日本の大学を中退し、単身タイのタマサート大学へ !! 東南アジアに恋した大学生のリアル

2017.04.11

初めまして!現在タイの国立タマサート大学、国際教養学部に正規留学生として通う西田です!自分は日本の大学を中退して、タイの首都、バンコクの大学に通っています。

「なんで日本の大学を中退してタイの大学?」 と思われる方がたくさんいると思うので、ここまで来るに至った経緯、自分がどういう人間なのか、タイの大学での生活など自分のことをすべてさらけ出したいと思います!

バンコクに正規留学するに至った経緯

小学校の頃からずっと続けてきた野球で、高校時代は朝から晩まで365日野球に追われていました。もちろん日本から出たこともなかったし、そんなことも考えつかなかった高校時代を送っていました。唯一の得意科目だった英語をひたすら勉強していたのを今でも覚えています。

大学入学後は、念願だった彼女ができたこともあってバイト、ひたすら遊び続ける怠惰な日々を送っていました (笑) 。そんな中転機が訪れたのは大学生活が一年過ぎた頃、何が自分をそうさせたのか、アメリカに一年留学することを決意します。理由は今でも分かりません、ただ怠惰な生活をただ送る自分自身に嫌気が差したんだと思います。

アメリカ、西海岸、オレゴン州のポートランドでの生活は毎日がとても刺激的でした。全く異なった文化、考え方、バックグラウンドにどんどん自分がのめり込んでいくのがわかり、充実した日々を送っていました。毎週末友達のホームパーティーに行ったり、大学の野球チームで本場の野球をしたり、韓国人の彼女ができたり、本当にいろんなことがありました。

 大学の野球チームで本場の野球を経験

そんな中自分が一番興味を示したのがタイ人でした。その頃は “微笑みの国” と呼ばれていることくらいしか知らなかったタイですが、知り合ったタイ人は皆いつも笑顔でフレンドリーで穏やかでした。他の国の友達とは違い、タイ人の友達といるときだけ時間がゆっくり流れるような、僕自身をも笑顔にしてくれる独特の感覚、雰囲気があり、いつの間にか行ったことのないタイが大好きになっている自分がいました。

そんなこともあり、帰国後すぐに各国に帰ってしまった友達を訪ねるべく東南アジアへ旅に出ました。タイ、カンボジア、ベトナム、ラオスと約2か月間一人で旅をする中で色んな人に出会い色んな文化に触れ、気が付けば自分は東南アジアに恋をしていたのです。時間がゆっくり流れるような、だけどもパワフルで活気に溢れているような東南アジアに。

ここで僕は、日本の大学を中退して、大好きなタイの大学で東南アジアについて勉強するという一世一代の決意をします。もちろん友達、親、大学の教授には最初は反対されました。もちろん自分自身、タイでの生活に不安がなかった訳ではありません。ただ、他のことが何も手に着かないぐらい、四六時中東南アジアのことを考えてる自分がそこにはいて、この思いを先送りにしたら絶対後悔するという気持ちがどんどん強くなってるのが分かり、いつの間にか周りの全員を説得してタイで単身大学の入学試験をタイ人と共に受験している自分がいました (笑) 。無事大学には合格し、現在の自分がここにいます。

野球で培われた精神

1ヵ月間インド、ネパールを旅した時のインドの砂漠

「日本の大学を辞めてタイの大学に来るぐらいぶっ飛んでるのに、意外と普通だね(笑)」とよく言われます。別に色んな会社でインターンしたり、学生をやりながら起業したりする意識が高い人間でもなければ、サークルの部長で、友達は星の数ほどいますだったり、どんな人でも初対面からガンガン話せますというタイプでもありません。

むしろ人見知りです(笑)。きっとほとんどの日本の大学生と同じような感じで、普通の大学生です(笑)。そんな中で自分が他とは少し違うかなと思うのが、野球で培われた負けず嫌い精神、何に対しても貪欲なハングリー精神、そして何より好き嫌いがはっきりしていることです。

アメリカにいる頃自分がよく言われたのが 「けいすけは日本人ぽくないね」 でした。日本人特有のノーとは言えない感覚には僕にはありません(笑)。好きなことには 「イエス」、嫌なことには 「ノー」 とはっきり言えます。それが高じてか、心の中で決めたことは絶対に最後までやり遂げるし、絶対に変えません。

逆に自分の感情がすぐに顔に出てしまうタイプなので嘘などつけないし、かなり不器用なところもあります。ただ総計しても自分はなんら他の日本の大学生と変わらない普通な大学生です。あと趣味はかなりの旅好きです。時間があればタイ国内、東南アジアなど旅に出ています。訪れた国はアジアだけでも約20か国、小予算でバックパックと共にいつも旅しています。

わくわくのタイ留学

同じ学部、同じ学科のタイ人友達と旅行

タイの大学生活ももう約2年が経ちます。最初はカルチャーショックもたくさんありましたが、現在はそんな環境にも慣れて学生をしています。あまりタイの大学というのも想像できないかと思いますが、大体は日本と同じです。それでも、タイの大学ではたくさんのカルチャーショックを経験しました。

例えば昨日まで普通の女の子の友達だったのが、次の日髪を短くして “彼女” と一緒に登校して来たり、3か国語話せるのが特別ではなかったり、BMWのマイカーで大学に登校してくる友だちがいたり、家がバンコクに3つぐらいある友だちがいたり、タイでそこそこ有名な女優の友だちと都心部を2人で歩いていると高校生に囲まれたり、テレビや広告でよく見る俳優が同じ学部で勉強してたり、2時間遅刻は当たり前だったりと、語り出したら止まらないくらいたくさんありました。

そんな日常兼非日常の大学生活を大量の課題と共に送っています!実際すごく大学生活は充実しています。実際約2年タイ人と毎日一緒に過ごしていると、嫌でもタイ語が話せるようになりました(笑)。

たしかにタイに来てからというもの、たくさんの知り合いや友達に 「なんでタイの大学なの?」 と何百回も聞かれました。きっと僕の選択は普通ではないと思います。実際自分のようなケースの学生はタイでもそんなにいませんし、誰も普通に考えて自分のように考える人自体少ないのかもしれません。

自分自身、将来に不安はありますが、その分楽しみもたくさんあるわけです。人と違う道を選ぶのは勇気がいるものです。色んな人に反対されれば自分の気持ちをも持っていかれそうになります。

高所恐怖症のくせに川にドボン

けれど人生は自分のものです。どんな人に何を言われようと自分の信念のまま自分の人生を進んでください。自分の人生を決めるのは最終的にあなたです、周りの友達、家族ではありません。周りの友達、家族のための人生ではありません、あなた自身のためのあなたの人生です。

自分の座右の銘でもある “過去に後悔するよりも、未来に不安になるよりも、今にわくわくする人生” を送りたいと自分自身思っています!これまでの自分の選択に後悔したことは一度もないし、自分が将来どんな選択をするのか、未だ見ぬ将来への期待、楽しみはたくさんあります。そして何より、今現在のタイでの生活一瞬一瞬に心躍らせ、わくわくしながら暮らしています。そしてこれからも。

以上、これが全てをさらけ出した僕自身です!ありがとうございました!




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西田圭佑

#タイ国立タマサート大卒 #正規留学生 #ベンチャー長期インターン #タイ全77県自転車制覇旅