ついに5年目に突入!「この味でこの安さ!?」とミャンマー人からも評判の日本人経営レストラン KOSAN CAFE

ミャンマーブームが起こる大分遡った4年前に、日本人経営のレストランKOSAN CAFEはオープンした。

ヤンゴンの原宿とも言われる若者が集まる街、“HLEDAN”にKOSAN CAFE1号店がある。店に入ると、明らかにミャンマーっぽくない先進的な雰囲気の中で楽しそうに談話するミャンマーの若者達がいた。KOSAN CAFEが他の日系飲食店と異なるのは、ターゲットを安全に現地人にしている点である。値段も現地人にとって手が出やすい価格。またメニューも豊富で、美味しそうな料理ばかり並んでいて、選ぶのが大変である。

 

「日本人ターゲットにしても、500人程度の小さいマーケットだから、結局は水商売になってしまう。であれば、最初からマーケットの大きい現地人をターゲットに商売するのは当たり前」

そう語るのは、4年前より店を切り盛りする岡本正海氏。
彼が初めてミャンマーに来た5年前は、ミャンマーに来てビジネスを始める日本人は周りにごく少数であったという。
ミャンマーに来てレストランを始めた経緯を聞くと、彼はこう語った。

「僕に限らず、東南アジアでビジネスやってる人って、特別な理由なんてないと思いますよ。僕の場合は、日本で働いていたときの煮え切らなさですね。まぁくすぶっていたわけです。実力があって日本社会に合う人であれば、日本でもエキサイティングな経験できるでしょうけど、僕は無理だった。だから、自らスピンアウトして、ミャンマーでエキサイティングに生きることを選んだ。」

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そんな岡本氏と共に店を運営するのは、中村氏。大手不動産で働いていた中村氏は、たまたまミャンマー人と出会い、ミャンマーでビジネスをすることになる。2人が出会ったのは、大きな偶然からだった。

中村氏がKOSAN CAFÉ1号店で食事をしていると、岡本氏と目が合い、お互い韓国人だと思って最初は英語で話していたようだ。その場で息が合い、互いがやりたい店のコンセプトも一致し、共に経営することになる。スタッフの教育やメニュー作りなどの運営の部分は岡本氏が担当し、中村氏は経営を主に担当する。

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KOSAN CAFEがコンセプトとして掲げるのは、「ミャンマー人に最先端カルチャーを提供し、インターナショナルな風を感じてもらう」。なるほど、長い間鎖国のような状態の中で生きてきたミャンマーの若者にとって、非常に魅力的な場である。

ヤンゴンで最も賑わっている飲み屋通り“19St”に、KOSAN CAFE2号店がある。こちらでは、欧米人観光客が多く、日本人のお客さんも多いという。ミャンマーでビジネスをする多くの日本人に会ってきた彼らに、「ミャンマーで成功する人の秘訣」を尋ねたところ、「結局は、こういう環境だからこそ根性が一番大事」と答えた。

ミャンマーは、可能性が大きい一方、法整備が日本のようにきちんと整っていない上にローカルビジネスの力が強いため、外国人にとっては未だにビジネスがしにくい環境である。思い通りにことが進まないのが普通であり、ある意味「想定外が想定内」という場でもあるだろう。そんな厳しい環境の中、岡本氏は「絶対ミャンマーで生き残ってやる」という想いを実践してきた。

ミャンマーが民主化に舵を切る4年前からミャンマーと付き合って来た彼らのミャンマー人に対する想いはいかがなのだろうか。岡本氏はこう述べる。

「ミャンマーが国際社会に一員になると宣言したからには、ミャンマー人も変わらなければいけない。彼らが変わるという意思を見せるならば、僕たち日本人はミャンマー人を育てるというより、“戦いながら育てていく”ことが必要。このままでは、ミャンマーは外国人に全部やられてしまう。」

国の変革期を迎えたミャンマー。政府が変わると同時に、国民も変わらなければならない。岡本氏が長年スタッフと戦ってきたからこそ言える言葉であり、その裏にあるのはミャンマー人に対する愛なのかもしれない。

KOSAN CAFE_chinatown

現在、KOSAN CAFE3号店出店を計画中である。変わりゆくミャンマーと共に、KOSAN CAFEで賑わう人がこれからも増えていくのだろう。

ヤンゴンに訪れた際は、是非KOSAN Caféに立ち寄ってほしい。リーズナブルで美味しい食事とお酒、ミャンマーだけどミャンマーらしくないポップな雰囲気、笑顔の素敵な元気なスタッフ、そしてミャンマーと本気でぶつかってきた毒舌な関西人2人が待っている。

 

 

 

(インタビュアー•編集 鈴木佑豪)

 

 

《KOSAN CAFÉ関連情報》
•『ミャンマーでカフェをしてみたら★ブログ』
 http://blog.goo.ne.jp/hledan

•KOSAN CAFÉ Facebookページ
    https://www.facebook.com/KOSAN.MYANMAR

《店舗情報》
①<KOSAN CAFE @ HLEDAN>
HLEDAN BUS STOP(YANGON-INSERIN ROAD)から徒歩3分。
ヤンゴンの原宿 U TUN LIN CHAN STREET に面しています。
営業時間:9:00-23:00(年中無休) / 路上駐車OK(場所があれば)

②<KOSAN 19th STREET BAR @ CHINATOWN>
CHINA TOWN(LAHTA TOWNSHIP)のMAHABANDULA通りから
19th STREETを北上し徒歩3分。進行方向右側です。
営業時間:11:00-MIDNIGHT(年中無休) / 駐車場なし

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ABOUTこの記事をかいた人

アセナビファウンダー。慶應SFC卒。高校時代にはアメリカ、大学2年の時には中国、それぞれ1年間の交換留学を経て、いまの視点はASEANへ。2013年4月から180日間かけてASEAN10カ国を周りながら現地で働く日本人130名に取材。口癖は、「日本と世界を近づける」