹茶に関して言えば味の質の違いです。100年以上、こだわりの製法で作り続けられてきた抹茶ですので高価ではありますが、実際にその場で試飲をしてもらってその美味しさを伝えていました。

 

他のサプライヤーさんは一杯1ドルくらいで作れる商品が、私の会社では一杯50セントくらいでこれだけ質の高い商品が作れますと売り込みました。

加えて、ベトナムでカフェを営業しているので、実際に売り出している抹茶のメニューとレシピを紹介して、それを出せると勧めました。日本酒に関しては、接待だと珍しいお酒が喜ばれるということもあって、そこの酒蔵のお酒はうちでしか卸していないということを推しましたね。

 

ー 一方で、営業している中で嬉しかった瞬間はありましたか?

 

お客様に、「古川君が卸してくれた抹茶が最近人気だよ」と声をかけていただいたときにやりがいを感じました。また、シンガポールで日系の飲食店を経営している人たちは志の高い方が多かったので、そのような方々とお会いでき、今後の飲食業界について熱く語っていただけたのは良い経験でした。

 

学生インターンとしての葛藤とその先にあったもの

ー ではインターンにおける成功体験を教えてください。

 

成功体験というよりは、まずインターン先の企業を選んで良かったということです。学生であるにも関わらず、私1人に卸しを全て任せていただいて、価格設定から仕入先、配送手段まで全て自分で責任を持って決められたことはとてもいい経験でした。また、飛び込み営業で1500件顧客を訪問したことは自信に繋がりました。

特にお世話になったお客様、インターン先企業代表と

 

ー インターンにおける挫折はありましたか。

 

全く売れない時期があったのが一種の挫折経験でした。最初に日系企業に営業に行き、「サプライヤーです、うちの商品置いてくれませんか?」と言ってもどこもYESと言ってくれない。卸を始めて2年足らずで、抹茶、日本酒、鰹節の3つしか商材がない、かつ価格も比較的高い。更に学生で責任能力もないとなると買ってくれるところが当然ですがほぼありませんでした。でもいたずらに営業にはいかないとならなくて、主体的に行動することが難しい時期があって辛かったです。

 

ーそれでも結局辞めずに続けて売れるようになったんですよね。売れ始めたきっかけは何でしたか。

 

値段設定が問題だと気づいて、グリーンティーという砂糖と抹茶を配合した安い商品を出して、比較して伝えると売れるようになりました。また顧客へのヒアリングを大事にしましたね。インターンの終わりに近づくにつれてお客さんと信頼関係を構築したことで売れるようになったこともあります。

 

ー 具体的にどのようなヒアリングを心がけていたんでしょうか。

 

相手が本質的に何を求めているのか、どういう課題を抱えているのかを聞くようにしていました。もちろん、初めからできていたわけではありません。

 

初めは時間もなく、その中で結果を出さないといけないという焦りがどうしてもありました。

なので営業に行っても、商材を最初から売り込んでどのように利益が出るのかを一方的に説明していて、相手が何を求めているのかを全く聞いていませんでした。

そこでこういう部分で悩んでいるということを解決するとか、相手の悩みにフォーカスしました。何を課題にしていて、自分に何を求めているのかを見つけるということが重要だと気付きました。

 

海外インターンを経て見えた今後の展望

ー 将来は具体的にどんな社会人になっていきたいですか。

 

今後は起業するなら海外でしたいです。そのためにもすぐに海外駐在をさせてくれる企業をベンチャーも視野に入れて探しています。

 

ー 日本のインターンではなくて海外インターンに行った良さは何ですか。

 

やはり英語を生かせることと、実際に海外で働いている社会人と会う機会が多くあるということです。あと、若いうちから海外を見られることは重要な経験ですね。海外からみる日本と、海外からみる海外を見られたことが良かったです。

マリーナベイサンズと古川さん

 

ー ありがとうございます。最後に、インターンにこれから参加したい人へのメッセージをお願いします。

 

お金ももらえて経験もできてとなると、海外インターンをしない理由がないです。3カ月日本で生活するくらいなら海外で働く経験をした方がプラスかなと思います。

 

取材後記

安易に就職せず、今後の長い人生を見据えて海外インターンシップに参加された古川さん。いかに自分の方向性とマッチした企業で働けるかが、インターンシップであれ、実際の就職であれ大切だということを体現してくださったように感じました。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

奥山 りつ

立命館大学国際関係学部2年生。 大学1年生時に参加した日本ミャンマー学生会議でアジアの雰囲気の虜となりました。今まで訪れたアジアの国は、ミャンマー、中国、シンガポール、マレーシア、タイ、ネパール、カンボジア。目標は大学卒業までにASEAN10ヶ国全てに訪れること。アセナビを通してアジアの魅力を存分にお伝えしていきます。