2017.03.31

ジョホールバル特集の公開から約1年。この1年でも劇的に景色が変わりつつあるジョホールバルですが、今回は新たな激アツスポットを紹介したいと思います。

それはSUNWAY ISKANDARにあるSAKURA RESIDENCEです!!

SUNWAY ISKANDARとは!?

まず、SUNWAY ISKANDARとはシンガポールとジョホールバルを繋ぐSECOND LINKという橋を渡ってすぐの場所で進行中の開発プロジェクトです。シンガポールへのアクセスが良いだけでなく、三井物産がマスターデベロッパーを務めるMEDINI地区内にあるので名門インターナショナルスクール、LEGOLAND、ゴルフ場が隣接していることも魅力的です。

Photo from SUNWAY ISKANDAR

 

Photo from SUNWAY ISKANDAR

このプロジェクトが激アツだという情報を聞きつけ、急遽現場へ足を運び取材を敢行しました!車で移動していると、MEDINIやSUNWAY ISKANDARのロゴが見えてきました。それにしてもまだ未開拓の土地が続きます・・・

SUNWAY ISKANDARの基本的なコンセプトは自然との融和をテーマにしているという点で以前紹介したForest Cityと似ています。

しかしForest City が中国のCOUNTRY GARDENというデベロッパー主導であったのに対して、SUNWAY ISKANDARはSUNWAYというマレーシアのデベロッパーが主導しています。SUNWAYはマレーシアのクアラルンプールでも似たようなプロジェクトを成功させた実績があり、今回はジョホールバルにも展開しているということです。

マレーシアでも四季を実現!?SAKURA RESIDENCEとは!?

今回皆さんにお伝えしたいのは、SUNWAY ISKANDARプロジェクトの一環であるSAKURA RESIDENCEです。

SAKURAと名付けられていることからお察しの通り、日本でもおなじみの大和ハウスのマレーシア法人Daiwa House Malaysia Sdn Bhdが、SUNWAYとジョイントベンチャーDaiwa Sunway Development Sdn Bhdを立ち上げて協働で開発しています。

こちらがSAKURA RESIDENCEの完成イメージモデルです。特徴はまず、GATED REISDENCEであることです。ここだけがゲートで囲まれているため、高いセキュリティーとプレミア感を実現します。

次の特徴は二軒で1セットの家が分離独立していることです。マレーシアでは一軒家でも隣と連結している長屋が多いのですが、それだと窮屈ですし、何より火事の時は大変です。だからあえて一定の距離感を保っているのです。

最後の特徴として、SAKURA RESIDENCE全体を一周できるジョギングコースは場所によって桜の春、竹林の夏、紅葉の秋、雪の冬と四季を感じられるようにデザインされています。

こちらが模型です。こんな大きな一軒家をすぐ隣のシンガポールで実現するのは極めて困難ですが、ジョホールバルでは比較的容易です。

このSAKURA RESIDENCEのポイントはプレハブ式建設 (prefabrication:pre-“あらかじめ”fabrication “製作すること”)ということです。具体的には以下3つの特徴があります。

①Quality

プロの管理下にある工場で材料を組み立てた状態で輸送し、簡単な組み立て作業だけを現場に任せています。そうすることで、知識や経験の少ない外国人労働者でも隙間やズレのないしっかりとした家を建てることができるのです。日本にいると当たり前過ぎてその質の高さを実感できませんが、それが後に重要となってくるのです・・・

②Strength

自然災害の多い日本で蓄積したノウハウを活かし、丈夫な鉄骨を使用しています。

③Fully Sealed Home

熱や騒音を遮断する材料が使用されているので、年中暑くて開発が続くジョホールバルでも快適に過ごせるのです!

いざモデルルームを見学!

「百聞は一見に如かず」です。早速モデルルームを見学させていただきましょう!ゴルフカートに乗って優雅に移動です♫

5分ほどで(取材時点では)唯一のモデルルームに到着しました。


では早速玄関から中に入ってみましょう。まず玄関から入ってびっくり!玄関の隙間にラバーを貼って虫が入ってこないようにしているそうです。前述した①Qualityが高いからこそズレや隙間がないのです!
東南アジアは家の隙間から蟻や虫がよく入ってきていますから、ありがたいですね。

そしてテレビの右側の扉を開けるとゲストルームが!ゲストルームを用意するのは東南アジアの一軒家では一般的です。しかしこのゲストルーム、ただのゲストルームではありません。なんと!普段は写真上側のように机ですが、写真下側のようにベッドにも変身するのです!この限られたスペースを最大限に活用しようとする姿勢はさすがダイワハウスです!

