2017.06.27

この記事は、海外インターンシップの挑戦機会を提供しているタイガーモブ(以下タイモブ)と共同で発信する特集記事です!前回の特集開始から約1年、新たにタイモブを通して海外で挑戦してきた学生をご紹介し、ASEANへ飛び出す若者をさらに増やすことを目的に、発信していきます。

ベトナムで約1カ月インターンをされた資延美咲さんにインタビュー。

インターン以外にも上海で生活した経験とカナダに10か月間の留学経験を持つ彼女が、なぜ海外インターンを決め、何を得たのか伺った。

≪プロフィール|資延美咲(すけのべみさき)さん≫

関西外国語大学外国語学部5年次在学中。

中学3年までを上海で過ごし、漠然と将来海外で働くことを考える。大学3年次にカナダへ10か月間留学し、帰国後すぐ「不動産」×「IT」を軸にベトナムで事業を展開するスタートアップ企業のインターンを1か月間経験。現在はその経験を活かし日本で就職活動中。

 

留学から帰国し、まもなくインターンに挑戦

ー インターンとして働くまでの経緯を教えてください。

 

中国で生活を送っていた際に父の働く姿に憧れを抱き、漠然と海外で働きたいと思うようになりました。大学3年次にカナダに1年間語学留学に行っていましたが、大学の正規の留学ではなく語学学校に通っていたことに引け目を感じていたんです。

他の大学生と違う経験をすることで差をつけたいと考えていたことから、海外インターンに興味を持つようになりました

 

ー いつインターンに参加することを決めましたか?

 

2016年の7月上旬に留学から帰ってきて、日本から今すぐ飛び出したいと思い、夏季休暇中に参加できるインターンを探して8月中旬に出発しました。

 

ー本当に短時間で決められたんですね。タイモブを選ばれた理由や選んでよかった点はありますか?

 

いつでもインターン生を受け入れていて、すぐにインターンを開始できる点と、将来について相談できるコミュニティがある点魅力的でした。

 

ー インターン先にベトナムを選んだ理由を教えてください。

 

留学先のカナダは先進国で生活も快適だったため、インターンではあえて苦労したいと思い、ベトナムのような発展途上国を選びました。その意向をタイモブの担当者に伝えた所、私のインターン先が偶然見つかりました。

 

ーではインターンの具体的な業務内容を教えてください。

 

主に2つの業務を担当していました。1つ目はベトナムで不動産投資をしたいと考えている日本人に向けてブログで物件情報を発信すること、2つ目はベトナムの新しい物件を紹介するホームページ作成です。オフィスで記事作成に集中するマーケティングが中心の内容でした。

 

ー なぜ「不動産」×「IT」をテーマにしている企業を選ばれたのでしょうか。

 

すぐに受け入れてくれる企業を探していました。

もともとインドのホテルでインターンする予定でしたが、ワーキングビザ取得に時間がかかり、すぐには開始できないということで急遽ベトナムのインターン先の社長さんに連絡を取っていただき、その日のうちに決まりました。

 

ー 1日の具体的なスケジュールを教えてください。

 

9時に出社し、朝礼がありました。社員1人ずつが1日の目標設定を発表して仕事に取り掛かります。業務終了時間は18時でしたが、仕事が多い日はそれよりも遅い時間まで働くことがありましたね逆に早い日は、マッサージに行ってリラックスしていました。インターン中はオフィスの横に日本人の支社長と住んでいたため、通勤はとても楽でした。

 

海外インターンならではの苦悩

 

ー インターン中に苦労した経験はありますか。

ベトナムインターン中に参加したチャリティーキャンプにて子供たちと一緒に

ベトナム人社員に仕事を伝えたのに、伝わっていなかったり忘れられていたりして仕事が思ったように進まず苦労しました。

また、多言語対応(英、中、日)のホームページを0からつくるという大きなプロジェクトを社長に任せてもらいましたが、ホームページのレイアウト知識が全くなかったんです。東京にいるエンジニアとオンライン上で連絡を取り合いながら作成していましたが、もともと計画を立てる習慣がなかったため予想よりも時間がかかり、完成する前に帰国の日を迎え、引き継ぎすることになってしまいました。

