【アセナビxタイモブ】ベトナム短期インターンで社会の価値観の違いを学ぶ!奥田紘子さん

2017.06.20

この記事は、海外インターンシップの挑戦機会を提供しているタイガーモブ(以下タイモブ)と共同で発信する特集記事です!前回の特集開始から約1年、新たにタイモブを通して海外で挑戦してきた学生をご紹介し、ASEANへ飛び出す若者をさらに増やすことを目的に、発信していきます。

ベトナム・ホーチミンで約1ヶ月インターンをされた奥田紘子さんにインタビュー。
これまでベトナムでのインターンの他に国内での活動に加え、英国留学やインドでのインターンを経験されたが、その行動力の高さも含めてお話をお伺いした。

<プロフィール|奥田紘子さん>
奈良女子大学文学部卒業。小さい頃から漠然と海外に興味を持ち、大学1年冬から卒業まで外国人観光客向けに観光案内を行う学生団体「奈良学生ガイド」で活動。大学3年次に、ベトナム、ホーチミンのクリエイティブエージェンシーにて約1カ月インターン。インターン後すぐにイギリスへ1年間交換留学で国際関係学を専攻。帰国後、就職活動を経て人材紹介会社へ内定。その後入社までの時間を利用してインドの人材紹介会社でインターンを経験する。

英語コミュニケーションのファーストステップ

ーベトナムでのインターン以外にもたくさん経験されていますが、インターンに行くまではどんな学生生活を送っていましたか?

もともと私は好奇心が強い人間で、海外に対する興味から、学生のうちに英語が話せるようになりたい、海外の人と関わって日本の外の様子を直接彼らから聞きたいと思っていました。そこで、1年生の冬に奈良市が運営する「奈良学生ガイド」という団体に入団し、英語を使って観光案内をしていました。

ー英語で観光案内!その頃から英語は話せたのですか?

その時は英会話教室に通っていたこともあって簡単な会話程度なら話せました。ただガイド業務では寺社仏閣の知識などを頭に入れないといけなかったり英語でメールを書いたりするのでその当時は大変でした。それでも観光客の方に日本、奈良の文化について知ってもらい喜んでもらえることはとても嬉しく、英語を学習するモチベーションも上がりました。英語を話せる、使えるようになるためのファーストステップとして、この団体での活動は大きな意味があったと思います。

ーインターンや留学をされる前から海外とのつながりがあったのですね。1年間のイギリス留学の前にベトナムに行かれていますが、その経緯を教えてください。

実はイギリスへの交換留学が確定したのがベトナムインターンを決意したことよりも先でした。学期の終了後と出国の間に2カ月ほど何もない期間があり、この時間をどう過ごそうか考えていた時に、タイモブの説明会に参加し、タイモブスタッフの菊地さんと古田さんとお会いしてお話ししたことがインターン参加のきっかけですね。

正直はじめは東南アジアでインターンなんて考えたこともありませんでした。ですが、その説明会でインターン経験者の登壇者で学生インターンが100件営業をとってきた話や『サムライカレープロジェクト』の話、他にもインドで営業としてかなりの成果を上げてきた人の話を聞き、学生でもそんな大きな体験ができることにすごく衝撃を受けました。しかも参加者の方々はアツい人が多かったんです (笑)!それがとっても新鮮で、東南アジアでのインターンに興味を持ちました。

日本で外国人と接する機会も多かったことからか、将来漠然と海外で働いてみたいと思っていたので、本当に働きたいのか、それともただの憧れなのかを知るために実際に働く経験をしてみようと思い、インターンに応募しました。

ーいいですね!実際に行ってやってみないと何もわからないですもんね。

はい、私って結構気持ちで動いちゃうので、インターンでもなんでも不安より「知りたい!」「やりたい!」という気持ちが先行して行動するタイプなのですよね。で、行ってから色々問題に直面しちゃうんです(笑)。 だからインターンも迷う前に応募しちゃいました。

ー考えるよりも先に行動に移してしまうんですね。インターン先とベトナムを選んだ理由を教えてください。

私がインターンした企業はクリエイティブエージェンシーで主に日本企業のPRを行っているのですが、日本の伝統工芸を海外に発信する自社メディアサイトも運営していました。私の業務内容はその伝統工芸品を作っている人の取材資料を英語に翻訳し、記事としてメディアに載せることでした。

留学前の1ヶ月程しか活動できなかったので、新しいことを始めるよりも奈良での観光ガイドとしての経験、日本の文化を伝える活動の経験を活かせる仕事をしようと思い、、その企業を選びました。

 

現地で知れた “社会主義国”に住む人々の国民性 

ー短い期間の中でインターンの価値を見出すためには今までの経験が活かせることをしようという思いでその会社を選んだのですね。インターンでの学びを教えてください。

約1カ月という短期間の中でありましたが、日本にいては気づけないことに気づくことができましたね。インターンは私ともう一人日本人の学生がいて、その人はデザインの勉強をしている方でした。その人はデザインの仕事ももらえるのですが、私は当然翻訳業務のみ。彼女の裁量が増えていくのを見て、やはり英語が話せるだけではダメだなと感じました。

ベトナムの屋台で友人と

ーよく英語を話せることだけではだめと聞きますが、それを実際に体験されたんですね。他にはありますか。

はい、私はインターンの後すぐにイギリスで国際関係学を学んだのですが、ベトナムでの経験のおかげで自分の社会に関する視野が広がったと感じます。ベトナムは社会主義国じゃないですか。私がベトナム人の知り合いと話していると社会主義体制に不満を持つこともあるけれど、生活も守られ、治安もよく、このままでも満足しているという意見を持つ人もいるのですよね。

私たち日本人や私のクラスメイトは欧州の国々からの学生で、民主主義国ですよね。そのような環境で私がベトナム人の意見を聞いていたことによって、違った視点を持つことができたように思います。

ー具体的にどんなことを授業でされていたのですか?

