2016.07.28

2016.12.01更新

こんにちは。突然ですが、明日からアセナビ副編集長の僕はシンガポールに留学します。2016年7月25日から2016年5月15日までに、シンガポールを拠点にしてASEAN中の面白い情報を発信していきたいと思いますので、暖かく応援してくださると嬉しいです。

記念すべき初回は、そもそもなぜ僕が(卒業を1年延期してまで)シンガポール国立大学(NUS)への留学を選んだのかを紹介します。今から振り返ると、かつてSteve Jobsが言い放ったように、点と点が繋がって線になってきた気がします。前半はかなり個人的な内容ですが、後半に真面目な理由があるので、真面目な人は後半だけ読んでください。

原点は中学校にまで遡る

原点は2010年9月27日まで遡ります。

当時僕は中学3年生で、どの高校を受験しようかと悩んでいました。ちょうどそんな時、修学旅行先がシンガポールとマレーシアの公立高校を見つけ、「公立なのに修学旅行で海外にいけるなんて!」と感動した僕はすぐに第一志望に決めました。(今では修学旅行先としてシンガポールを選び、さらにNUSを訪問する高校がかなり増えています。)

15320260_642869352578832_1928358733_n(NUS MuseumとUniversity Townの食堂が日本人高校生の頻出スポットです。)

シンガポールとの運命の出会い

無事その高校へ合格し、高校1年生だった2011年1月16日、シンガポールを訪れることができました。

(2011年1月撮影、一番左が筆者)

(2017年1月撮影、奇跡的に母校の修学旅行生に遭遇!)

始めての海外だったので、興奮していたことしか覚えていないのですが、その時感じたのは「今まで学校で勉強してきた英語が、思った以上に通じる!」ということでした。

そして僕はシンガポールの多国籍な環境に惚れ込み、「またシンガポールに戻ってくる!」と決意して帰国したのでした。

インドネシアでの運命の出会い

その後は一気に高校3年生の大学受験まで飛びます。最終的には2013年4月、関西学院大学商学部に入学することに決めました。

高校生の時から「大学に入ったら海外へ!」と考えていたので、海外インターンを紹介するNPO法人AIESECを利用して海外インターンシップをしてみることにして、「またシンガポールに戻ってくる!」という決意を体現するためにシンガポールでのインターンシップ先を探していました。

しかし、当時の僕は無知な大学1年生でした。シンガポールでワーホリビザを取得できるのは世界大学ランキング200位以内の大学の学生だけだということを知らず、応募はしましたが、返事も来ず不合格になりました。(_)

(2016年7月現在ではそのフィルターは撤廃され、名目上は日本の大学全てが対象になりました。)

最終的にはインドネシアの中部ジャワにあるスマランで、2014年2月から3月末までの短期インターンシップが不本意ながら決まりました。

しかし、それが僕の運命を変えてしまったのです。

その時の僕が抱くインドネシアのイメージは、まさに服も着ないで裸で狩猟生活をしている感じでした。

ところがどっこい、いざ行ってみると絶賛経済成長中ではありませんか!絶賛経済衰退中の日本とは対照的に、インドネシアの生産年齢人口は爆発的に増加していて、「昨日より今日、今日より明日!」と明るい未来に胸をふくらませる若者ばかりだったのです!

Indonesia GDP出典|IMF “World Economic Outlook Database April 2016”より筆者作成

インターンシップの内容は、インドネシア人学生10名くらいと、日本、中国、韓国、ドイツ、イタリア、ロシアから来た学生が協同して地域活性化をするとかいう内容で、実際はインターンシップと言うよりボランティアでした。

一番印象的だったのは、インドネシア人学生達がミーティングの前に「とりあえず踊ろうか!」と突然踊り始めたことです。あまりに突発的でしたが、そんなインドネシア人の気質に僕は惚れました。

僕はもう一度惚れました。インドネシア人女子学生(以下、T)に。経過はかなり脱線するので、結果だけお伝えすると、お付き合いさせていただくことになり、一緒に日本に帰ることになりました。