この感動は文字と写真では伝えきれないため、動画も用意しました!

次には待ち構えていたのは開放感のあるリビングです!

このSAKURA RESIDENCEの中で一番驚いたのはこちら!何?日本庭園?

いえ、日本庭園も美しいですが、注目していただきたいのは窓です!よく見てください!網戸が貼ってあるのです!

「網戸がどうした?」と日本人なら思うかもしれません。しかしマレーシアのみならず東南アジアに「網戸」は一般的ではなく、基本的にプッシュ型の窓だけです。網戸を付けても雑で隙間があったり、むしろ光を遮断してしまうと思われてきたからです。

年中暑い東南アジアでは換気をしないわけにはいきません。そうるすると虫が入ってきてしまいますよね。しかも東南アジアはデング熱といった蚊を介した伝染病にずっと悩まされてきました。なのにプッシュ型の窓を開けっ放しにしているのです・・・

つまり、日本人にとっては隙間がなくて光を遮断しない網戸は”当たり前”の存在ですが、マレーシアでは”革命的”な存在なのです。いかに日本の家がきめ細やかに建設されているか実感できますね。これも①Qualityの高さを証明しています。

しつこいですが、日本人にとっては当たり前ですけどね・・・(笑) これは日本を外から見てみないと気づけない点ではないでしょうか。

ちなみにこのSAKURA RESIDENCEのターゲットは日本人よりもマレーシア人やシンガポール人に重きを置いているそうです。ぜひ日本の技術力を感じてもらいたいものです。

次はキッチンです。高い所の収納スペースも、身長の低い人でも届くように設計されています。

キッチンの上の壁やテレビ裏の壁もおしゃれなデザインで統一されています。

こちらはメイドさん用のキッチンです。マレーシアやシンガポールではメイドさんに住み込みで家事をしてもらうのが一般的ですが、メイドさん用の部屋にまでこだわっている家は少ないです。しかしSAKURA RESIDENCEはメイドさんにも通気性の良い快適な空間を提供しています。

それでは二階へ行ってみましょう。

二階にはなんと畳部屋が!しかも畳の下は全面収納スペースなのです!このスペースを有効活用しようとする徹底ぶりに感銘を受けました。

次は寝室です。ここでは、扉の隙間で指を挟んでしまわないように丸くしているとのこと!さらには寝室のみならず家全体が気密性・遮音性に優れた窓が使われているため周りの工事現場の音が一切気になりません!

さらにバスルーム付きの子供部屋は2部屋あります。こんな家に住める子供は贅沢ですね・・・

突然ですが、子供部屋の外にあるこの井戸のようなものは何のためにあるでしょう??

ランドリーボックスです!洗濯する服をここに投げ込めば、一階のメイドさんの部屋に届くのです!洗濯物を投げつけるようでメイドさんに申し訳なく感じるかもしれませんが、メイドさんとしてはわざわざ部屋まで回収しに行かなくて良いので便利だそうです。

以上が内装ですが、ちなみに周りはこんな感じです。(笑) しかし!この何もない状態から開発するという挑戦ができる環境こそがジョホールバルの魅力です!

日中投資合戦の行方は!?

イスカンダル計画の話となると、よく日本人の間では「日本vs中国」というテーマになり、「結局資金力やスピードでは勝ち目がないよね。」となってしまいがちです。

実際、SUNWAY ISKANDARの規模はForest Cityの1/3ですし、SAKURA RESIDENCEはその一部にしか過ぎません。2016年10月に開催した日本人向けForest Cityツアーでも「中国のデベロッパーだから質が悪いと思っていたがそんなことは全くなかった。」という感想を多くいただきました。

しかし、今回SAKURA RESIDENCEを取材させていただき、限られたスペースを最大限に活用しようとする工夫や、細かい配慮に関してはまだまだ負けていないと感じました。実際にForest Cityのモデルルームに扉への工夫や網戸はありません。

いかがでしたか?

この記事を通してジョホールバルの可能性や、ジョホールバルから見た日本の姿を感じ取っていただけたら幸いです。

お礼

今回の取材はDaiwa House Malaysia Sdn Bhd CEO/Managing Directorの宇杉さんに案内していただきました。ありがとうございました!