授業で「アフリカに民主主義は根付くのか」という題でディスカッションをしました。欧州からの学生の多くは民主主義というのは絶対的善で、「一人一人が権利を持ち、意見・主張を伝えるべきだ」「民主主義こそ理想的な状態だ」と考え、欧米主導ですすめるべきだと主張する学生もいるのですが、私は「これまで違う体制で何十年何百年も過ごしてきたのに、突然民主主義を採用して大丈夫?」というような視点でも考えるようになりました。私も民主主義を支持していますが、突然、半ば強制的に導入するものではないですよね。

これはベトナム人と話していた時に、「タイのように民主化して治安が悪くなるくらいなら、生活が守られる状態の方がいい」という意見を聞いたことから気づきを得ました。人々にとっては制度うんぬんよりも生活が守られて、安定していることが最優先なのではないかと。

私は世界には様々な社会や体制があることを知り、ベトナムでの生活のおかげで、イギリスで学びながらも、欧米中心的な考え方に少し疑問を持てるようになったかと思います。もしベトナムでの経験がなかったら、欧米で考えられていることが一概に正しいと思いこんでしまっていたかもしれません。

ー実際に違う社会に行って知ることは何よりも説得力がありますね。


留学先にて。様々なバックグラウンドを持つ友人たちと夕食。

様々な国での経験を経て

ー帰国後、就職活動をされていましたが、どのような企業で働く予定ですか?

人材系の企業で働く予定です。他にも何社か内定を頂いてはいたのですが、チャレンジができる環境で、将来的には国内外関わらずどこでも生きていける人間になりたいと思っていたので、今の会社に決めました。まだ大きくはないですが、アジアにも事業を展開していて、これから自分次第でたくさんのことにチャレンジできるかと思います。

ーでは長年の夢であった“海外で働く”ということに一歩近づいた感じがしますね。その会社ではどんなことをしてみたいですか?

海外で働きたいという思いは今でも強いです。とくに海外拠点の立ち上げに関わりたいです。そのためにはまず、日本でしっかり知識や経験を積んでいきたいですね。


ー奥田さんは学生時代、インターンを含めてとてもアクティブに行動されていましたが、最後にインターンに挑戦しようか迷っている学生に対して一言アドバイスをお願いします。

はい。学生としての魅力は自由であることだと思います。

社会人になって年齢を重ねるごとに仕事、家族、両親、子供など、責任も出てきて自由度がだんだん少なくなりますよね。だから学生のうちにたくさんのことに挑戦する方が良いと思います。

インターンに関して言うと、とりあえず行ってみるのもありだなって思いますね。私はボランティアやインターン、留学など興味があったらすぐに行動してしまうのですが、行ってから、行くと決意してからもちろん問題に直面します。ただ、実際、問題に直面し、試行錯誤しながら解決してきた結果として、依然よりも成長した今があるので、行く、と決断してしまってから問題点について考えても良いのではないかと思います。インターンに行けない理由なんて探せばいくらでも見つかりますよね。サークル活動や勉強、卒論、語学力、資金面とか。

考えるべきことは、不安点を洗い出して、インターンや留学に実際に行くために今何をすればいいのか明確にし、実行することだと思います。

あとはモチベーション高く行動している人と会って話すのもいいのではないかと思います。私は2つ上の先輩によく進路や将来の相談をしていました。自分では無理だって思うときもあると思います。自信もないし。そんなと時は背中を押してもらえる人に会うのも大事だと思います。だからもし少しでも興味があるのなら、海外インターンを経験した方に話を聞いてもらい、背中を押してもらうことをおすすめします!

インターン先の社長(インド)は「自分を変えたければ環境を変える必要がある」ということをおっしゃっていて、海外インターンはまさにそれですよね。関わる人も環境も全く違うじゃないですか。インターンで得るものや環境は人それぞれですが、自分を変えるにはうってつけだと思います。

取材後記

私自身、一度海外インターンを考えたこともありましたが、語学力やスキル等のリスクを考えすぎて断念した経験があります。奥田さんは行くことに関して何も迷いは一つもなく、迷う前に行動するような、エネルギー溢れる方でした。今までやったことのないことを始めるのは迷いや怖さがあります。当たり前なことですが、それらは全く必要ないことだな、と改めて思いました。ただ、もし迷った時、自分に自信がないときにこのアセナビの記事を見て自分でもチャレンジしたいと感じていただければ本望です。

 

イベント開催!! 6/23

6/23日にアセナビ、タイモブ主催でイベントを大阪で開催します。
イベントでは3人のインターン経験者が登壇していただき、コンテンツを通して参加者のみなさんと海外インターンについて考えます!
イベントの詳細はイベントページをご覧ください。

登壇者の他、タイでのインターン経験者、フィリピン留学経験者、その他アジアに関わりのある方も参加します。興味のある方はお気軽にご参加ください!

また、当日はタイモブのスタッフも出席します!

ご参加の際は参加フォームに入力うえご参加ください。

 参加フォーム:https://goo.gl/eAUQvf
イベントページ:http://asenavi.com/archives/15938 

ABOUTこの記事をかいた人

藤井雄己

関西外国語大学英米語学科2年。初の海外経験がインドネシアでのボランティアでした。現地の人が親切でフレンドリーに接してくれたおかげでインドネシアが大好きになりました。2016年12月までフィリピン、アテネオデマニラ大学に交換留学。6月からはインドネシア、スマランのNGOでインターンシップ予定。観光旅行でだけは知ることのできないようなお話をお届けできたらと思います!