 

カナダでの10ヶ月の留学中は本当に楽しく、一回も帰りたいと思いませんでした。コミュニケーション能力と環境適応能力には自信があり、友達との交流には困らなかったからです。

しかし、インターンとなると、仕事を期限までに終わらせないと他人に迷惑がかかってしまうという責任感とプレッシャーがあり、逃げ出し帰りたくなった時がありました。

 

ー どのようにその気持ちから抜け出したのでしょうか。

 

たまたま別の会社でインターンしている日本人の学生と食事をした機会に溜まっていたつらい気持ちが吹き出し、その子の前で号泣してしまいました。

そして、「資延さんは、相手に求めすぎだよ」というアドバイスをしてもらい、この言葉が私を変えるキッカケになりました。

自分でもうまく同僚に伝えられていないという自分に対する歯がゆさを抱えていることに気づいていましたが、人に話したことでより悔しさを実感し、伝わりやすい言い方やリマインドを積極的にして、もう一度頑張ってみようと思えました。

 

ー どのように行動を改善しましたか?

 

「いつまでにこの仕事を終わらせてほしい」と根気よくリマインドしたり、小さなゴールを作って、モチベーションを上げようと試みたりした結果、インターン後半からは同僚との連携がスムーズになり、ブログを書き上げる速度が上がりました。

 

今に活きるインターン経験

ー インターンでの経験は今にどう活きていると思いますか。

インターンで、自分のタイムスケジュールの甘さが原因で痛い目にあったので、自分でタイムスケジュールを細かくつける習慣が身につきました。その習慣が活きて、自分の就活の際に役に立っています。例えば、内定が欲しい会社を受ける際に、いつまでに何をすればいいかなどを逆算し、筋道を立てて対策をすることが出来ました。

また、インターンに参加したのは1か月でしたが、10か月の留学よりも苦労した経験が多いので、感情をこめて話せるエピソードが多いです。というのも、留学経験を持つ人は多いですが、海外インターンに参加した人はまだ珍しく、加えて失敗体験を今にどう生かしているかを一連のストーリーで伝えることで信憑性が高まるからです。

ー 就活のお話が出ましたが、具体的にどのような会社で働きたいと思っていますか。

 

今受けている会社や内定を頂いた会社はすべて海外と関わりがあります。絶対に海外に行くぞという気持ちで就活してますね。

私は文系ですが、輸送機器のメーカーを中心に受けています。なぜなら、中国に住んでいた時に感じた日本製品の素晴らしさ誇りに思っているからです。輸送機器部品を選んだ理由は、日本の輸送機器部品のメーカーは海外と切っても切れない関係なので、日本の技術を世界に伝えることができるからです。

 

ー最後にこれからインターンする人に向けてのメッセージをお願いします。

 

2点あります。1点目、しっかりと目標を持って参加してほしいです。私は目標を明確にしていなかったことで、形に残る成果を残すことができなかったと考えているからです。

2点目に業種や国は、あまり関係ないと思います。私のように興味のなかった業種でも、インターンだからこそ参加できますし、新たな可能性が見つかるかもしれないと思います。

 

編集後記

資延さんのお話から、いかに失敗体験がその後の生活の糧になるのかを学びました。中国での生活と留学で身に着けた環境適応能力とコミュニケーション能力では太刀打ちできず、責任感とプレッシャーで逃げ出したくなったという言葉が印象的です。

留学とインターンの違いを分かりやすく表していますし、インターンを通しての目標を自分の中で明確にしてから参加することが必要だったという気づきは、どんな新しい挑戦にも生かせる教訓だと感じました。