いざ、桜満開の日本へ

帰国後は、Tに京阪神を案内しました。ちょうど2014年4月1日〜4月8日までの桜が満開の季節で、Tは桜のようにはかなく散って行きました。さてそこまでは楽しいのですが、いざ始まるのは国際遠距離恋愛です。
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Photo from GANREF

次はタイへ

経過を語り始めると脱線どころではなく迷宮入りするので割愛しますが、また結果だけお伝えすると、2014年8月からタイにある学校で、一緒に先生をするボランティアをしに行くことになりました。

なぜタイかというと、Tが1年前にタイにある学校で同じくAIESECを利用してボランティアをしていたからです。ちょうどタイの洪水、軍事クーデターを「現場の様子を自分の目で見てみタイ!」と思っていたので即決しました。

まずはバンコクへ。そこには大阪と同じくらい発展した大都会がありました。そこから学校があるシーサケートへバスで移動です。8時間ほどで到着したのですが、田舎過ぎてバンコクとのギャップに驚きました。

どれだけ田舎かとうと、夜は天然プラネタリウムが楽しめ、最寄りのセブンイレブンまでは車で30分、ネットはほぼなし、水は川の水、1日3回は停電といったきつい環境でした。ちなみにフィリピン人の先生でさえ田舎過ぎる環境がきつくて失踪したそうです。

しかしそこで「きついから帰る」なんて言っては日本男児ではありません。なんとか慣れて、僕は日本語、Tは英語を生徒に教えました。

まあ一人では逃げ出していたでしょうがTと、かわいい子供たちのおかげで乗り切れました。

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約1ヶ月半に渡るボランティアを終え、僕とTはラオス、カンボジア、バンコク、マレーシア、シンガポールを旅しました。

NUSでの約束

今更ですが、Tは大学に主席入学して主席卒業したとても賢い子でしたので、シンガポール国立大学(NUS)か東京大学の大学院への進学を希望していました。その流れで一緒にNUSを訪れたのですが、僕はまた惚れてしまったのです。NUSに。

だから僕はこう説得しました。

僕:「東大もいいけどさ、君が一から日本語を勉強するのは時間がかかるし、あと日本はイスラム教徒にとっての環境が整ってないからNUSの方がええんちゃう?NUSなら英語でいいし、僕も留学したい。だからいつか一緒にNUSに留学しようぜ?」

T:「たしかにそうだね。じゃあNUSに集合で!約束だよ!」

そう、この時僕と彼女は一緒にNUSに留学することを約束したのです。

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Photo from lifehacker

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。涙の帰国後、僕はすぐにNUSに留学する方法を調べました。

するとラッキーなことに、関西学院大学の交換留学先としてNUSがあったのです。しかも南洋理工大学(NTU)、シンガポール経営大学(SMU)もあるではありませんか!

その瞬間、僕の頭ではこんなことを考えました。

「マジかよ!僕のために用意されていたようなもんじゃないか!これで長期間Tと一緒に学生生活を楽しめるではないか!よし応募だ!」

思い立ったらすぐ行動です。無事NUSへの派遣が決まりました。

しかし、運命というのは残酷です。Tの浮気発覚です。約1年の交際に幕が下りました・・・

54be4e8d3776e9d465bb5d6ee5ab8e57Photo from Health and Beauty

僕は約束を果たし、NUSへの留学を決めましたが・・・取り残されてしまいました。あまりのショックで腸炎になってしまいました。

以上、これが「僕がシンガポール国立大学への留学を選んだワケ」でした。

ええーーー(;´Д`)そんな理由かいw

ーここまでが2016.07.28までの内容だったのですが、続編ができましたー

運命はまだ続く!

それ以降は、音信不通の日々が1年半続き、僕も忘れかけていた2016年6月、突然Tからの連絡がきました。なんと、「東南アジア青年の船」インドネシア代表に選ばれたとのことでした!(アセナビ読者の皆さんであればご存知の方も多いでしょうが、それに参加できることは、ASEAN業界ではかなり名誉なことです。)もうお互い時効だということで、シンガポールで再会することになりました。

そしていざ、2016年11月29日。約2年ぶりの再会です。緊張して前日の夜に金縛りを食らうほどでした。そしていざドキドキしながら再会してみると・・・お互い何も変わっていませんでした。

あいにく出航式には入ることができなかったので、その様子は「シンガポール日本人学校生徒、東南アジア青年の船を訪問」 (AsiaX) にお任せして、船がシンガポールからジャカルタへ向かう時に必ず通るスポットを、昨年東南アジア青年の船に参加したシンガポール人の友達に案内してもらい、お見送りしてきました。

こうして、一旦終わったかのように見えた関係は、再び動き始めたのでした。

やはり、

ええーーー(;´Д`)そんな理由かいw

と言われそうなので、後付ですがもっともらしい、真面目な理由を述べます。

まずはシンガポールという国を選んだ理由から。それは端的に言うと、良質なヒト・モノ・カネ・情報が集まる環境が整っているからです。

世界中から集まる優秀な学生とのネットワークを形成できる

Global-FacultyPhoto from NUS

ずばりシンガポールで留学もしくは働けるのは優秀な人だけです。それは上述した通り国が世界大学ランキングや、給料でフィルターをかけ、高度外国人しか受け入れていないからです。(単純労働者は全く別枠ですが。)

社会人になってからの関係はどうしても利害関係が絡んでくると思いますが、学生時代の友達は利害関係なしでいつでもフラットなはずで、そんなネットワークを世界中に作ることができるからです。

アジアの各国の宗教、文化、言語をまとめて学ぶことができる

MontfortJrRacialHarmony-e1438054237158Photo from IPS Commons

シンガポールは主に中華系(74%)、マレー系(13%)、インド系(9%)+その他(3%)からなる多民族国家であり、宗教もイスラム教、キリスト教、仏教、ヒンディー教など様々で、アジアの縮図をまとめて体験することができます。

さらにシンガポールはかつてイギリスの植民地であったこともあり、イギリス式の思想、建築物も残っているので、産業革命を起こしたイギリスも少し感じることもできるのです!

アジアビジネスの最前線に触れることができる

Singapore-Business-01Photo from Consumer Debt Group

シンガポールは多くの多国籍企業がアジア地域統括拠点をおくビジネスセンターです。私は商学部で勉強していますが、関西に住んでいると、東京の大学に比べて丸の内、大手町、六本木といったビジネスの最前線を見ることができません。

シンガポールは小国なのでそのようなビジネス街にすぐアクセスできるので、グローバルビジネスを肌で感じるには最高の国だと思います。(しょせんは見るだけですが、そこで働いている人の様子を見るだけでも刺激があると思います。)

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参考|JETRO (2015)「第4回在シンガポール日系企業の地域 統括機能に関するアンケート調査」p.11

ASEANのことはやっぱりASEANで学びたい

ASEANFlagWeb_default-920x430Photo from ASEAN

シンガポールや他の東南アジア諸国の歴史、経済、政治、宗教を学ぶには現地がベストだから。僕自信も将来ASEANで働きたいと思っていますが、そのためには現地のことを理解することが重要なのは明白であり、そのためにはシンガポールが最適です。

アジアNo1.と言われる大学の中身を見てみたい

最後に、NTUやSMUがあるなかでNUSを選んだ理由ですが、それはシンガポールNo.1、いやアジアNo.1になるからには何かあるはずだと気になったからです。

 参考 |Asia University Rankings 2017 (Times Higher Education)

以上、前半は個人的な理由でしたが、後半は真面目な理由でした。(厳密には一貫して真面目ですよ!)

これからはシンガポールから情報を発信していくので、次回もお楽しみに!

次回予告

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シンガポールの建国記念パレード(NDP51)を過ごしてみたら、泣けた。